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2013.12.17

初・育三郎くん!

12月13日(金) 「交響劇 船に乗れ!」 19:00~ 於・東急シアターオーブ

原作/藤谷治 脚本/鈴木哲也 脚本・演出・作詞/菅野こうめい 音楽監督/宮川彬良 出演/山崎育三郎、福井晶一、小川真奈、平方元基、加藤虎ノ介、田中麗奈、木の実ナナ、小野武彦ほか 東邦音楽大学管弦楽団

 正直言って、安く見に行けるチャンスがあったから見たお芝居。もちろん、山崎育三郎くんが出てる、というのが大きかったけども。
 StarSの3人、井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎のうち、唯一見たことがなかった。つまりは、彼が出てるのはミュージカルだからね。

 席は26列の左ブロック(27列には客を入れてなかったから最後列)。遠いけれども、見づらくはない。で、舞台は下手奥から上手前方に向かって、通路っぽく切ってあって(そこを出演者が通る)、二分された両方にオーケストラの人たち。

 最初のうちは状況が把握できなかったけれど、チェロの山崎くんが弾くときには、オーケストラのチェロの人にも照明が当たって、彼が弾いているのね・・・フルート、平方くんとか、他の人たちも同様。

 そうそう、ストーリーは、中年になり(30年後くらいか)高校時代に音大附属高校で打ち込んでいたチェロをやめた主人公が、高校時代を振り返る、その高校生の青春!という仕掛け。だから、高校生の時を育三郎くん、30年後を福井さん。

 歌ももちろん。オーケストラが弾くクラシックの曲に詩がついてて、これ、なかなかよかったよ。バッハが多かったみたい(?)だけど、もはやあまり覚えてない。でも、この感じはいいじゃん、と思ったんでした。
 ただ、ソロで歌うのはいいとして、大勢でオーケストラの演奏に乗って歌うときは、歌詞がよく聞き取れなかったんだなー。こっれがすごく残念。

 若手の出演者はみんな歌える人で、そうではなくて芝居担当なのが、上のキャストに書いた加藤虎ノ介以下の役者さん。高校の先生、主人公の祖父(学校の創立者)など。

 もちろんメインは音楽への情熱と挫折、ではあるけど、一方には「哲学」が。その部分を、倫理社会の教師役、虎ノ介が担う。これけっこう重要。

 とまあおおざっぱにはこんな話で・・・高校生の音楽と「恋」が、なかなか根性いりますかしら、大人には。正直、まあこんなもんかな、と思いながら見てた。今ドキのヤングアダルト小説というところで。

 ロビー開場の時に、観客に若い男の子グループが多いな、と思ったこともあって、若者向けにはいいのかしら、などとも思った。だから、ストーリーはともかくオーケストラとのコンビネーションが新鮮だった。俳優さんたちはちょっと勿体ないくらい。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

どうにも登場人物に共感できなくて、作品として好きになれなかった・・残念。

サトルが短期留学することを知らせた時の南の態度にまず唖然。
倫社の教師が学校を追われる原因となったサトルの告げ口は幼稚園児レベルとしか思えないし、それを真に受けた音楽教師の対応もあり得ない。
帰国したサトルに対する南と鮎川の態度にまたもや唖然。
妊娠したからといって全てを捨て、好きでもない男と結婚する南。
その男を殺してしまいたいと思うサトル。
何なんだ、この人たちは・・
まあ、他にもいろいろと。

驚いたことに作者の体験を元にした小説なんだそうです。
南や鮎川にもモデルとなった人物がいるそうで、さらに驚きです。

投稿: 尚花 | 2013.12.18 22:20

尚花さま
うむむ、残念でした!
私はストーリー云々よりも、単純に出演者が珍しくて、そっちに気をとられていたかも。歌う人たちの中で見たことあるのは福井さんだけだったし(でもちょっと勿体ない役でしたね)。
まあ、妊娠して・・・というあたりでは思わず笑っちゃう、ではあったんですが。
それと展開はともかく、倫理社会の教師の存在は、ホネがあるというか、「難しいことは考えたくない」に明確にNOと言うあたり、おやっ、だったのでした。
それにしても! 南や鮎川にもモデルがいたなんて、それはビックリです。
・・・というか、この原作小説が本屋大賞に入ってたんでしょ。そっちがさらにビックリ。

投稿: きびだんご | 2013.12.18 23:50

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