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2013.12.12

やっぱりシェイクスピアは面白い

12月11日(水) 「マクベス」 14:00~ 於・シアターコクーン

作/W・シェイクスピア 翻訳/松岡和子 演出/長塚圭史 出演/堤真一、常盤貴子、白井晃、中嶋しゅう、三田和代、風間杜夫ほか

 「マクベス」を長塚演出で! すっごく魅力的とは思うものの、何がなんでも発売初日にがんばって買うぞ、ではなかったのは・・・そう、やっぱり常盤貴子の存在。そして、S/特設Sと、コクーンシートの2ランクに分かれていたチケットのうち、安いコクーンシートにしたのは、「鉈切り丸」で図らずも散財したばかりだったから。

 今回のマクベスは、いつもとは全く異なる客席形状。六角形のセンターステージを取り囲む形になっていて、1階席はすべてS。特設Sは、アリーナといったところ。これが全部同じ値段なのは、どうしてなのかな、と思う。少なくとも自分が定価で、1階の後方を買ってたらムッとするんじゃないかしら。
 コクーンシートは、いつもの2階両袖に加えて、2階のA列も。で、B列以降には客を入れてないから、ちょっと不思議な光景で、これもなぜなの?と思ってしまう。演出上のこだわり??
 というわけで、およそ半額のコクーンシートは、コスパはよかったよ。

 この客席の形状は、われわれ客もただ見る人ではなくて、参加する部分がある、ということで。魔女の3人は、普通に(3人バラバラに)客席に座ってるし!

 そんな見た目は、へぇぇ、ほぉぉ、ではあったけれど、「マクベス」自体はとてもオーソドックスだったように思う。よく上演されるだけに、有名な場面がどう表現されてるのか、にも注目。バーナムの森が動くところも、観客参加で、コクーンシートの私も緑のビニール傘をさしましたことよ。ここ、なんだか、わーわーとやってるうちに終わっちゃって、その光景が自分の視覚にちゃんと入ってなかったな。

 堤マクベスは、野心家で、でもちょっとお調子者(? 抜けたところがある)の雰囲気を、上手く出してた感じ。あと、3人の魔女(三田和代、平田敦子、江口のりこ)も不気味で。2階からはメイクがあまりよく見えてなかったんだけど、相当すごかったんでは。でも実は、三田和代は思ったよりインパクトなくて、いや、3人の魔女なんだからそれで正しいのか、と思ったりしている。

 横田栄司が、さすがシェイクスピア劇に関しては「手練れ」に思えたな。彼のまとう空気が、シェイクスピアの世界により近づけてくれるよう(その逆が常盤貴子だ)。
 彼の役が、あちこちに知らせを運ぶ人(役名*ロス)ということもあり、衣裳からも「吟遊詩人」的イメージ。

 ダンカン王の息子マルカムが小松和重だったんだけど、台詞スピードが速すぎるのか、滑舌の問題なのか、今ひとつに思えた。こちらは単純に「台詞」の問題ね。

 六角形の舞台は、そこから下に入って行けたり、あえてその下の部分にいる人を見せたり。照明も駆使されていたみたい。そして、その六角形の舞台上で、立ち回りもあるわけで、すごいねー。なんて書いていたら、特設Sで見たくなっちゃうよ(苦笑)。

 なんとなく観劇気分が乗らない時期にも、シェイクスピアを見ると盛りかえしちゃう、私にとってはビタミン剤的な存在かも。

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コメント

まさかのすれ違いでしたが…
そーですよねー、これ、もしもプレなんとかを使って余分なコストをかけた上にSの後ろの方だったら、ものすごく損した気分になりそうな。
あの傘、森だと予想はできたんですが、同時に「神宮球場でもよくやってるよね…」と思い出してしまい…もうちょっとわいわいと傘の森でマクベスを追いつめたかったです(爆)

投稿: 猫並 | 2013.12.13 22:00

猫並さま
傘! 私は席に着いた時、すでに右側に座ってる人がいて、その人が「こんな日にこんな傘を持ってきたの?」でした。だって、2階は1列しかなくて、通路から2つめだったから、他のが目に入らなかったんですもん
神宮球場ね。そういえば我が家にも神宮球場の傘がありますよ。小さいの!
そして、ほんとせっかく傘があるんだから、もうちょっと何かさせてほしかった。
どうもこの秋~、チケット取りがうまくいってません。思惑がはずれる、というのか。それが観劇意欲の低下につながってるのかも。

投稿: きびだんご | 2013.12.14 00:00

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