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2013年12月

2013.12.31

大晦日も仕事中:2013年

12月31日

 なんだか今年を象徴しているようだな、と思いつつ、とりあえず大晦日も午前中は仕事なのです。年末年始にやっつけなくちゃいけない分の、とりあえず目処だけはつけられるように・・・。

 というわけで、なぜか今年は働いた気がするんだけど、気のせいかなぁ。

 仕事量としてはそれほど変わらないかも、だけど、「書」のプレッシャーにおしつぶされそうで、そのしわ寄せがいったのかもね。今年は春:毎日書道展、秋:日書展に出品するための作品書きが、正直つらかった。
 何しろ、本人にはそんなつもりは毛頭ないわけで、でも、出しなさいと言われてNoという選択肢はないのです。そういう世界・・・。

 そして、普段、ボールペンなどで書いてる文字は、一段とにょろにょろなのが、なんともはや、ですわね。そんなこんなで、映画や展覧会など、惹かれるものは多々あれども、だったな。

 生活の中の、柱の一つである(?)観劇は、振り返ってみれば、小劇場系でけっこう興味をひかれるものがあった。それほど趣味じゃないけど、熱をものすごく感じるものも含めて。
 あとは、ミュージカル・デビューもあったな。ロミオとジュリエット、二都物語。これからも、きっと・・・役者さんで見に行く機会はありそう。

 演出家は今年も長塚圭史さん、かな。三好十郎の戯曲「冒した者」など。この葛河思潮社ものには、今後も期待。

 歌舞伎座が新開場した年であり、まさかの(笑)菊之助結婚・パパに、というおめでたい年でもあった。こけらおとしの3ヶ月がもはや遠いことのようにすら思えるけれど。これからもきっと音羽屋中心に見ていくことは違いない。チケット代が高いのが難ではあるけれど、近くから見たいしねぇ・・・。
 花形役者の活躍も印象に残る。染五郎をリーダーにみんなで切磋琢磨、というところかしら。

 来年もどこか旅行したいな。寒い時期にベトナムはどうかしら、とか考えてはいるんだけど、さて、どうなることやら。時間に余裕ができた時には、体力がありませんでした、ということのないように、元気があるうちに、多少無理はしても出かけようと思う。(と言いつつ、2月は歌舞伎座の花形、3月は南座、と思うと、なかなかふんぎりがつかないぞ)

 自分のためのいろんな記録として、実はこのブログは重宝してるの。相変わらず、適当に好きなことばかり書いて、お目汚しをしておりますが、来年もよろしくお願いします。

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2013.12.29

今年の総括・・・の前に

 いよいよ押し詰まってきました。今年はどんな舞台を見たっけな・・・と思い返すその前に! 11月、12月の歌舞伎座・仮名手本忠臣蔵の通しについて、ほぼ感想を書いてないんじゃないかな、と。ブログの管理ページ「記事一覧」に、11月分を書きかけて下書きのままにしていたのが残ってたけど、もう消去しちゃった。

 いろいろ事情もあって、この2ヶ月は1等席からしか見ていない、というお大尽 というより、12月の夜の部はそもそも見ていないんだ。昼夜とも3階Bを買ってはいたけど、友人のお母さん(海老・玉好き)に譲ったりしたので。

 とにかく私にとっては、11月・昼の部、特に4段目の判官菊五郎だなぁ。あの、登場した時から空気が変わるような存在感そのものに、ガツンとやられましたです。それが感じられただけでも見た甲斐があったとすら思ってしまう。
 大序では、未だに、もういない富十郎や勘三郎を思い浮かべてしまった。吉右衛門は特に4段目がよかったな。倒れ伏した判官の傍に来て、手を握るあたりの抑えた感情・・・。あ、梅枝くんも綺麗だったね。
 夜の部は、昼の部から続けて見たので、ちょっと疲れてしまった。やっぱり一日に判官、勘平の切腹を見るのはどうもね。でも菊五郎ってそれを演じつづけたんだよね。7段目は福助ではなく芝雀で。

 12月の昼の部はほんと花横から。海老蔵の高師直は大序ではちょっと大げさすぎ?と思ったんだけど、3段目は意外とよかった気がする。というか、そのぐいぐい来る師直に引っ張られて、菊之助判官がちょっと性急にも思えたのでした。
 4段目、大星が幸四郎。やはりというかウエットな大星なので、私の好みとは違うんだな。道行の海老蔵、玉三郎にはもううっとり。権十郎の伴内も素敵でしたわ。

 と駆け足で、今でも覚えていることを書いておきました。

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2013.12.26

漫画と舞台で、太宰!の一日

12月26日(木) 「グッドバイ」 15:00~ 於・シアタートラム

(シス・カンパニー公演 日本文学シアターVol.1[太宰治])
作/北村想 演出/寺十吾(じつなし・さとる) 出演/段田安則(黄村先生)、蒼井優(三舞理七)、柄本佑(渡山)、半海一晃(屋台の主人)、山崎ハコ(茜)、高橋克実(二重回しの男)

 この作品はタイトル他が表わしているように、太宰治「グッド・バイ」をモチーフにして、北村想が書き下ろしたもの。といっても、私は「グッド・バイ」に関しては、全く知識ナシ(いっつも、あらゆることに関してこう書いてる気もするが)。

 ところで、昨日たまたま友人が貸してくれた漫画があって、それは片山ユキヲ「花もて語れ 5」(小学館)。朗読漫画という不思議なジャンル(?)で、主人公の若い女性は、朗読を学びそれによって社会の中でも成長している。朗読するのは文学作品なので、どう読むか=どう解釈するか、という作品論にもなっている。
 5巻は、「ごん狐」(子ども時代の思い出の本)と、太宰の「黄金風景」。今朝はこの漫画を家で読んで、それからシアタートラムに出かけたわけ。

 ・・・そうしたら、このお芝居は太宰ネタではあるけど、でも現代の話なのに、よりによって、「黄金風景」の名前が出たんだよね。これにはビックリだ。

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2013.12.23

いつの間にやら印象派

12月9日(月) 「印象派を超えて--点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」 於・国立新美術館(12月23日まで)

 (ずいぶん前だけど、行った記録で)
書道の稽古場が六本木交差点の近くなので、サントリー美術館とか国立新美術館はそのついでに行きやすい。稽古日の月曜はこの近辺の美術館やってるしね。・・・と思いつつ、稽古後はぐたーっと帰っちゃうんだよ

 私自身は、別に印象派が好きとかってことはないんだけど、気がつくと、いろいろ展覧会をやってるよね。ま、今年は特に私にはモネ・イヤーになったから、勢いもあって見てきたよ。

 この展覧会、導入部はやっぱりモネ、そしてシスレー(その後、大原美術館でもこの2人の画を見た)。スーラを見ると、あの三谷「コンフィダント 絆」のテンテンのスーラ(中井貴一)を思い出したりして。そこからゴッホ、ゴーギャンと展示は続くわけだし。

 もっとじっくり見ていけば、大きなテーマである「分割主義」について、いろいろ考えられたとは思うけど・・・。でも、最後のモンドリアンは面白く見た。「モンドリアン--究極の帰結」と題された最後のコーナー。これ印象派に入れちゃうの?という抽象画、ですね。
 印象派の分割主義から、モンドリアンの「はっきりした色の、分割された画面」へ。これが収穫だったなー。

 この展覧会は本日23日までだったけど、国立西洋美術館で「モネ 風景をみる眼」が12月7日から始まっている(3月9日まで)。
 東京富士美術館「光の賛歌 印象派展」は1月5日まで。

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2013.12.22

児島虎次郎と大原美術館

作成中←大原美術館で買った付箋

12月15日(日)

 岡山へ行ったら倉敷に泊まる、というのがすっかり気に入っちゃって、今回も。でも、土曜の夜ではホテルは安く泊まれず(上限金額があるので)、今イチの所にしか泊まれなかった。アイビースクエアにも空室はあったけど、バスなしじゃぁね・・・。

 先月は倉敷観光の暇がなかったから、まぁ久しぶりに大原美術館、かな。特別展などではなくても、展示替えはひんぱんにされてて、もちろん前回とは違うよ。

 本館の1階、注目の場所には(「この1点」のコーナー)、児島虎次郎の「酒津(さかづ)風景」が。これ、2×2.5メートルくらいの大きな物で、大原の収蔵庫に眠っていたらしい。なので、この絵をどこから描いたのか、などは、今後の研究に待つとのこと。

 本館は西洋絵画、別館は近代の日本の絵画とおおまかに分かれているけれど、別館にも児島虎次郎の画が何点か。横長の奈良公園は下書きのスケッチも。そして、絵はがきにもなってる睡る少女や、着物を着たベルギーの少女など。この2点は(見慣れてるし)色彩が素敵なのよね。

 地元民としては、学校で教わったのは「大原孫三郎がお金を出して、児島虎次郎が集めてきました、マル」って感じ。なので、あんまり児島の画には注意してなかったかも。

 そういえば、大原美術館は本館、分館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館に分かれていて、それぞれに入館するときにチケットを提示する。児島記念館だけは、アイビースクエア内にあって離れてるから、実は行ったことがない。次回はいかなくっちゃ。

*来年1月28日~4月6日の大原は「まだまだすごいぞ!大原美術館」

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原田マハさんの話を聞く

原田マハさんの話を聞く
12月16日(月)

青山ブックセンター本店のブックスクール、今までもフクヘンこと元ブルータス副編集長・鈴木氏が、奈良美智さんや山口晃さんに話を聞いてた。
今回、やっと行けたのは原田マハさんが語る印象派のこと。
今年は彼女の「ジヴェルニーの食卓」を持って、そのジヴェルニーに行ったことだし、しめくくりにいいかな、と参加してみた。

お二人ともパソコンから画像を映しながらで、2時間あっという間だった。

最初、フクヘン氏がプラド美術館の「裸のマハ」「着衣のマハ」の前に立つ奈良美智さんの画像を映して、ペンネームのことを。
彼女はキュレーターとしては本名で、作家としてはこの名前で、というつもりでつけたみたいだけど、今はすっかり作家専業よね。

メインは「ジヴェルニーの食卓」の創作秘話、かな。マティス、ドガ、セザンヌ、モネを描きながら、語り手は彼らの周囲にいた人。
どこまでが史実で、どこからが作家の創造力なのか……。

話の中に、コミックスの「ギャラリー・フェイク」の話題が出てきたんだけど、ちょっと見てみたいな。
あと漫画も好きで(自分でも描いてたらしい、絵も)、竹宮恵子「風と木の詩」は、偏愛!!って感じだったな。

「ジヴェルニーの食卓」の表紙カバーは、オランジュリー美術館の睡蓮。撮影に行って、どの部分を使うか、かなり考えたよう。
私は結局、電子本しか持ってなくて、やっぱりリアル紙の本もほしくなっちゃうよ。

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2013.12.21

若手の演技が気持ちいい

12月21日(土) 「SEMINAR -セミナー-」 13:00~ 於・紀伊國屋ホール

作/テレサ・リーベック 翻訳/芦沢みどり 演出/栗山民也 出演/北村有起哉、黒木華、黒川智花、相葉裕樹、玉置玲央

 作者がどういう人なのか全く知らないけれど、出演者に北村さんや玉置くんが名を連ねていなければ、絶対見ることはなかっただろうな、と思う。雰囲気的に、アメリカの現代物って苦手なんだもん。心理合戦みたいなイメージがあって。

 でもでも、北村有起哉くん、見たいよぉ・・・。というわけでわりと最近、チケットを購入。I列って、後ろが通路だから気楽な上に、左ブロックの右端だから見やすいよ。あちこちのサイトをのぞいて、ここにした。

 タイトルの通り、レナード(北村)が教える、作家を目指す人のための「セミナー」。少人数でしか教えず、10週間(週1かな)で5000ドルという高額受講料、しかも教室は生徒のひとりケイト(黒木)の家。でも、かなり癖があるんだこの先生。

 生徒もそれぞれ個性的で、ケイトは優等生タイプかしら。性的なことにも潔癖(みたい)で、いかにもジェイン・オースティンが好きな子。ダグラス(相葉)は、もう半ば成功しているし、才能があって、きっと要領よくやっていけるだろう・・・だけどその先は?
 イジー(黒川)はお色気担当(笑)で、レナードも籠絡されちゃうね。でも、実は冷静・客観的に周囲を見られる子。マーチンは、なんだか見た目も中身もゴツゴツしてる。作品をなかなか出そうとしない。

 そんな生徒たち4人の個性が楽しい。中でも、(役柄上も)黒木華ちゃんと、玉置くんが「やるぅ「という感じだった。思えば、華ちゃんは野田秀樹、中村勘三郎と「表に出ろいっ」に出た時にもキラキラしてたけど、どんどん成長してるよね、あちこちで名前を見るし。
 玉置くんは、中屋敷さんの柿喰う客のメンバーだから、今までそれで2作くらい見てる。直球のお芝居でも存在感を示していて、これからも期待しちゃうな。

 癖のある彼らに対して、やっぱり苦い過去を持ちつつも飄々と生きてるらしいレナードは、大人な存在感。それぞれの台詞の応酬も気持ちよくて、なんか気持ちよかったな。

 こういう題材を、紀伊國屋ホールで上演してる、ってのもピッタリだよね。

 終演後、前を歩く年配グループが、演劇関係の人たちらしくて、有起哉くんの結婚式の話をしてた。そうだ! お相手はNHKの朝ドラのヒロインだったんだっけ。

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2013.12.19

カフカ1/3

12月9日(月) 「審判」 19:00~ 於・座高円寺

MODEカフカ・プロジェクト2013 三部作連続上演
原作/フランツ・カフカ 構成・演出/松本修 音楽/斎藤ネコ、振付/井手茂太 出演/斎藤歩、小嶋尚樹、福士惠二、高田恵篤、宮島健、笠木誠、石井ひとみ、西田薫、山田美佳ほか

 12月1日~4日「失踪者」、12月7日~10日「審判」、12月14日~18日「城」というスケジュールでの連続上演。俳優さんたちもものすごいエネルギーだ(全員がすべてに出るわけではない)。
 これまでに上演されてきたものを(2001年以降)、今回新たに練り直したという。

 私は2007年に、シアタートラムで「失踪者」と「審判」を見ているが、「城」は未見だった。今回、ぜひ!と思ったものの、日程の都合で果たせず、とても残念。この上演予定を知った時には「全部見る!」と意気込んだのに、結局、この「審判」のみ。

 けれども、新たなかたちでの再演、ということで、記憶を甦らせながら、また新鮮に感じながら、じっくり見ることができた。・・・という意味では、やっと都合がついた1本が「審判」だったというのはよかったのかもしれない。

 三作共通の出演者リストのトップに笠木誠さんの名前があったので、てっきり前回と同じく彼がヨーゼフ・Kだと思ったら、その役は斎藤歩さんでした。見た目のタイプが違うけど(笠木さんだと少し神経質っぽい。斎藤さんは要領いい感じ・・・銀行支店長として)、どちらもイメージには合ってる。カフカを重ねるなら笠木さんかも。

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2013.12.17

初・育三郎くん!

12月13日(金) 「交響劇 船に乗れ!」 19:00~ 於・東急シアターオーブ

原作/藤谷治 脚本/鈴木哲也 脚本・演出・作詞/菅野こうめい 音楽監督/宮川彬良 出演/山崎育三郎、福井晶一、小川真奈、平方元基、加藤虎ノ介、田中麗奈、木の実ナナ、小野武彦ほか 東邦音楽大学管弦楽団

 正直言って、安く見に行けるチャンスがあったから見たお芝居。もちろん、山崎育三郎くんが出てる、というのが大きかったけども。
 StarSの3人、井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎のうち、唯一見たことがなかった。つまりは、彼が出てるのはミュージカルだからね。

 席は26列の左ブロック(27列には客を入れてなかったから最後列)。遠いけれども、見づらくはない。で、舞台は下手奥から上手前方に向かって、通路っぽく切ってあって(そこを出演者が通る)、二分された両方にオーケストラの人たち。

 最初のうちは状況が把握できなかったけれど、チェロの山崎くんが弾くときには、オーケストラのチェロの人にも照明が当たって、彼が弾いているのね・・・フルート、平方くんとか、他の人たちも同様。

 そうそう、ストーリーは、中年になり(30年後くらいか)高校時代に音大附属高校で打ち込んでいたチェロをやめた主人公が、高校時代を振り返る、その高校生の青春!という仕掛け。だから、高校生の時を育三郎くん、30年後を福井さん。

 歌ももちろん。オーケストラが弾くクラシックの曲に詩がついてて、これ、なかなかよかったよ。バッハが多かったみたい(?)だけど、もはやあまり覚えてない。でも、この感じはいいじゃん、と思ったんでした。
 ただ、ソロで歌うのはいいとして、大勢でオーケストラの演奏に乗って歌うときは、歌詞がよく聞き取れなかったんだなー。こっれがすごく残念。

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2013.12.13

頑張って文楽を見に行った!

12月8日(日) 「文楽鑑賞教室」Aプロ 11:00~
          「文楽公演」 14:00~

鑑賞教室/「団子売」、解説・文楽の魅力、「菅原伝授手習鑑」寺入りの段、寺子屋の段
文楽公演/「大塔宮曦鎧(おおとうのみや あさひのよろい)」六波羅館の段、身替り音頭の段  「恋娘昔八丈」城木屋の段、鈴ヶ森の段

 なにぶん翌日〆の仕事と書の教室があって、この文楽のチケットも引き取り手があれば譲るつもりで、ちょっと画策してたんだけど、うまくいかず(といっても、オケピに出したりはしていない。あのやりとりは余裕がないとシンドイので)。そもそも、友人からまわってきたチケットではあったのでした。でも、自分で見に行けて、結果的にはとてもよかった。

 鑑賞教室の解説、Aプロは、希大夫、寛太郎、簑紫郎。鑑賞教室を見に行くのが久しぶりだからか、「あれ? 解説ってこんなに固かったっけ」と思ったんだなー。3人そろって。だから、今回はこういうパターンだったのかもしれない。
 まあ面白いことを喋る人(大阪とはいえ!)なんじゃなくて、あくまで、浄瑠璃語りと三味線と人形遣いですもんね。

「菅原伝授手習鑑」は和生・武部源蔵、玉女の松王丸。人形だから、いろんな感情が、ある意味、生々しくない分、受け取る側が想像力を働かせる余地がある、というのを、なぜか妙に感じてしまった。
 寺子屋の段は、英大夫/清介だったけど、清介さんの三味線の切れ味鋭く、ズシンときたのだった。
 

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2013.12.12

やっぱりシェイクスピアは面白い

12月11日(水) 「マクベス」 14:00~ 於・シアターコクーン

作/W・シェイクスピア 翻訳/松岡和子 演出/長塚圭史 出演/堤真一、常盤貴子、白井晃、中嶋しゅう、三田和代、風間杜夫ほか

 「マクベス」を長塚演出で! すっごく魅力的とは思うものの、何がなんでも発売初日にがんばって買うぞ、ではなかったのは・・・そう、やっぱり常盤貴子の存在。そして、S/特設Sと、コクーンシートの2ランクに分かれていたチケットのうち、安いコクーンシートにしたのは、「鉈切り丸」で図らずも散財したばかりだったから。

 今回のマクベスは、いつもとは全く異なる客席形状。六角形のセンターステージを取り囲む形になっていて、1階席はすべてS。特設Sは、アリーナといったところ。これが全部同じ値段なのは、どうしてなのかな、と思う。少なくとも自分が定価で、1階の後方を買ってたらムッとするんじゃないかしら。
 コクーンシートは、いつもの2階両袖に加えて、2階のA列も。で、B列以降には客を入れてないから、ちょっと不思議な光景で、これもなぜなの?と思ってしまう。演出上のこだわり??
 というわけで、およそ半額のコクーンシートは、コスパはよかったよ。

 この客席の形状は、われわれ客もただ見る人ではなくて、参加する部分がある、ということで。魔女の3人は、普通に(3人バラバラに)客席に座ってるし!

 そんな見た目は、へぇぇ、ほぉぉ、ではあったけれど、「マクベス」自体はとてもオーソドックスだったように思う。よく上演されるだけに、有名な場面がどう表現されてるのか、にも注目。バーナムの森が動くところも、観客参加で、コクーンシートの私も緑のビニール傘をさしましたことよ。ここ、なんだか、わーわーとやってるうちに終わっちゃって、その光景が自分の視覚にちゃんと入ってなかったな。

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2013.12.10

ようやく平常運転に

 1週間のご無沙汰でした。古いっ。12月9日をもって怒濤の日々が終わりましたよん。この間、仕事も平常の1.5~2倍くらいやってたのに加えて、書のお稽古が4週連続という、ありえないスケジュール。なんとか仮病を使うことなく無事終了

 12月に入ってから見たのは、
4日(水) 歌舞伎座・昼の部
・・6日、7日と、自宅マンションから一歩も出ずに
8日(日) 文楽鑑賞教室+文楽公演
・・9日の書道教室のあと、解放感いっぱいで
9日(月) 「印象派を超えて」展(国立新美術館)→座・高円寺にてMODE「審判(カフカ)}

 これからは忘年会に突入するわけですが 今週は「マクベス」と「船に乗れ!」で渋谷通い。 歌舞伎座の夜の部と、国立劇場は無理ね、きっと。

 でも! 髪を切りに行く余裕がなくて、悲惨な状況だから、とりあえず今週はこれをなんとかせねば。
  

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2013.12.03

役者を見る舞台!

11月30日(土) 「新・藪の中」 14:00~ 於・吉祥寺シアター

(演劇実践集団デスペラ-ズ10周年記念公演)
脚本・構成・演出/岩瀬浩司 出演/春田純一、冨樫真、神尾佑、小宮孝泰、篠原功、大谷亮介

 これは完璧に役者さんが見たくて行った舞台。しかも場所が吉祥寺というのが都合よくて。でも、作品自体はぜったいに苦手だ、とは思ってたの。むむむ。

 そう、役者さんは全員、いくつかの作品で見てるし。中でも、春田さんと神尾さん(←つか芝居)とか、大谷さんが出てれば、そりゃー行くでしょ、と。その点ではもう満足しましたわ。のっけ、春田vs神尾だし。

 作品自体は、芥川の「藪の中」にわりと忠実なんじゃないかな。それぞれの視点で描かれる「ひとりの女をめぐる殺し合い」・・・いったい何が真実なのか。

 小さな劇場で、音楽なし、役者の身体と声と照明だけ、というほんとに贅沢な空間だったな。正味2時間弱、ぎゅっと濃密に凝縮された時間だった。小宮さんが木こりの役で、すごくはまってたと思うな。みんな正体不明っぽいのではあるけれど、特にね。

 大谷さんは旅の僧侶。暗転時にお経を読む時があって、声がすっごく素敵だなと改めて思ったなぁ。ま、その僧に向かって、小宮・木こりが、「神さまづらしやがって」と言うのは、あらあら、とは思ったけどね(笑)。アンケートに書くべきだったかしら。

 春田さん、神尾さんも、うまく年をとってきたんだな、という気がした。またぜひこういう舞台の2人を見たい!

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2013.12.01

さて12月。平常運転希望

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 アタフタ、ドタバタしているうちに、12月になっちゃいました。個人的には、12月になったらクリスマス解禁、ってことで、クッキーのオーナメントを撮ってみました(番町・山本道子の店 製)。家にクリスマスツリーを飾らなくなって久しいので、このオーナメントも単独で玄関に飾ってます。

 気がつくと、先月の歌舞伎座の感想を全く書いてませんね。書きかけのまま下書きにして放置。判官の、特に四段目の出のところ、あの感覚はずっと忘れないと思う。そして今月は菊之助の判官。こちらも期待してるよ~。

 今月も、頑張って仕事しつつ、チャンスを見つけて劇場にも行きたいものです。今のところ、歌舞伎座のほかに、文楽とカフカ「審判」、コクーン「マクベス」には行く予定。後は様子を見て。紀伊國屋ホール「セミナー」も狙ってるけど、ポスターつきチケットなんていらないぞー。お弁当とかグッズをオマケするってのは、値段を下げられないからの窮余の策でしょうが。

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