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2014.09.24

ふんわり王子じゃない浦井くん

9月24日(水)  「Musical 『アルジャーノンに花束を』」  13:30〜   於・天王洲  銀河劇場

原作/ダニエル・キイス  脚本・作詞・演出/荻野浩一  音楽/斉藤恒芳  振付/港ゆりか  出演/浦井健治、良知真次、森新吾、宮川浩、安寿ミラほか

私が浦井健治くんに出会ったのは、新国立劇場の超大作・「ヘンリー六世」。それ以来ちょこちょこ見てるけど、イメージ的にはやはりこのヘンリー六世と、新感線「五右衛門ロック」のシャルル王子かしらね。ま、シャルルなんて、今日もらったDVDチラシに「ウザいけど可愛い! バカだけどカッコイイ!」なんて書かれちゃうような役ですが
  でも、8年前の「アルジャーノン」初演の彼を見た人には、やはりその記憶が大きいらしい。
  なるほど  今日見て、その気持ちが少し分かった気がする。

なかなかミュージカルまでは手が出せない私だけれど、今回は運よくプライスダウンチケットを紹介してもらい、ちょうど日にちもピッタリだったのでホイホイ出かけた。席は3階だったものの、ほんとに真ん中で、上から全体を見渡せる良さに満足。浦井くん以外のキャストをほぼ知らずに行ったから、顔がよく見えなかったのはやや残念とはいえ、初めて見るのにはピッタリ。上からだからこそわかる照明の感じもあったと思う。
*チケットはS席、A席などの区別なく、全て同一料金。

アルジャーノンの公式サイトでも、出演者紹介はあるけれど、役名は出ていない。……?と思ってたら、一人何役も演じてるのね(浦井くんと安寿さん以外。たぶん←あれ?浦井くんだけかな)。最後に、あれ、これだけの人しかいなかったのと思っちゃった。
(覚えているうちに書いておくけど、脳科学者やパン屋の主人、父親だった宮川さんって、声や全体の雰囲気が三津五郎丈のようで(顔がよく見えてないから尚更)、三津五郎さんはどうしてらっしゃるのかしら、と時折考えてしまった。)

先ごろ亡くなったダニエル・キイスの代表作だから、ストーリーは有名?  私はちょっと苦手な部類の作品でして……。
IQ68の無邪気な青年から、手術を受けて知能を獲得・蓄積する過程での苦悩。また両親、妹にかんする記憶などなど、ふんわり王子じゃない浦井くんの演技&歌が素晴らしかった。それと、ネズミのアルジャーノン(森新吾)の存在も、なるほど、という作り。
  まぁ、こういうストーリーにおいても、どうしても「親の立場」を思ってしまう私でして、知能の低い息子を拒絶する母親に、複雑な思いが。というか、あの母親はわたしだな、と。

階段をうまく使ったセット(全体が檻だし)も、ラストシーンの美しさも、生演奏も、堪能しましたです。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

アルジャーノンがミュージカルってちょっと想像できない。。。と思いつつ読ませていただきました。

で、言いたかったのは次のこと。
歌舞伎座楽の法界坊、2階の最後列にスーツ姿の菊ちゃん発見!私は得意の(笑)2階東奥の桟敷だったので、オペラグラスで確認しちゃいました。

友人は菊ちゃんベイビーを発見♪したらしい、のからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2014.09.25 18:48

からつぎさま
今はほんとビックリするようなのがミュージカルになりますからね〜。この後、浦井くんは「デスノート」もありますもん。さすがにこれは見ない気がします……。

菊ちゃん情報、ありがとうございます 2階の最後列ですか。盲点でしたわ(笑)。一番、縁がないのが2階なので。
ベビーちゃんも、あっという間に1歳になりますよね。いやはや。初舞台とか待ち遠しいけど、一眠りしてるくらいの間に、成長してそうな時の速さ

投稿: きびだんご | 2014.09.25 23:24

浦井くんの歌声、好きだな~
やっぱり浦井くんには歌ってほしい

でも、これはストプレで観たかったかも。
途中で何度も歌が邪魔じゃない?なんて思ってしまいました。
もっと丁寧に心理描写をして欲しかったし、そのためには歌よりも台詞と演技で表現する方が良いのではないかしらと感じました。

何かを得ることが幸せに繋がるというわけではない。
何かを得れば何かを失う、何かを失えば何かを得る・・そんなことを考えながら帰りました。

投稿: 尚花 | 2014.09.27 22:53

尚花さま
浦井くん、いいですよね。私も再認識しました。
まあ私の場合、歌う/歌わない、は特に思い入れないんですが。
ミュージカル慣れ(笑)してないので、こういうものかしら、と思って見てた気がします。最初のうち、病院の人たちの歌とか乗れない感もあったんですが、だんだん

キャラメルボックス(って見たことない)が、アルジャーノンをやってた記憶はあります。一度ストレートプレイでも見てみたくなります。
浦井くん、ほんとに売れっ子ですよねー。インドの映画界ものは見るかも

投稿: きびだんご | 2014.09.28 08:42

おはようございます。
今頃ごめんなさい。私は一度ストレートプレイで見たことがありますが、浦井クンのイメージが強すぎて、はじめチャーリーをなかなか受け入れられませんでした。最終的には、チャーリーはチャーリーだと納得したんですけどね。色々考えさせられましたが、結局は脚本次第じゃないかって…。キャラメルのは、あんなにキャラメルファンだったのに見ていないんですよ(゚ー゚;
「ボンベイドリームス」、ぴあで先行販売中なんだけど、手数料で1000円くらい高くなっちゃうのよね 先日「星ノ数ホド」を申し込んだときもそうで、節約のため見ようと思っていた映画1本、諦めました。浦井クンだと一般販売で取れないかも、って警戒しちゃうんですよね…。

投稿: SwingingFujisan | 2014.10.04 10:20

SwingingFujisanさま
あら、てっきりキャラメル版をご覧になってるとばかり。
私も今後、他の人で見ることがあったら、きっと浦井くんと比較してしまいますよ。
それにしても銀河劇場ってのがねぇ 新宿あたりの公演なら、リピートした……かも。

私は最近、ぴあやイープラスの先行抽選ではほとんど買わなくなりました。ほんとバカバカしく高いですよね。先行は、パルコ劇場や文化村の抽選くらいかしら。
頑張ってチケット取ったのに、生協で少し安く出たり、得チケの類があったり、逆に大丈夫と思ってたら買えなかったり、なんだか見極めが難しいなぁと思ってます。

投稿: きびだんご | 2014.10.04 20:59

きびだんごさま
亀の歩みのごときコメント失礼いたします。

「アルジャーノンに花束を」 印象的な作品でしたね。
私も苦手なストーリーではありますが、堪能しましたです。

私は浦井くんを発見したのが初演のシャルルで、先日の「ビッグ・フェラー」まで、硬軟とりまぜた役柄を観てきましたが、8年も前にまだ無名の(だったと思われる)浦井くんをこの役に抜擢した方(荻田さん?またはプロデューサーの人かな)の眼力はすごいなぁと思いました。

投稿: スキップ | 2014.10.31 13:02

スキップさま
東京と大阪での公演、かなり時間差がある分、スキップさまのブログで二度楽しめる、というのを実感しています
私も浦井くんが、ヘンリー六世にご出演でなければ、出会いはもう少し遅かったですね。今更ながら、あの新国立劇場の企画(なんたって、3部、9時間ですもの)に感謝ですわ。そこからまた彼のステップアップもあったでしょうし。

そして、確かに、8年前に彼をアルジャーノンに!という眼力は、凄いですね。いま、我々もその恩恵にあずかってる。

投稿: きびだんご | 2014.11.01 10:29

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