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2014.07.24

国立文楽劇場、親子劇場あれこれ

7月22日(火)「夏休み文楽特別公演」第1部 親子劇場

「かみなり太鼓」小佐田定雄・作
解説・ぶんらくってなあに ーー休憩ーー
「西遊記」五行山の段、一つ家の段

ほんとは22日には、どこか美術館・博物館に行きたかったんだけど、連休後の火曜なんて、どこもあいてない! と思っているところに「面白いよ」と勧められた。20日の夜(文楽の2部・3部を見て、お酒とお喋りを楽しんだ後)、スマホからチケット取り、完了

そしたら、これが大正解。とっても楽しかったよ〜。「かみなり太鼓」は、咲甫さんの「あつ〜い」という声から始まる。大阪の下町の太鼓屋で、息子の寅ちゃんが行水つかって裸で遊んでる……。雷が鳴ると、蚊帳に入る、お臍を取られるよ、とお馴染みの話もあり(今や通用しないか)、おかあちゃんが雷を落としたら、空の上の雷のトロ吉が、びっくりして落ちてきて……。この日は、トロ吉が屋根に引っかかって落ちてこず、大きな熊手みたいので引き落とされてました

トロ吉は名前の通り、太鼓が下手なんだけど、打ち方を教わって上手になって、雲に乗って帰っていく。この時、舞台の上を下手から上手に宙乗りが。てっきり西遊記だけと思ってたから、あら〜。
太鼓屋の寅ちゃんと、お父ちゃん、お母ちゃん、それにトロ吉のやりとりがとても楽しい。そこに天神祭も加わって、大阪らしさもあるし(というか、このアハハな感じそのものが大阪なんでしょうね)。あー、面白かった。

続けて「ぶんらくってなあに」。幕の前で太夫さんが少し喋って(その間に舞台装置を撤去)、そのあと人形遣いの紹介。下手で首や、使い方の説明をしてる時、中央のスクリーンで大きく映してくれる。でも、人形の説明は、鑑賞教室っぽいというか、お子さんはちょっと飽きそうな感じも。せっかくロビーが広いんだし、もっと近くで見られるようにとか、工夫する余地はありそうだな。

「西遊記」は、なんだか懐かしい(子供の頃、好きだったの)。こちらは出遣いだったけど、どうして人形のキャラと遣い手が、あんなに似てるのかしら。玉佳さんの猪八戒とか、孫悟空の蓑二郎さんが特に(笑)。
メインの「一つ家の段」は英大夫/團七。かみなり太鼓に比べると、言葉は難しいんだけど、でも、おっと出ました「妖怪ウォッチ」や、レリゴ〜ありの〜ままの〜、が飛び出したりしますのよ。
一つ家にいた美しい娘、実は銀角(悪竜)は、まさに蛇に変身して日高川を渡る清姫そのものだし、悟空の毛から分身がいっぱい出てきたり、目が離せない。
そしてラストの宙乗り。なんと、銀角と悟空の二人(+二体)で。人形遣いの方の衣装(銀角は清五郎)も、鱗模様だったり、茶色のたっつけ袴(革ふう)だったり。

というわけで、たいそう面白かったのでした。
ただ、ちょっとなー、ということも。私の席は、中央の通路から2列目だったけど、1列目のセンターブロックは、シアターコクーンのように招待席なのかしら。ずらっと大人(なんとなくお役人っぽい)が並び、しかも右の5席くらいは空席のまま。これは目立つよ。お子さんも楽しみましょうという趣旨なのに、なんか違いませんか、という気がした。大人の後ろでは、座席をいくらクッションで高くしても、見づらいんじゃないかな。(実は私の前もデカい人で、ちょっとムッとしてたの)
あと、祖父母が孫を連れてきてるのが、危険かも。上演中に煎餅を回してボリボリやってるし。

という、ややマイナス部分もあったものの、大阪ではこういう企画が夏休みに行われてて、いいなーと羨ましく思ってしまった。文楽や、アハハというお笑いの文化が根付いてるんだね。

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