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2013年11月

2013.11.30

「鉈切り丸」再見

11月29日(金) 「鉈切り丸」 13:00~ 於・東急シアターオーブ

 東京公演の初日(8日)に見て、2回目の観劇は大楽の前日。まあ、うまくバラけた、ということに。
 チケット取れすぎ、失敗、グスン・・・と思ってたけど(おかげさまで嫁ぎ先も見つかったものの)、でもこれは2回見ることで、少し評価アップかな。最初に見た時、えっと思った部分は、もう驚かないし(だいたいギャグ的なシーン)、ゆっくり、生演奏や舞台装置などを楽しむことができた。

 それより何より、やはり森田剛くんの魅力大。どうもJの方々が出演すると、チケット取りにくいという印象があって、あんまり見てこなかったのだけれど、大いに反省した。今後も見ていきたいぞ、と決意したのでありました。発声が綺麗だと思う。

 役者さんに関しては、初回と印象は変わらず。渡辺いっけい、山内圭哉、千葉哲也あたりの存在感は、こちらが落ち着いて見ていた分、さらに増してたように思う。宮地さんの比企尼は、これが高田聖子ならもっと笑ってたかな、と思うと、気の毒でもあり。

 最後の蓮池のところ。初回に見ていた時、突然蜷川演出「王女メディア」を思い出してた。生瀬さん出演というのもあったかも、だけれど、なんか似てる・・・というか、実の子を殺す(殺そうとする)親、じゃないか、などと。

 場面転換の手法はとてもよかったなー。だからさぁ・・・蛙の着ぐるみとかいらないよ(しつこい)。

 
 今回は21列(前回は10列)で、どちらも左ブロック。21列の方が全体を見るには良かったかも。ここは真ん中を貫く通路の後方なんだけど、その通路のすぐ後ろ・センターは当然招待席なのよね。コクーンと同じで。
 この日はV6の人が来て(イノッチと岡田くん?)、客席がものすごくザワついたので、ちょっとイライラするくらいだった。

 客席はチドリになってて、とても見やすい。ホワイエもゆったりしてるし、そうそう、ヒカリエに入ってからのエレベーターもすぐ来るから(終演後も同じ)、いろいろストレスが少ないのよ。

 来年の「いのうえ歌舞伎」もここだったっけ? なんとか見られますように。

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2013.11.27

上方落語の襲名披露公演!

11月20日(水) 「桂雀松 改メ 三代目桂文之助 襲名披露公演」 18:30~ 於・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

口上:(上手から)鶴瓶、円楽、文之助、南光、ざこば、雀喜(司会)
雀喜・犬の目、南光・行たり来たり、鶴瓶・かんしゃく、円楽・猫の皿--仲入り--ざこば・上燗屋、文之助・片棒

 ほぼ1年前、同じホールで狂言+落語「お米とお豆腐」を見た。その時に、襲名のことも話されて拍手したんだよねー。で、満を持しての披露公演。入場時にもらった本文20頁のパンフレットに公演リストが載っている。10月6日の大阪・サンケイホールに始まり、近畿、九州なども含めて(岡山と福山があるよ)、12月1日の新神戸・オリエンタル劇場まで。

 そういえば、東京でも舞台にズラズラ並ぶ襲名(真打昇進)披露は、あんまり見てないなぁ。記憶に残ってるのは三三さん(紀尾井小ホール)くらい。あと、もっと小さい会での披露はあったかな(なんか忘れていそう)。

 今日の顔ぶれも、私はほとんど名前くらいしか知らないながら、すんごく個性強そうというか、ただじゃすみません、てな雰囲気(笑)。まずは枝雀一門を代表して、南光さんによる文之助紹介から。
 次のざこばさんからすでに・・・不穏で一番上手にいる鶴瓶口撃。で、それを返したり。落語家の襲名口上って、こんな「お楽しみ」付きなんだね~。

 鶴瓶さんは話題になった「半沢直樹」で笑いを取る・・・だって、袂からネジ(箱入り)が出てくるんだよ。ホール名が「大和田」だし。テレビを見ていない人には、なんのこっちゃですけれど。

 口上の最後に、円楽さんの音頭で、東京風の三本締め。この口上全体が、なんというか、一つの出し物、という感じ。長年、高座に上がり、またテレビなどで活躍してきた人たちの、話のもっていき方のうまさを、つくづく感じたことでありました。

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なんだか久しぶりの演舞場

11月20日(水) 「さらば八月の大地」 13:00~ 於・新橋演舞場

脚本/鄭義信 演出/山田洋次 出演/中村勘九郎、今井翼、山口馬木也、木場勝己、檀れいほか

 これ、最初は見る予定じゃなかったんだけど、わりと評判がよさげだったのと、カンフェティで安く出てたので(しかも購入前に8列とわかったし)。
 山田洋次・演出、というのが、どーんと前面に出てた印象で、そういえば鄭さんの脚本なんだった、と思ったりするていたらく。

 歌舞伎座が開場してからは、ちょっと(かなり)演舞場からは足が遠のいてる。でも、歌舞伎座通いも落ち着いてみると、3階のお店が並んでるあたりのせせこましさをなんとかして! とちょっとストレスが。それを思うと、演舞場の2階のちょっとした空間はうれしいし、3階も幕間に座る椅子があるもんね。なんにしても、キツキツじゃなくて余裕の(無駄なような)部分は大事なんだと思うよ。

 で、「さらば八月の大地」。戦時下の満州、満映の撮影所が舞台である。もう日本の戦況が悪化しつつあるあたりから、終戦、引き揚げまで。勘九郎くんは、中国人のまじめな助監督。対する今井翼は日本から前任者と交代して行った撮影技師・池田五郎。喧嘩っぱやいというか、悪たれ(関西出身)。
 現地スタッフは中国語(池田は無神経に「満語」と言っていやがられる)だから、舞台の左右に縦長の電光掲示板があって、そこに日本語の字幕が出る。まあね~、このあたりの処理は仕方ないかもしれないけど、そんなに文字を見なかったな。中国語の雰囲気だけ出てればいいんじゃないの? 

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2013.11.26

万作家の狂言を楽しむ

11月23日(土・祝) 「万作を観る会」 14:00~ 於・国立能楽堂

小舞「貝尽し」内藤連 「名取川」中村修一 「蟬」野村遼太
狂言「悪太郎」万作(悪太郎)、幸雄(伯父)、萬斎(僧)
・・・・・休憩・・・・・
素囃子「融 酌之舞」大鼓・柿原弘和、小鼓・田邊恭資、太鼓・小寺佐七、笛・一噌幸弘
狂言「博奕十王」萬斎(博奕打)、深田博治(閻魔大王)、高野和憲(前鬼)、月崎晴夫(後鬼)、竹山悠樹・中村修一(鬼)、岡聡史(鉄状鬼)

 秋は万作家の狂言を見る季節なのです。ござる乃座と、この万作を観る会。それにしても、万作家の若手はなかなかカッコイイ人揃いですわ パンフレットに演者の紹介があって、内藤さんは国立能楽堂の研修生出身、中村さんは小学生の頃から弟子入り、とあった(と思う。いま見当らないので)。
 「蟬」の時、地謡が一瞬、あれ?となって、こんなの初めて、と思ってしまった。どうしたのかしらん。

 「悪太郎」は、万作さんがシテ、というのが貴重だなぁ。悪太郎が僧形にされちゃって、やってきたほんものの僧と、トンチンカンな問答をしたり浮かれて踊ったり。・・・万作さんと萬斎さん、能舞台に並ぶお二人を見てると不思議な幸福感のようなものに襲われた。まだまだ、ずっと見ていたいな、とチクリ胸が痛むような思いも(それは老親を抱えているからだね、きっと)。

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2013.11.21

今宵も月を愛でませう

 相変わらず、仕事方面が怒濤でして・・・断われない自分がうらめしい。

 先日、北森鴻のわりと軽めの小説(ビアバーを舞台にした連作集)を読んでいたら、「フリーには忙しいか忙しくないかしかない、中間というのはないのだ」みたいなクダリがあって、まさに、なのでした。

 しかし、今週は観劇も復活はしていて、歌舞伎座の昼夜、「さらば八月の大地」、桂文之助襲名披露公演に行きましたですよ。ま、気晴らし、ってことで。こちらの感想も追々・・・書くつもりはある。

 このところ空気が澄んで、昼は富士山がうつくしく、夜は月が綺麗に見える。本日、11月21日の月は「寝待月」。

Syo

とまあ、芭蕉の句でもおひとつ(笑)。

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2013.11.19

近況でーす

 気が付くと、ずいぶんブログをさぼってたんだわね。
 前にも書いたと思うけれど、書道の作品提出が11月10日。それが終わると、手持ち仕事450頁ほどの時代小説を1週間で仕上げる←もちろん、もっと余裕はあったんだけど、作品書きが終わるまでは、そんな場合じゃなくて。

 そして、楽しみにしていた岡山行き・・・が、実は11月9日に、母親が入院してしまい、あらあら。まぁ、単純に体力低下、ではあったんだけど、いっしゅんどうなることやら、でした。

 なので、歌舞伎の前日は、母親の様子を見に。幸い、入居しているケアハウスは、クリニック、リハビリ病院も同じ敷地内にあるから、その点は安心。そして、母も元気でした。
 実家には寄らず(病院から車で15分くらいかかるし、ふだん誰も住んでいない)、倉敷に泊まることに。それが、宿泊直前割引で、たいへーんオトクに泊まれましたのよ。まあ、空室よりは格安でも客がいた方がいいよね。

Kurashiki ←倉敷駅

 駅を撮りたかったのではなくて、街灯に旗?が下がってるのがわかるかしら。「歓迎 東北楽天イーグルス」。そう、ちょうど倉敷にて、秋季キャンプの真っ最中でした。泊まったホテルの近く(美観地区)には、星野仙一記念館もあるんだけど、行ってません。

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2013.11.18

初めて岡山で歌舞伎を見た!

11月16日(土) 「松竹大歌舞伎」 14:00~ 於・岡山市民会館

「野崎村」「江島生島」

 1日に日本青年館で初日(夜の部)を見た秋の巡業。やっと(いや、あっという間か)岡山公演となりました。
 地元の友人に取ってもらったチケットは、2階3列で、ちょっとあらら~。ところがこれがとてもいい席。歌舞伎座や新橋演舞場などなど、行き慣れた劇場をイメージしちゃいけません。2階席の方がメイン?(実際、席の数も多い)というくらいで、ちょうどセンターでもあり、満足満足。

 そして、岡山市民会館は大入り満員。穏やかな晴天で、お着物率も高かった。

 東京とは違って、それぞれの演目が始まる前に、少し解説があった。下手の緞帳の前に、音一朗さんが登場して、「歌舞伎を今までに見たことがある人~?」なんて挙手を求めたら、それは多すぎたみたい。
 「野崎村」は、そこまでのあらすじを(まあそうだよね、「なんのこっちゃ」になりそう)、「江島生島」は、島流しのいきさつとか。
 「静かに見なくてもいいんですよ」という、鑑賞教室のような言葉にちょっとギョッとしたら、「他の人の迷惑にならないようマナーを守って」「面白かったら笑ってください」云々。

 じっさいに、いろんなところで、素直に受けていて、その反応がとても楽しかった。隣とお喋りする、などではなくて、楽しんでる感じがあふれてたよ。岡山で歌舞伎公演が見られるのは、年に1回だから、その機会が貴重なんだな、と思った。やはり、ワクワクする、楽しみ!という気持ちが原点だよね。

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2013.11.09

いのうえシェイクスピアを見る

11月8日(金)「鉈切り丸」 18:30~ 於・東急シアターオーブ

(W・シェイクスピア「リチャード三世」より)
脚本/青木豪 演出/いのうえひでのり 音楽/岩代太郎 出演/森田剛(源範頼)、成海璃子(巴御前)、秋山菜津子(イト)、渡辺いっけい(梶原景時)、麻実れい(建礼門院)、若村麻由美(北条政子)、生瀬勝久(源頼朝)ほか

 これねー、会場キャパが大きいからか、チケットが余ってるみたいです・・・。私もチケ取りを失敗して(=図らずも余分に取れてしまった)、知人に引き取ってもらったりしましたです。すんません。

 8日は東京公演の初日だから、ちょっとあれこれ書きづらい。楽の30日までに、もう1回見るから、後日ちゃんと書くかも。

 ただ、麻実れいさんは素晴らしいなぁ、と改めて思った。若村麻由美、秋山菜津子・・・さすが! それと森田剛くんは、(テレビでは殆ど見ないけど)いいんじゃないかな。声も好き。

 と、とりあえずこのくらいで。何か書き始めると止まらなくなりそうなので(爆)。

 あ、劇場に行く直前に、北森鴻「狐闇」(骨董商のシリーズ)を読み始めたら、平家物語の安徳入水のくだりが出て来て、舞台でもまんまその部分の話が出たから、あまりの符合に笑ってしまったよ。

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2013.11.05

秋の巡業、スタート!

11月1日(金) 「松竹大歌舞伎(秋の巡業)」 17:00~ 於・日本青年館

野崎村」菊之助、彌十郎、秀調、巳之助、右近ほか
江島生島」菊之助、右近、秀調ほか

 巡業の初日、2回公演で17時の回を取っていた。これが大正解! なにしろよんどころなく墨田区まで出かけており、16時10分、鐘ヶ淵駅発の東武線(半蔵門線)に乗った。乗換案内の命じるまま、錦糸町で総武線に乗り換えこのままトコトコ信濃町まで行ってそこからタクシー?なんて思ってたけど、御茶ノ水駅で向かいに中央線がいたので、そっちに乗って、四ッ谷からタクシーにした。おかげで5分前に到着!

 パタパタと席につくと、すぐ後ろに、Sさん、Fさん。私なんかweb松竹で扱ってるのを忘れて、ぴあで買ってたし、買ったあとで音羽会でも扱うことがわかってだったけど、でもまあ、結果オーライってことで。

 「野崎村」は、芝翫、福助、勘太郎あたりの記憶が・・・。菊ちゃんはどうかな、と思ってたら、ウン、可愛いお光でありました。それと、とてもわかりやすい。特にそう思ったのはなんででしょう?
 出演者、それぞれ気に入ったなぁ。巳之助くんにはますます注目。右近くんのお染は、ビジュアル的にそれほど好きじゃない・・・。

 正直、見に行けないかも、くらいに思ってたし、客席でもノンビリ気分で見ていたのに・・・なのになのに・・・ラストで泣けちゃった私です。うるっ、というより、ぼろって感じで。
 というわけで、なんだか新鮮に感じられた「野崎村」なのでした。

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2013.11.03

日展、始まりました

Nitten ←11月1日、東京新聞

 朝日新聞1面トップに「日展書道、入選を事前配分」という記事が載ったのは10月30日。そういえば、招待券を貰ってたのに(入選した方から)、1日からということはすっかり忘れてた。そして、そんな揺れてるタイミングで、初日には(東京新聞)1面左に広告も載ったわけですわ。チケット普通に買うと1200円なんだ

 国立新美術館が好きじゃないんだけど、とりあえず見に行かねばなりますまい。私の先生は日展参事(名誉職?)らしいけど、新参者には日展の話題などはとんと聞こえてきません。それよりも目の前の小さい展覧会に出すことで頭がいっぱい。

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2013.11.02

2日つづけて音羽屋を見る

 あぁぁ。あれやこれやに追われているうちに、11月になってしまった。今年ももはや5/6過ぎてしまったぜぃ。これだから、あっという間に年をとるんだわね

 それはさておき。恒例、月末の多忙に、書の作品書きが加わって、しばらくご無沙汰してしまいました。劇場にも足を運んでいなかったの。

 しか~し、11月はお江戸の顔見世、そして秋の巡業ということで
11月1日 「松竹大歌舞伎」(日本青年館)
11月2日 「吉例顔見世大歌舞伎」昼の部
を見てきた。1日は菊之助、2日は菊五郎と、2日続けて音羽屋を堪能、大満足なのであった。

 1日は、17時開演で、行けないかもと半分あきらめてたのに、めでたく行くことができた。上演時間は休憩込み2時間20分だし、「野崎村」「江島生島」と、演目もそれほど負担にならない。なんとなく、気分的なリハビリにぴったりといいましょうか・・・つくづく、見に行けてよかったな、というところ。
 しかも、すんごい偶然にも、同じ音羽屋ファンの友だちが、別々にチケットを買ったにもかかわらず(私なんか「ぴあ」で買ってた)、席が近くてニコニコ。終演後のお楽しみもあって、一段と盛り上がっちゃった。

 これで観劇気分が上昇したところで、顔見世「仮名手本忠臣蔵」の通しですからねー。タイミングもとてもよかったと思う。

 音羽会から来たチケットは2列の14番。集中して見られて、さらによし(しかーし、今月、周囲がうるさいと気が狂いそうだね)

 個別の感想は、また書けるかな・・・というところで。
 今月は歌舞伎座以外は、「鉈切り丸」「文之助襲名披露」「万作を観る会」くらいしか、チケットを確保していない。国立と明治座の歌舞伎ほか、いろいろ見に行きたいのがあるんだけど、さて、どれだけ上乗せ(?)できるでしょう。

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