« なんだか久しぶりの演舞場 | トップページ | 「鉈切り丸」再見 »

2013.11.27

上方落語の襲名披露公演!

11月20日(水) 「桂雀松 改メ 三代目桂文之助 襲名披露公演」 18:30~ 於・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

口上:(上手から)鶴瓶、円楽、文之助、南光、ざこば、雀喜(司会)
雀喜・犬の目、南光・行たり来たり、鶴瓶・かんしゃく、円楽・猫の皿--仲入り--ざこば・上燗屋、文之助・片棒

 ほぼ1年前、同じホールで狂言+落語「お米とお豆腐」を見た。その時に、襲名のことも話されて拍手したんだよねー。で、満を持しての披露公演。入場時にもらった本文20頁のパンフレットに公演リストが載っている。10月6日の大阪・サンケイホールに始まり、近畿、九州なども含めて(岡山と福山があるよ)、12月1日の新神戸・オリエンタル劇場まで。

 そういえば、東京でも舞台にズラズラ並ぶ襲名(真打昇進)披露は、あんまり見てないなぁ。記憶に残ってるのは三三さん(紀尾井小ホール)くらい。あと、もっと小さい会での披露はあったかな(なんか忘れていそう)。

 今日の顔ぶれも、私はほとんど名前くらいしか知らないながら、すんごく個性強そうというか、ただじゃすみません、てな雰囲気(笑)。まずは枝雀一門を代表して、南光さんによる文之助紹介から。
 次のざこばさんからすでに・・・不穏で一番上手にいる鶴瓶口撃。で、それを返したり。落語家の襲名口上って、こんな「お楽しみ」付きなんだね~。

 鶴瓶さんは話題になった「半沢直樹」で笑いを取る・・・だって、袂からネジ(箱入り)が出てくるんだよ。ホール名が「大和田」だし。テレビを見ていない人には、なんのこっちゃですけれど。

 口上の最後に、円楽さんの音頭で、東京風の三本締め。この口上全体が、なんというか、一つの出し物、という感じ。長年、高座に上がり、またテレビなどで活躍してきた人たちの、話のもっていき方のうまさを、つくづく感じたことでありました。

 さて、落語は司会をつとめた雀喜さん(雀三郎さんの一番弟子)から。濃ゆ~い人たち(もちろん顔も)の中で、スッキリとした風貌もなかなか素敵。米朝師匠の「ひ孫弟子」に当たるわけだけれど、なぜか米朝師匠から名前を覚えてもらえない(弟弟子は覚えてもらえるのに)なんてマクラからの「犬の目」。これ面白かったよ。そのマクラに出てきたご自分の名字・ナガサカが目を患う人の名となり、ジャッキというのが犬の名前という「つながり」も楽しかった。

 南光さんは、襲名だからこその枝雀作・行たり来たり。かねがねSR(落語)ってなんですのん?と思ってたけど、ショート落語だったのね。SF風味もあるというか。ナンセンス落語の範疇? 噺そのものはそう面白くない(と何度もご本人が)かもだけれど、そこで枝雀師匠の存在を充分に感じさせてくれる、さすがの高座、と思ったのだった。噺も面白かったし(こういうのがダメな人ももちろんいるでしょうが)。

 鶴瓶さんは自分の師匠、松鶴がひどい怒りんぼでカタカナ言葉もよく間違う、というような噺で、いやずっとマクラ(そして漫談)かと思っていたら、「かんしゃく」というのでした。その2、3日後にあった談志三回忌の公演で、同じネタだったとのことで、演題がわかりました。テレビなどでの活躍も含めて、そこにいるだけで面白い存在だなぁ、などと。

 円楽、ざこばのお二人は、もしかして初めて聴くかも。すっきり系とくどい系で(笑)、そういう部分だけが記憶に残ってるかな・・・。

 雀松というお名前で知ったのが、まだわりと最近のことなので、さらに文之助という名には慣れない私だけれど、上方落語の大名跡。さらにどんどんご活躍を、と。
 「片棒」は2回目かな。もちろん市馬師匠の「片棒」が頭にあるので、いろんな違い(三兄弟の名前とか、いっぺんに3人呼ぶんだ、とか)を、楽しみつつ。

 終演後は、Sさん、Kちゃんとともに、マークシティ内の「菜な」でお喋りを楽しんだ。賑やかに楽しい会で、これも新・文之助師匠のお人柄のゆえ、でしょうか。

|

« なんだか久しぶりの演舞場 | トップページ | 「鉈切り丸」再見 »

落語」カテゴリの記事

コメント

そういえば今年は、お米とお豆腐、ないみたいなんですよ。東京でやらないっていうんじゃなくて、今年はない、みたいな。

投稿: 猫並 | 2013.11.28 10:32

猫並さま
そうなんですってね! 文之助師匠ルートで、この日、知りました。
襲名もあるし、茂山家のご不幸もあったし、とか。
音羽屋のめでたいニュースで浮かれてて、お返事を書くのを忘れてました

投稿: きびだんご | 2013.11.29 01:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« なんだか久しぶりの演舞場 | トップページ | 「鉈切り丸」再見 »