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2014.05.17

永遠のガキんちょ(笑)

5月16日(金) 「ロンサム・ウェスト」 19:00〜 於・新国立劇場 小劇場

作/マーティン・マクドナー 翻訳・演出/小川絵梨子 出演/堤真一(コールマン)、瑛太(ヴァレン)、木下あかり(ガーリーン)、北村有起哉(ウェルシュ神父)

小川さんはいま注目の若手演出家。堤真一でこういうのを持ってくるあたり、シスカンパニー!という気がしてしまう。とはいえ、私はそれほど得意な方面でもなく、サイドのA席から。
自宅から直接劇場に行くには、新国立はとても便利。しかも上演時間は100分だから、内容に不安を感じつつも気楽なソワレである。

舞台はアイルランド。兄コールマンと弟ヴァレンは、父の葬儀(銃の暴発事故)を終えたばかりだというのに、喧嘩ばかり。この喧嘩っぷりが、まったく笑っちゃうくらいにコドモ。その諍いのもととなる小道具も、フィギュアだったり、ポテトチップスっだったり。

この家に現れる神父はアル中気味で、この担当する地区から自殺者や、実は殺人と言われる事故死を出しているのを気に病んでいる。そしてこの厄介な兄弟に倫理観を説く(説得力はないよね)。

そして、子どもっぽい取っ組み合いの喧嘩もするけれど、そんな中で、父親の死は事故ではなく兄によるもの、それを事故死と証言したことで弟は全てを相続したことなどがわかってくる……。

あ〜、ストーリーはうまく書けないな。途中で、あんまりコドモな兄弟に多少うんざりしたりも。いくつの設定だったんだろう。一番年下のガーリーンが一番ちゃんとしてる。

翻訳も今ふうなので、「死ねばいいのに」など、ギョッとするような、だけどネット空間ではお馴染みの言葉が軽く繰り出される。そんな言葉を聞いていると、目の前で行われていることがネット的現実のようにも思えてきた。そうすると、うじうじ悩んでいる神父にも納得がいくというもの(ほんとに?)。

この前、堤さんを見たのは、シアタートラムでの二人芝居だった。また、ダイナミックな舞台も見たいな。逆に、瑛太はねー、こういうサイズの劇場だと安心だったりして 北村さんは雰囲気はいいんだけども。

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コメント

 きびだんごさんの一週間遅れで観てきました。
 私には男兄弟がひとりもいなくて、それでも兄貴や弟が欲しかったと思ったことは一度も無い。男兄弟がほかにもいると、親なり他人から比較されそうで嫌かな。
 大喧嘩をしているコールマンとヴァレンですが、弟の方がどちらかというと、ちゃんとしていて、兄貴は、そんな弟にいたずらしてみたくなっちゃうみたい。その気持ちは、弟のいない私にも、なんだかわかるような気がする。男兄弟ってなんとも面倒なんだと思いますよ。あまり仲のいい兄弟というのも気味悪いし、この芝居のように、仲悪いか、お互いを干渉しないようにしている。そういう兄弟が多いんじゃないかなぁ。

投稿: ケイジ | 2014.05.24 10:54

ケイジさま
私も姉しかいないので、兄弟、っていうのは不思議な存在です。姉妹とはまた全く違いますよね。あっ、お芝居の兄弟をややフーンという感じで見たのも、そんなことが影響してるかも。
夫なんて4歳の間に男3人(の長男)だから、相当すごかったみたい。間の次男が一番屈折してたかも。想像するだけで大変。
そうそう! コールマンはやっぱり兄だから、ちょっかいを出すというか、からかう気持ちもあるんでしょうね。そうなんだけれど、やっぱりよくわかんないヤツだ

投稿: きびだんご | 2014.05.24 22:08

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