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2014.07.26

文楽劇場を満喫する

7月20日(日) 「夏休み文楽特別公演」第2部・第3部 14:00〜/18:00〜

第2部 名作劇場
「平家女護島」鬼界が島の段
「鑓の権三重帷子」浜の宮馬場の段、浅香市之進留守宅の段、数寄屋の段、伏見京橋妻敵討の段
第3部 サマーレイトショー
「女殺油地獄」特庵堤の段、河内屋内の段、豊島屋油店の段、同 逮夜の段

今、これを書くのでよっく見たら、この夏休み公演には、各部ごとにタイトルがついてたのね。サマーレイトショーだけは、毎年チラシなどで記憶はあったけど。

第2部は、鑓の権三のことばかり思ってて、ちょっと平家女護島には意識が行ってなかった……けれど!千鳥を簑助さんが遣われてたのでした。1列とはいえ、床に近い場所から見たのは、やや失敗 でも、久しぶりに千歳大夫の力強さを感じた。人形は俊寛を玉女、瀬尾を玉也。
最後に一人残った俊寛が船を見送る時、舞台の後方にちっちゃな船が進んでるのねー。
この手法は鑓の権三の冒頭、馬を走らせる場面でも。なんか可愛い。

鑓の権三の最初、浜の宮馬場では、5人の太夫がそれぞれの役を。……が、「どうでも権三はよい男」と歌われるほどの美男とは、声からは思えず(苦笑)。
こちらも人形は文雀(女房おさゐ)、玉女(浅香市之進)、勘十郎(権三)と豪華。まぁ、玉女さんや勘十郎さんは、常にフル回転というところかな。

お話じたいは、あんまり気持ちよくない。美男だったり、才色兼備の苦労なし女には、心の隙が生まれるのか、もっと大人におなりなさい、みたいな……。ま、同情はできないねw
最後、盆踊りの賑やかさと、河原での妻敵討が美しい。けど、すっきりしない。

ストーリーには全く関係ないけど、笑えた場面を。数寄屋の段で伴之氶が垣根から侵入する時に使うのは、樽。底を抜いてトンネル状にした樽を垣根にズボッと入れちゃえば、そこをくぐって入れるわけ。この同じ場面を、数日前に「忍たま乱太郎」で見たばかりだったの。もちろん3人組のうち、おデブのしんべヱは、くぐれずに引っかかっちゃう。……などというシーンを、こんなところで思い出すから、わらってしまったじゃないの。

第3部は、5月の東京と同じく、女殺油地獄の通し。ただし、最後に逮夜の段がつく。太夫や人形遣いも、ほぼ同じじゃなかったのかなー。和生(お吉)、勘十郎(与兵衛)、清十郎(豊島屋七左衛門)、玉也(徳兵衛)。

油店の段を語る咲大夫には三味線・燕三のはずが、病気療養中につき、清志郎。テクニック云々は全くわからないけど、太夫の声とのバランスなのかなぁ、しばらーく居心地の悪さ、みたいなのを感じてしまった。

東京公演の時は、チケットが取りづらくて、やむなく右ブロックから見たから、大阪では真ん中から見たかったの。それが叶って満足満足。

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