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2014.09.20

なぜか葛河思潮社が好きなので(^.^)

9月19日(金)「背信」 19:30〜 於・東京芸術劇場 シアターイースト

(葛河思潮社 第4回公演)
作/ハロルド・ピンター 翻訳/喜志哲雄 演出/長塚圭史 出演/松雪泰子(エマ)、田中哲司(ジェリー)、長塚圭史(ロバート)、ジョン・カミナリ(給仕)

横浜公演(KAAT)・9/10〜15を経て、東京公演は18日から。が、その18日に「仲間由紀恵結婚、相手は田中哲司(誰それ?)」という話題が駆け巡ったものだから、よくある宣伝ですか、とさえ思っちゃったよ。だったら、KAATが気の毒よね。ま、そんなことはないのでしょうけど。
舞台好きにとっては、仲間由紀恵よりも田中哲司なんだけどねー。

長塚圭史の葛河思潮社公演もこれで4回め。今まで(「浮標」2作、「冒した者」)は三好十郎の戯曲だったけど、今回は初の翻訳もの。ハロルド・ピンターって最近聞いたなぁと思ったら、麻実れい主演の「昔の日々」の人でしたか。あれは心惹かれたものの、日生劇場って!?などなどで、やめたのでした。

あ、チケットはゴーチ・ブラザーズの先行で取ったもので、確認もせずに劇場に行ったら、最前列のセンターブロック左端でした。ひゃ〜、役者さんにめちゃ近い 幕開き早々(エマ役の松雪さんが、後ろ姿を見せてスッと立ってるところから始まる)、田中哲司さんが登場してビールを飲むんだけど、それが私の真ん前でしたわ。劇場までパタパタ走ったから、ひゃ〜、私も飲みたい!などと。
ビールのみならず、1時間45分ほどのお芝居の間、ワインとか何かしら飲んでるよ、この人たちでした。

そしてタイトルからも分かる……ように、不倫の話ですね。エマ(画廊経営)とロバート(出版社経営)が夫婦で、ジェリー(作家エージェント)はロバートの親友。互いの家族にもいききがあり、子供はともに2人、らしい。


冒頭、エマとジェリーが会った時には、2人の関係はとうに終わっていて、今、彼女はロバートと別れるという。
そこから、場面転換のたびに時間が遡る。不倫関係が夫に露見したことをジェリーに告げるとき→夫婦のバカンス先でふとしたきっかけで「あやしい」となったとき……密会用のアパートで行き詰まってる2人→新しいアパートでウキウキな2人……ジェリーが初めて告白したホームパーティの夜。

具体的な時や場所が示されるわけでもなく、ひたすら台詞から状況を理解していく。かといって、説明的、というわけでもない。
そして、その場面転換はかなりしばしば。暗転ではなく、暗めのライトがついたままで、舞台上にずっと置かれているテーブルやベッド、デスクなどが移動されて、場所や時が変わる。その転換の間のみ音楽が入るので、ほんとに台詞に集中!なのですよ。うーん、こういうのがとても好きなんだろうか、私

実際に登場はしないけど、名前はしょっちゅう出てくるジェシーの妻(医者)や、作家たちを含めて、まぁそういう世界なもので……生活感はないですよ、もちろん。そこはこの場合、不要ね。いつでもスッと背を伸ばして微笑む松雪さんと、熱いジェリー、クールなロバート。虚構の世界はひたすら美しい。

いい感じに頭に刺激を受けて、はぁぁ……と、葛河思潮社な私です。たぶん、もう1回見るね。

*ジェリーとロバートは大学時代に知り合ったんだけど、それが片やオックスフォード(ロバートだったかな)で、片やケンブリッジ。詩の雑誌の編集か何か。うーむ、今月2回めですよ、この大学名が出てくるお芝居←HISTORY BOYS。

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