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2014.05.11

久しぶりに戯曲リーディング

5月10日(土) 「戯曲リーディング イヨネスコ」 14:00〜 於・シアタートラム

「禿の女歌手」訳/諏訪正 演出/中屋敷法仁 出演/内田亜希子、鬼頭真也、久ケ沢徹、中村まこと、広岡由里子、村岡希美、中屋敷法仁
「椅子」 訳/安堂信也 演出/ノゾエ征爾 出演 /中村まこと、広岡由里子 村岡希美、ノゾエ征爾
(アフタートーク:中屋敷、内田、鬼頭、久ケ沢)

世田谷パブリックシアターの企画で、定期的に戯曲リーディングが行われている。たいていGWのさなかで、行くことができなかったんだけど、今回はやっと参加! しかーし、私の苦手な不条理演劇であるよ。イヨネスコの名前を聞いたことはあるけど、その芝居を見たこともないし、どんな人かも全く知らなかった。
イヨネスコで躊躇したけれど、出演者が豪華ではありませんか! 友の会会員だと2000円だし。と、見に行くことにした。土日の2回公演。

「禿の女歌手」中央に長方形のテーブル。そこに客席に向かってスミス夫妻(久ケ沢・村岡)が並んで座っている。上手隅のデスクで中屋敷さんが、作者&ト書きを。スミス夫妻はイギリスに住むイギリス人で、そこへマーチン夫妻(内田・鬼頭)が訪ねてくる。女中メアリーは広岡さん、消防署長が中村さん。
ちゃんと会話しているんだけど、意味はさて、つながってないような。言葉遊び的な部分もある(ただしそれは音声の部分)。展開が全く読めず、つかめず、でもひきつけられて頭はフル回転。
女中として広岡さんが出てきた時、あまりにピッタリな感じで、わぁっと思っちゃった。
そうそう、全員が上は白で下は黒の出で立ち。白シャツスタイルは、芸術監督氏の「萬斎解体新書」を思い浮かべた。

「禿の女歌手」が終わって、出演者がはけていくとき、舞台上から台本が降ってきて、それを村岡さんが拾って読み始めた。何? 舞台風景の説明らしい。左側に窓があって、とか。で、その部分を読み終えると、「ここで10分休憩です」。村岡さんは次の「椅子」では、ナレーター役(読む女)だったのですわ。

「椅子」で使われる小道具は、舞台前方に、客席に向かって置いてある10脚くらいの椅子(数えてはいない)のみ。中村さん、広岡さんは、94歳だったかの老夫婦。
こちらは動きもわりとダイナミックで、セリフなどもより芝居っぽい。読み手を除けば2人しかいないのに、設定は、ぎゅうぎゅうに人があふれて身動きもままならないような部屋。でもねー、それがちゃんとイメージできるってのが、すごいな、と。
最後にノゾエさん(弁士)が、客席側から登場する。が、なんだか不出来な落語のオチのような……。アフタートークで中屋敷さんが言うには、イヨネスコは、自分の意に反して「禿の女歌手」が喜劇として受け入れられた。じゃあ喜劇を書くぞ、と「椅子」を発表したら皆が唖然とした、のだとか。

アフタートークは中屋敷さんが司会(柿喰う客の時にいつも持ってるピンクパンサーはもちろんなかった)。久ケ沢さんは、この作品に戸惑ったことを隠そうとしない。客席に向かって、「イヨネスコが好きだから見に来た人」と挙手を求め、「どこが好きなのか、教えてほしい」と。そう、パラパラと手は挙がってた。

内田さんは、戯曲をけっこう楽しんだみたい。だけどもセリフとしてはかなり難しい部分も。確かに、きいていても、意味なく続く掛け合いや、繰り返しなどがあったな〜。

リーディングって、役者さんの力がむきだしになっちゃう気がする。その点で、出演者はみなさんすごい!と素直に思った。
やっぱり不条理演劇は苦手だとは思うけど、刺激的で面白かった。こういう機会はできるだけ逃さないようにしようと思う。

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