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2014年3月

2014.03.31

3月の忘れ物:演劇

3月1日(土) 「アルトナの幽閉者」 13:00〜 於・新国立劇場小劇場

作/ジャン=ポール・サルトル 翻訳/岩切正一郎 演出/上村聡史 出演/吉本菜穂子(レニ)、美波(ヨハンナ)、横田栄司(ヴェルナー)、辻萬長(父)、岡本健一(フランツ)ほか

見に行ったけど、日記にのこしていなかったから、あわてて年度内に 見たいけどどうしようかな、と思ってたら、プログラム付きで安くなってたからホホーイ。

どうしようかな、とためらってた理由は、サルトル作という部分。なんとなくね、わかるかしらん、という空気が漂ってしまって。内容は難しくはなかった……けど、少しは予習して行った方がいいと、反省もした。

時は1959年夏、アルジェリア戦争の真っ最中、場所はハンブルクのアルトナ……と言ったってなんたって、なにもピンと来ませんよ。そのあたり、多少はわかってた方がよかったかも、と思うので。

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2014.03.29

東京新聞が楽しみ♪

東京新聞が楽しみ♪
今週から、東京新聞夕刊の連載・この道は、野村万作さんに。
毎日だから、今日ではや6回。でも、日曜日も夕刊がほしいなぁ。

はじめの3回ほどは、狂言師・野村万作の今。元旦の謡初めに始まって、末広かり、三番叟と、それにまつわる芸談など。
その後、和泉流野村家の紹介、そして今日は万作家と一門の話。
私が狂言を見はじめた頃、若手だった深田さん、高野さんが中堅となり、若いお弟子さんがどんどん育ってるんだよね。
弟子は「九人ほどである」。ほど、って!?

ひさしぶりに切り抜き保存をしてますよ。

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2014.03.28

狂言で頭スッキリ

3月27日(木) 「ござる乃座 49th」 19:00〜 於・国立能楽堂

「茶壺」高野和憲(すっぱ)、内藤連(中国の者)、崗聡史(目代)
「文蔵」萬斎(主)、万作(太郎冠者)
ー休憩ー
「千切木」萬斎(太郎)、石田幸雄(妻)、深田博治(当屋)、月崎晴夫(太郎冠者)ほか

春のござるの座は、22日と27日。普通なら木曜日は決して選ばないのだけれど、やむなく。もう最初から遅刻覚悟。仕事が6時50分くらいに終わってタクシーにて駆けつける。能楽堂は遅刻すると一演目が終わるまで後ろで立って見るよう誘導してくれるから、その点はいいわね。
「茶壺」はおそらく初めて見る……私が着いた時にはもう中国の男とすっぱが、互いに茶壺は自分の物と主張するのを目代が仲裁に入ってた。男が正しいこと(茶の由来など)を言うとそれを聞いてたすっぱがそっくり真似る。謡い舞っての説明なので、すっぱもそれを真似る姿がユーモラス。
てっきり、すっぱがアリャリャとなるのかと思いきや、落語のようでこれまたおかしい。

「文蔵」は見始めたら、記憶にある!だった。2007年1月の野村狂言座でした。今回と同じく萬斎さんが主。なんだけどその時点でも、前に万作さんの主で見たことがある、と書いてた。……やはりそうだよね。横浜だったかも。ま、それはいいんだけれど、これは「奈須与市語」と同じく語りがメイン。「文蔵」という題からは想像できない、「源平盛衰記」の語り。主と太郎冠者のやりとりが、語りの息抜きになってる。そしてやっぱり落語的なオチ。

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2014.03.26

祝・歌舞伎座千穐楽

3月12日(水) 「鳳凰祭三月大歌舞伎」夜の部
「加賀鳶」「勧進帳」「日本振袖始」

いやはや、もう3月も残りわずかですね〜。東京に赴任していた高校・大学の同級生も、ここで岡山へ帰任、栄転らしい。よきかな(ま、年齢的に最後のポストかな)。そんな年度末、歌舞伎座は充実してましたね。なのに、昼夜1回ずつ、どちらも3階7列からしか見てない私って・・・。

夜の部はもちろん勧進帳!2週間も前なのに、それぞれのシーンがよがえってくるよう。全然あきなかったんだよね(こらこら)。特に、最後に弁慶が花道に出て富樫に一礼するところで、ブワッとくるものが。

加賀鳶&日本振袖始では、勘九郎のイキのよさが印象的。いろいろ演劇の舞台に出るのもいいけど、やっぱり歌舞伎座で見たいです。

・・・と、今日まで書き損ねてたので、一応、見たゾと記録しておきます。

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2014.03.23

新しいオモチャ

新しいオモチャ
3年越し、やっと……今さら、iPad Air を購入しました。
お下がりのノートパソコンが昇天してしまい、家族のデスクトップを使わせてもらってたけど、もはや限界、で。

自力で買ったのは、
その昔のVAIOのノート(Win95)そしてやはりVA I O デスクトップ以来、10年ぶりくらいかな。あとはお下がりのレッツノートが2代。
なんにしても、我が家で初めてのアップルなり。

昨日買ってしまったので、本来は書にいそしむはずが、オモチャ相手に時間を使う羽目に。
さて、どんだけ使えるのか。??
あまり持ち歩くつもりはないけど、早速オシャレなケースが欲しいよ。

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2014.03.22

杉本文楽を見る

3月21日(金・祝) 「杉本文楽 曾根崎心中 付り観音廻り」 13:00~ 於・世田谷パブリックシアター

構成・演出・美術・映像/杉本博司 作曲・演出/鶴澤清治
「プロローグ」清治
「観音廻り」(山村若 振付) 呂勢大夫/藤蔵、清馗//勘十郎
「生玉社の段」津駒大夫/清志郎
「天満屋の段」嶋大夫/清治
「道行」(山村若 振付) 文字久大夫、呂勢大夫、靖大夫/清介、藤蔵、清志郎
一輔(徳兵衛)、勘十郎(お初)、幸助(九平次)ほか

 初演は見られなかったけど(たしかKAATにて)、今回はなんとか見られた。東京公演は20日~23日(計5公演)で、大丈夫な日は今日しかなかった。パブリックシアター友の会の発売日は、父の法事でチケットを取ることができず、一般発売であせって確保。N列1番=左端だったけど、それほど見づらくはなく、出入りしやすくてOK。
 最前列センターに、ドナルド・キーン先生!

 開演!・・・と、客席も舞台もほんと真っ暗になっちゃう。そんな中で、プロローグは三味線演奏。いつのまにか舞台に清治さんが登場して照明があたってるんだけど、ちょうど前の人の頭ですっぽり隠れてて、しばし気付かなかった 客電は最後まで落とされたまま。

 そして観音廻り。舞台上手に床が作られている。一人遣いの勘十郎・お初と、映像(作・束芋)のコラボレーション。これねぇ、太夫の言葉がよくわからない部分も多くて、でも、BGMとして聞けばいいのかも、なーんて思いながら。映像、綺麗だし。
 とは思うけど、じゃあこの部分はすっぱりと映像でよかったのでは、と思ったりもした。
 呂勢さんの声に対して、三味線の音が少し大きすぎる気もした。
 大阪の地名・寺の名前に縁がないから、よけいイメージがとらえられず、単に見てるだけ、になってしまったのかな。
 

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2014.03.19

「ペコロスの母」に会ってきた

3月18日(火) 「ペコロスの母に会いに行く」 15:55~ 於・下高井戸シネマ

監督/森﨑東 原作/岡野雄一 出演/岩松了、赤木春恵、原田貴和子、加瀬亮、竹中直人ほか 公式サイト(ココ

 珍しく火曜がオフなので、1000円で見られる日でもあり下高井戸シネマへ。チラシの惹句は「認知症の母みつえとバツイチ・ハゲちゃびんの僕 愛おしくて、ホロリ切ない僕らの毎日」というもの。その写真は母みつえが、息子のハゲちゃびん頭(←玉ねぎのペコロス)をなでてる。

 いろいろ賞をを取ったりして話題の映画ではあるけれど、重いといやだなぁ、という気持ちもあった。ドンピシャ介護世代だから、どうしても自分にひきよせてしまうし(おお、水村美苗「母の遺言」は読めないまま放置してる)。

 でも、ほんと明るくてユーモラスな場面がいっぱい。認知症であるがゆえに、かかってきた電話の受話器を上げっぱなしで(=電話がかかってきたことを忘れてる)、結果的にオレオレ詐欺に遭わずにすんだり。でも、そうして見せることで、こちらは笑ってるけど、実際にわけもわからず被害に遭う(リフォーム詐欺なども)現実も実感するわけ。同様に、徘徊などのことも。

 時々のひとことが苦かったりする。男所帯(母・息子・孫息子)だから、在宅では無理となり施設に入れるというとき、仲のよい同じペコロス頭の友人(温水洋一)に、「親を捨てるのか」と言われる。「お前の家には奥さんがいるから」。このシーンだって、2人の頭がやけに強調された撮り方なんだよね。・・・そしてこの友人の台詞は、あとになって彼自身により回収される。

 私自身は、実母と義母の2人が介護施設のお世話になっている(いた)。入所の決断の段階では、どうしても「(極端に言えば)親を捨てた」感から逃れられなかった。その後も折りにふれて「他人(仕事)だからこそ親切にしてくれる」と自分に言い聞かせてきた。だから在宅介護での虐待も、他人事じゃないと思ってる。

 とはいえ、2人とも身体が不自由で入所したのであり、認知症ではなかった。現実に認知症が進行していく親を近くで見てきた人とは、この映画に対する感想も違うのではないかと思う。私が単純にアハハと笑っちゃうところだって、笑えないかもしれないし。

 もともと原作は、長崎在住の岡野氏の実体験エッセー漫画(朝日新聞で何回か記事になってたはず)。地方であり、歌を歌ったり漫画を描いたりする人ゆえの明るさもあるのかな。ま、映画では会社をクビになったりもするけれど。

 それと、母親と息子だからこそ通じ合うものがあるんだと思う(「母の遺言」の母-娘関係の重苦しさとは逆の)。孫息子もとても優しい。
 なんでそんなことを思うかというと、私の周り=夫やその弟、古い友人たちを見てると、母親にはほんと優しいんだもん。

 っで! ひるがえって私はどうでしょうか。もはや被介護年代が着々と近づいてきているんだけども、優しくしてもらえるかしらん。限りなく不安。
 いよいよますます(介護施設もそうだけど)、お金がないと老後が心配という現実にさいなまれて、お金のことばっかり言う老人になったらどうしよう・・・。映画の母みつえさんは、若い頃(戦前&子供の小さい頃)のいろんな記憶の中を、楽しく懐かしくそして哀しくさまよったんだけれども。

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2014.03.18

吉祥寺に荒野が・・・

3月17日(月) 「荒野のリア」 19:30~ 於・吉祥寺シアター

原作/W・シェイクスピア(リア王:松岡和子訳) 構成・演出/川村毅 出演/麿赤兒(リア)、手塚とおる(グロスター)、有薗芳記(道化/コーディリア)、笠木誠(ケント)、玉置玲央(エドガー)、宮内克也(エドマンド)ほか

 今年はシェイクスピア生誕450年なので、いろいろ企画があるのだけれど、吉祥寺シアターでも「シェイクスピアシリーズ」が(去年から)行われており、その一つがこれ。
 構成・演出の川村氏は、つい先日の「神なき国の騎士」の作者である・・・うぅむ、難解かしらん。しかも、出演者が、ドヒャーでありましょう。チラシのイメージも、うかうか近づけない雰囲気が漂ってたな。

 ちょっと迷っていたけど、カンフェティで安く買えたのと、笠木、玉置の2人も見たかったから、見に行ってきた。平日だから19時半開演はとてもありがたい。三鷹とか吉祥寺とか、その辺ちゃんと考えてるよね。

 さて、「荒野の」と頭についているように、舞台は娘2人に追い出されて嵐の中をさまようリアから始まる。最初のうち、意識してだか調子がまだ出てないのか、麿さんが迫力ないように感じちゃって・・・でも、それって後々の狂気への序章というところなんだろうか、と、見終わってからは思う。そのあたり、ちょっと入りづらかったのは確か。

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2014.03.17

日曜の午後は弦楽オーケストラを

3月16日(日) 「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ スペシャル・コンサート 鈴木秀美を迎えて vol.3」 15:00~ 於・三鷹市芸術文化センター 風のホール

ドヴォルジャーク「弦楽セレナーデ ホ長調 op.22」
シェーンベルク「浄夜 op.4」
指揮/鈴木秀美 管弦楽/トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ

 三鷹のホール好きの私であるけれども、それは演劇・落語に偏っていて、コンサートに行く機会はなかった。今回は、自宅引きこもりの気晴らしにと、出かけてみた。
 トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズは、ここ三鷹市芸術文化センターを拠点としていて、今までも気にはなってたから、いいチャンス。

 ドボルザークの曲が演奏される、というのにも惹かれた。(発音的にはドヴォジャーク、かな。もうすっかりチェコ語は忘れましたわい)

 最初に鈴木氏が登場して、少し曲目の紹介などを。「弦楽セレナーデ」は、5月ごろの美しいプラハ、ブルダヴァ川などの風景を思い浮かべて!とのことで。あー、行きたいな、なんて思いながら聞いてると、気持ちよく

 その分、「浄夜」に集中できた、のかもしれない(ものは言いよう)。これ、すごく綺麗な曲で、タイトルおよびストーリー(ドイツの詩人デーメルの詩に材を得ている)のとおり、冬の夜のキンとした美しさを感じながら聞いてた。

 終演は4時半くらいで、ホール前からすぐにバスに乗れたし、5時には帰宅。休日のちょっとした楽しみに、ちょうどよかった。

 ちなみに地元・調布の「調布音楽祭」は、7月4日~6日。鈴木秀美氏は今度はチェリストとして(バッハ。コレギウム・ジャパン)いらっしゃるでしょう。

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2014.03.16

地唄舞の公演に行く

3月14日(金) 「第9回 花崎会 美しの国日本の四季を舞う」 18:30~ 於・国立劇場 小劇場

第1部「京の四季-付 わしが在所」「茶音頭」「縁の綱」「鏡」
第2部「鉄輪」「雪」「寿」

 観劇仲間といいますか、ブログ友だちといいますか、はたまた音羽会仲間でもある、そんな猫並さんの、美しい舞姿を見てきました。ご本人の日記はこちら

 会に伺うのは2回目。前はいつだったっけ・・・と思ったら、2011年の10月でした。

 今回もはぁぁ・・・と、うっとり。確か、全然緊張しないで踊ってると言ってたっけ、などと思いながら見てました。小道具の傘もいい感じで。前回に比べると、うんと長い曲ですよね。この間の精進の成果、に違いない。

 ちなみに曲は「縁の綱」なんだけど、アナウンスがあるまで、「緑の綱」かと思ってた。まったくねー、緑じゃ、色気も何もあったもんじゃない。「縁結び」が叶うめでたい曲ですってよ。

 彼女の踊りが終わってすぐに楽屋にお邪魔したので、「鏡」は見てない。
 あと、「雪」っていうのは、テレビで見た記憶があるなぁ。「鉄輪」はものすごくインパクトあり、な曲で、こういうのもあるんだ、と思ったことでした(笛の音がまたなんともいえません)。

 プロの着付け、化粧、鬘・・・出演するのは(いろんな面で)大変だと思うけど、そういう目標があるから、ぐんと進歩もするのよね。5年きざみくらいでやって下さると、こちらも見に行く楽しみができますよん

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2014.03.13

3年後の3月に

Bunko

↑はとり文庫

昨日、歌舞伎座・夜の部に行く前に、表参道に回って山陽堂書店へ。ギャラリーにて「女川だより あの日からの『家族の肖像』展」をやっているので、それを見に(3月19日まで)。

山陽堂書店って外からは見てたけど、入るのは初めて。ギャラリーは入り口の階段を上がって2階、3階。
思ってたよりコンパクトな空間で、窓の外には何も変わらないような都心の「日常」があるのに、あの日の、そして「あの日から」の女川は……。
展示されているのは、↑画像の小野智美さんの「女川ー中生の句」と、同「女川だより」連載(羽鳥書店サイト内)からの文章や写真。

静かな空間で、ゆっくり向き合う。
そして、もう一度中学生の句を読む。

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2014.03.12

3月のドン・キホーテ

3月8日(土) 「神なき国の騎士 -あるいは、何がドン・キホーテにそうさせたのか?」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

(友の会貸切公演)
作/川村毅 演出/野村萬斎 美術/松井るみ 出演/野村萬斎、馬渕英俚可、木村了、深谷美歩、谷川昭一朗、村木仁、中村まこと//大駱駝艦

 直前にEテレで、萬斎・猿之助の対談を見ていたら、この「神なき国の騎士」の稽古風景も映ってた。ジャングルジム? これはこのまま使うの?などなど思いつつ、それだけの事前情報(ま、タイトルにドン・キホーテと入ってるわけですが)で見に行った。

 川村毅という人の作風も若干はわかってるつもりで、ただただ、ボーンヤリ見てた私に、3月3日~16日(東京)に「現代のドン・キホーテ」の物語を上演する意味を、突きつけられた、というのがほんと正直な印象。
 ドン・キホーテと聞いてまず思い描く、風車に向かっていく姿・・・「神なき国~」もまず巨大な風車の場面から始まるのだが、そこから、ネオン輝く歓楽街に行ってしまうし、いろいろと、あれれ?な展開。

 そしてボンヤリみている私にも、だんだん状況がわかってくる。風車は6基なのか、とか。わかってくると(特に、動物たちだけが取り残された「立入禁止区域内」の出来事が)重い。

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2014.03.10

スーパー歌舞伎・・・

3月9日(日) 「スーパー歌舞伎Ⅱ 空ヲ刻ム者」夜の部 16:30~ 於・新橋演舞場

 当初の予定では、3階からひっそり見るはずだったんだけど、友人たちとの「例会(飲み会?)」が急遽決まって、つい2階に降りてしまった。2階センターブロック左端・2列って、とても見やすかった。もちろん宙乗りがあるからここにしたんだよ。

 とはいえ、終演が9時すぎとのことで、演舞場に行く前に、お昼がてら飲んじゃったもので、「封印切」okと自慢してた私が、あえなく 2幕目の前半までちょっとつらかったです。それはたぶん私のスーパー歌舞伎や猿之助への距離感のせい・・・。熱をもって語られる言葉(ザッツ猿之助)が、頭の上を通り過ぎていく、という感じで。なのでストーリーなどについては、あえて書くこともないかな。まあ、いくら現代語でも、「歌舞伎」の舞台で、農民とか自治とか言われると、ひんやりしちゃう石頭ゆえ、ということもある。

 その上で、印象に残ったことをあげると
 チームおもだかや、の結束力を強く感じた。もちろんそれを率いていく猿之助のパワーもね。女形の皆さんが綺麗で綺麗で
 蔵之介、白塗りのお顔が予想以上に素敵。屋号をつけるとしたら何かしら。
 衣装がずいぶんキラキラしてましたねー。と言いつつ、宙乗りする時の蔵之介の衣装は好きじゃないの。
 門之助、すごくよかった。ふだんもっともっと見たいな(と言ってると亀鶴とかも思い浮かぶが)。
 浅野和之、いかにも 役回りとして、ちょっと藪原検校を思い浮かべた。

 日曜日だからということももちろんあるだろうけど、観客に若い人がとても多いのね。初めて歌舞伎を見る、という人も多いのだろう。終盤の見せ場では、「キャー!」なんて聞こえて、楽しかった。

 ま、正直言うと「例会」じゃなければ、やっぱり3階でよかったな、な感じではあります。

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2014.03.07

お昼ヌキで歌舞伎を見る

3月5日(水) 「鳳凰祭三月大歌舞伎」昼の部 11:00~ 於・歌舞伎座

「壽曽我対面」「身替座禅」「封印切」「二人藤娘」

 今月の歌舞伎座は、京都遠征のあおりで3階Bから見るのみ。今月で3階Bなら、来月なんて幕見か、あるいは行かないってこともありうる・・・。

 あちらこちらで、「封印切」でのが聞こえてたんだけど、なんと私は無事(笑)でしたよぉ。理由はただ一つ。お昼ご飯を食べなかったから。お餅+チーズの朝食がやけに腹持ちよくて。昼食後の眠い時間帯で、しかも井筒屋離れの場面で照明を落とすから、ほぼもれなく睡魔に襲われるのでしょう。私はその頃、やっと空腹になってた。

 「対面」は、芝雀、児太郎、梅丸の女形3人を、オペラグラス越しに眺めてるうちに終わっちゃった、という印象。ちょっと気が抜けてて、この3人を会社のOLとして配置したら、などと妄想しているうちに、すすーっと幕となりましたです。いや、児太郎・化粧坂少将が、なんとなく翳のある雰囲気に見えちゃって(意外にも)、そこから意識があらぬ方向へいったように思う。

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2014.03.05

京都の話つづき

京都の話つづき
画像は、娘道成寺でもらった手拭いプラスα

南座・夜の部は、1列20番。ど真ん中ではなくて……道成寺の鐘の真ん前、でした。
昼夜通しで見ても、時間的にも演目的にも疲れないから、かぶりつきでzzzということにはならなくてよかった。

娘道成寺では所化の先頭に松也。おおっ、てなもので。
あれ、そういえば右近がいない、と思ってたら、彼は歌舞伎座だったのね〜。
(今月の南座は、巳之助の名題昇進披露でもあり、たしか素襖落で、言及があったよ。)

舞づくしは新悟だったけど、フツーに、目眩も起こさず(笑)、わりとあっさりだったな。
誰がやっても、そういう感じになるのかな、今月って……。はたまた?

手拭いは半ば諦めてたけど、目の前の(たぶん)宇十郎がポンと投げてくれましたです。ありがとう。

上に載っけた画像、もう一つの手拭いは、いつぞや音羽会でもらったもの……なんだけど、源氏店でお富が使ってたのは、こんな柄。なんか見覚えあるぞ、と。
お富は相手役の人の手拭いを使うんでしたっけ。
何しろ昼の部は、お富がよく見える席だったので、いろいろ観察。
その分、与三郎は遠かった。


3日の朝、9時ごろに三条のホテルを出て、まず向かったのは、烏丸四条を南東に行ったところにある書道用品店。
たまたま近くだったから、探検がてら紙を見せてもらいに。
いかにも京都の昔ながらの店、という感じ。といっても何の説明にもなってない。

そこから南座方向へ向かって、ここでいいかと、ドトールに入り、コーヒー飲みつつ、4月の文楽劇場のチケ取りを。
正直、前半は書道でうかうか出かけられず、後半はゴールデンウィーク用の仕事がアヤシイ……ほんとに行けるのか不安。
でも住大夫引退の報以前に、行きたいとは思ってたから、なんとかがんばりたい。

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2014.03.04

京都に行ってきた

3月3日、ひなまつりの日に南座を通しで見て、20時32分発ののぞみに乗車。なんとか日付の変わらないうちに帰宅できました!!
家に帰ってみれば、家族の一人はもう寝てるし、一人はまだ帰ってないし。

2日の朝、岡山に向けて出発。母と喋ったあと、「じゃあね」とそそくさとローカル線に乗った。そして京都泊

南座は2日初日で、日程的にはそれも可能だったけど、まぁ初日にはこだわらず。むしろホテルも安く泊まれるだろう、とか、そういうのを優先したのよん。

久しぶりの南座、楽しかったあ。花形の皆さんが奮闘。先月に続いて、亀三郎、松也が頑張ってました。
それと、松之助、橘太郎もね。いいなぁ、この二人。
芋洗い勧進帳のラスト、橘太郎が箒を持って出て桶に首を投げ入れるとき、率先して「あかりをつけましょ   ぼんぼりに〜♪」と歌ってました。

松緑は4役も演じてた。切られ与三に出ると思ってなかったから、登場の時にアラマ。
鳶頭の金五郎役で、与三郎との木更津散歩(客席散歩)も楽しかった。ちょうど東の桟敷に舞妓ちゃんが数人いて(総見ではない)そんなネタも。

菊之助の与三郎は……一言で言えば固い感じ。源氏店の台詞も、お富や蝙蝠安とのテンポがなぁ、と。
蝙蝠安が團蔵で、これが徹底的に情けない存在。
梅枝は、顔の輪郭がそもそも綺麗だな、と思って見てた。退廃的雰囲気って向くのかも。

昼の部の幕間には、にしん蕎麦を食べに出たり、夜の部までの間に原了郭へ行ったり。それなりに観光wも。

夜の部については、また。

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