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2014.09.20

「きらめく星座」は見たんだよ!

9月10日(水)「きらめく星座」13:30 〜 於・紀伊國屋サザンシアター

(こまつ座 第106回公演)
作/井上ひさし 演出/栗山民也 出演/秋山菜津子、山西惇、久保酎吉、田代万里生、深谷美歩、木場勝己ほか

今日、19日は、池袋芸術劇場に「背信」を見に行ったのだけれど、持ち帰った(全く見てなかったから)チラシの束に、「きらめく星座」が。夕方ころから、出演者急病のため休演→代役を立てて再開など、断続的に情報が入ってきてた。田代万里生さん! 頸椎棘突起骨折だそうですが、首、こわいよ〜。しっかり治してください。

さて、「きらめく星座」、前回見たのは、愛華みれさんが主役だった時。ふわっとした雰囲気がとても記憶に残ってる。それが、今回、秋山菜津子さんということで、ずいぶん雰囲気違うじゃないですか! そして歌うんだよね、あまり記憶ないぞ、などなど思いつつ。
そうそう、舞台の「とき」は、太平洋戦争が始まる1年ほど前〜開戦前日。

結論から言うと、秋山さんはしっかり者の奥さんで、歌手デビューするも売れなかった昔のことなど、うむうむ、という感じ。で、久保酎吉さんと息もピッタリ。下町のレコード店の、素敵なご夫婦でした。

でも、たぶん前回よりも印象に残ったのは、傷痍軍人(山西)&この家の娘(深谷)のカップル。この2人は、レコード店の人たち(下宿人も含む)と違って、軍国主義の空気を色濃くまとっている。だけれども、彼は傷痍軍人だから戦地にはもちろん行かない。病院を慰問したりしている。
山西惇さんて、あの風貌ですもん、そりゃぁ軍人役がピッタリなわけですよ。それだけでなく、きっちり真面目なのが、だんだん家族に影響されて行く様子、あるいは、失った手が痛む心の苦しさなどでも、重くないというか、独特の存在感。妻となる深谷さんは、新国立劇場の演劇研修所出身だったかな。最近、よく見るようになってて注目もしている。優しい子だけどすっごく芯が強い、その強さが、「母になる」言葉の中に集約されてて、涙しちゃいました。

で、万里生くんは、入隊したけど脱走して、逃げ回ってる長男役。そういえば、大きな蓄音機の中に入ったり、動きがいっぱいあったわね。音大生で耳がよすぎて、砲兵隊が絶えられなかったんだ。意外と出番が少ないなーとも思ったっけ。逃げ回ってるから、要所要所で出てくるんでした。

テレビの「相棒」、スピンアウト版ができても、「暇か?」の課長は主役にはならないよね……。でも、「きらめく星座」の若夫婦のその後は見たくなる。

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コメント

 『きらめく星座』、千秋楽に観てきました。また知人からの買い取りですorz 井上ひさしは最近あまり私の好みから離れてきてしまったので。
 でも、最後に秋山奈津子が『私の青空』を歌うところ、よかったぁ。元歌の My Blue Heaven の、ちょっと訳しにくいところを「狭いながらも 楽しい我家」としたのは以前から名訳だと思っていましたが、こんなにこの芝居にピッタリとはまるとは。
 二世代(もうすぐ三世代)に居候に憲兵までいる家庭が息苦しくないわけがありませんが、空襲に脅えたり、戦争に駆り出されていこうとしている人たちにとって、この歌は敵性音楽だったとしても心に響いたんでしょうね。

投稿: ケイジ | 2014.10.06 16:25

ケイジさま
あれ?ご覧になったの?というのは、ほとんど救済の買い取りチケットですよね。すっかりアテにされてて、お気の毒というか……。
でも、時にそういうので出会いもありますもんね。私の場合は、大幅ディスカウント情報+時間の余裕が、合致した時かな。
きらめく星座は、木場勝己さんの役がなんとなく苦手な方向の井上さん、ではあったのですが(説明っぽいから)、でも、それゆえに記憶に残りそうな気もしています。

投稿: きびだんご | 2014.10.06 22:37

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