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2014年10月

2014.10.30

たまには優雅な日曜日…

10月26日(日)

恒例?の月イチ着物で集まる会。私はずーっと、仕事と作品書きに追われて(実際はあまりやってなくても気持ちが追われてる)、友人たちもそれぞれコドモのこと、マゴのこと、会社などで慌ただしい。せっかく、着物を着るのにいい季節というのに、今月は集まれないでいたのです……。

が、やはりそれでは悲しいので、集まれる人だけ、日曜日に銀座でランチ、と話がまとまった。12時集合。お店は予約しないでもいいよね!
予約ナシは、ちと不安だったけど、結果的にそれでよかった。当日、朝になって「どうしても午前中、マゴを見ないといけなくなった」と連絡が来て、集合を1時間遅らせることに。

ここで、私にしてはうまく頭が働いて、「予定通り、家を出て、サントリー美術館に行こう!」と思いついた。「高野山の至宝」展、キャパ的にもちょうどよかった。これについては後日。

銀座で集合して、交詢社ビルの「神谷」へ。1時すぎてたから大丈夫かと思いきや、やはり満席。でも、他へ、というのもナンなので(レストランフロアに他に入りたい店がなかった)、しばし待って無事に入店できました。

ゆっくり食事して、ビールも飲んで、喋って、楽しい日曜。マダムなランチ」もいいわね
その時、これからの予定なども話したんだけど、なかなか歌舞伎に行けないね、と。演目の魅力の部分もあるし、何よりやはり一等席は高すぎる、というのが大きい。
別に自分基準で考えてるわけじゃないけど、このままの路線で、今後もにぎにぎしく客席が埋まり続けるのでしょうかね。……だんだん財布の紐が固くなるお年頃

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2014.10.27

上野のお山は大賑わい

10月24日(金)「日本国宝展」於・東京国立博物館  平成館 (12月7日まで)

  もうねぇ……混んでる美術館・博物館には、ほんと行きたくないの。混雑を回避するためには、できるだけ早い時期に行く、閉館時刻まぎわあたりに行く、くらいかな。でも、そこまで頑張らなくても、なーんて、相変わらずテキトーな私でもある。

ということで、行って来ましたよ、夜間開館実施の金曜日、トーハクへ。新宿で「舞妓はレディ」を見た後で、上野まで足を伸ばしたのです。上野着が4時半少し前だったかな。
自分が行くつもりじゃない美術展にはとんと疎いので、上野の森美術館「北斎展」の長蛇の列を見てビックリ。「50分待ち」のプラカードが出てました。それを見ると、トーハクへ向かう足も心持ち早まる、ってなもの(ホームページで、待ち時間ナシというのは確認)。
見終わって門の方へ来る人の方が、これから行く人よりも多いよね、などと、あまり根拠のない安心をしたりしながら、平成館に入館!  これなら大丈夫。

早い時期に行ったもう一つの理由は、正倉院宝物は11月3日までしか展示されないから。  特別出品の正倉院宝物が11。残りのすべて(119点)が国宝という展覧会である。……とはいえ、わりとお馴染みさん(螺鈿の琵琶とか)がいたりする

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2014.10.26

壁ドン!ロミオ

10月25日(土)  「暴走ジュリエット」  17:00〜  於・あうるすぽっと

(柿喰う客  女体シェイクスピア)
005  暴走ジュリエット/006  迷走クレオパトラ   同時上演

原作/W・シェイクスピア  脚色・演出/中屋敷法仁  出演/佃井皆美(ジュリエット)、瀬戸さおり(ロミオ)、高部あいー(パリス)、七味まゆみ(キャピュレット夫人)、深谷由梨香(ロレンス神父)、葉丸あすか(乳母)ほか

  なんだかんだで、女体シェイクスピアも第5/6作目。今回はなんと恋愛悲劇というくくりでの、2作同時上演。出演者は全く同じ14人で、たとえば13時からクレオパトラ、17時からジュリエット。よくそんなことができるよね!  ジュリエット役の佃井さんは、もう一方ではオクタヴィアヌス・シーザーで、七味さんがアントニー、といった具合。
  そして、今までと同様、1本は90分弱。このスピード感と笑いの部分がまた中屋敷演出の特徴だわね。

「暴走ジュリエット」では、ジュリエットはセーラー服、そして、対立するキャピュレット家とモンタギュー家の若者たちはチェックのズボンにブレザー。若い恋、って、そうよね、などとつい思ってしまう。

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2014.10.25

舞妓ちゃーん!

10月24日(金)  「舞妓はレディ」 於・新宿ピカデリー

監督・脚本/周防正行  出演/上白石萌音、長谷川博己、富司純子、田畑智子、草刈民代ほか  *東宝

  公開開始からずいぶんと日が経ってしまったけれど、やっと見てきた。横浜方面に住む友人といっしょに、だったので、最初は新宿で見るつもりじゃなかったのに、東京国際映画祭のために新宿くらいでしか見られなくて。私は便利だけどね〜と思ってたら、副都心線のおかげでなかなか快調だったもよう。よかった。でも11時40分から、の一回上映というのはちょっと不便(ゴハンが)。

こういう映画館にはめったに来ないから……予告編の多さにグッタリ。特に、ぜったいに見たくないスプラッタ学園ものとか、クリアな大きな画面でいきまり見せるのは暴力じゃないですかねー。下を向いてたよ。

でもまぁ、この映画は楽しかったから、機嫌を直すことにするよ!

周防監督の映画は、テレビでチラッと見たことがあるくらい。見に行ったのは、長谷川博己さん(でも舞台を見たい)と純子ママが出演してるから。

 

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2014.10.21

久々に、劇場で(自分に)ガッカリ

10月18日(土)  「鷗外の怪談」14:00〜   於・東京芸術劇場 シアターウエスト

(二兎社公演39)
作・演出/永井愛   出演/金田明夫(森林太郎)、水崎綾女(森しげ)、内田朝陽(平出修)、佐藤祐基(永井荷風)、高柳絢子(スエ)、大方斐紗子(森峰)、若松武史(賀古鶴所)

  これを見に行った時は、多忙を極めておりまして……まぁ、いい息抜き、ではあったのですが。2幕、休憩込み2時間40分、前後半、どちらでも記憶が飛んでる。せっかく、楽しみにしていた二兎社なのになー。疲れ気味の時はもっとウキウキするお芝居がいいわね〜。

とはいえ、キャストを見て、これならあせってチケ取りしなくても、と思ったのも事実。様子を見て、二兎社のホームページから予約したのでした←手数料とか不要だからね。
タイトルが示すように、森鷗外と彼の妻、母、編集者たちが登場する。時代は、ちょうど大逆事件が起きてから、判決が出た直後くらいまで。いかにも、永井愛、という作りではある。

たぶん気に入らなかった要因は、メインキャストの一人、水崎さん。理由はわからない。逆に、新しく来た女中役の高柳さんなどは、要注目と思っちゃった。嫁姑バトルの一方の当事者、大方さんもよかったよ。
……なので、ストーリーについてほぼ語れません。うむむ。
いつも二兎社公演では、キャスト・スタッフ紹介+上演年表の載った冊子をくれるんだけど、今回は裏表紙に、雑誌「すばる」の広告が。??と思っていたら、登場人物の平出(内田さん)は、すばるの編集者、かつ大逆事件の弁護人の一人、なのでした。お芝居ではもっぱら「すばる」と「三田文学」が出て来てた。

  お疲れ日々は続いてますが、今週末は女体シェイクスピアの予定で、こちらは寝てる暇はないのでは(そもそも90分くらいだし)と思ってます。あうるすぽっとなのが気に入らないけど。

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2014.10.20

小山やす子書展のお知らせ

1409koyama

 来週水曜からです。日本橋高島屋にいらしたら、ぜひ。

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2014.10.18

舞台を見る醍醐味

10月14日(火)  「炎  アンサンディ」  19:00〜  於・シアタートラム

作/ワジディ・ムワワド   翻訳/藤井慎太郎   演出/上村聡史   出演/麻実れい、栗田桃子、小柳友、中嶋しゅう、中村彰男、那須佐代子、岡本健一

  手元に真っ赤な表紙のA5判パンフレットがある。冒頭の「ごあいさつ」で萬斎さんが(世田谷パブリックシアター企画制作だからね)、「この秋一番の衝撃作といえる」と書いている。確かに、決して甘くはない3時間超のこの芝居は、見る者に否応なしに、世界で起こっていること、起こるかも知れないこと、をつきつける。
作者ムワワド氏は、1968年ベイルート生まれ。75年に勃発した内戦から逃れてフランスに亡命し、のち83年カナダに移住。そんな彼の背景が色濃く反映された作品。現在のモントリオールに始まり、過去の中東の様々な場面が浮かびつつ、いまはもう死んでしまっているナワルの過酷な人生をたどる。それは、彼女の双子の子供たちに宛てた遺言のかたちを取って。

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2014.10.15

府中でミレーを見る

10月11日(土) 「ミレー展 愛しきものたちへのまなざし」 於・府中市美術館(10月23日まで)

(生誕200年記念)
せっかく文楽を見に府中の森芸術劇場に行くのなら、ミレー展も! まぁ、都心の美術館ほどは混まないでしょうけど、それでも会期の終盤の土曜日……ということで、文楽の開演前ではなくて、終わってから4時半の最終入館ギリギリをめざすことにした。
文楽は、ふるさとホール入り口には終演16時20分とあってぎょっとしたけど、中に入って詳しいタイムテーブルを見たら16時10分だったので、ホッ。これなら大丈夫。
実際にはもう少しはやく終わったけど、それでも府中の森公園中を飛ぶように急ぎましたですよ。

ミレーといえば……晩鐘(いま国立新美術館に来てる)とか、種をまく人、落ち穂拾い、など教科書に載るような有名な作品があるけど、それくらいしか知らないんだよね。バルビゾン派、という言葉も最近知ったくらいで。
なので、まぁ物見高さだけで見に行った、というのが正直なところ。農村風景、働く農民……のイメージしかなかったけど(それは展示の第3章=家庭・生活と第4章=大地・自然で)、それ以前の作品も面白かった。
前段階として、肖像画家の時代があったのか。(第2章=自画像・肖像画)
最初の妻(結婚3年後に肺結核にて死去)の若々しい意思的な表情など印象的(妻の祖母・父・弟も描いている)。あと、元市長の肖像画をめぐる市議会との争い、すなわち依頼されて描いたのに似てないと受け取りを拒否されて、それに抗議する意味で描いた「モーセに扮した自画像」(XIIIを指している)というエピソードも。

第1章はプロローグ 形成期なんだけど、「絵画の妖精」なんて、とても可愛らしくて、あのミレー?だったなぁ。

府中市美術館の館長さんがミレー研究の第一人者ゆえに、こんな最寄りの美術館で充実した展覧会が開かれたのね。ありがたや。そうそう、エッチング、リトグラフ、デッサンの類の多くが、日本の「個人蔵」だったのにも、ちょっと注目。

それと、もう15年以上も前に他界した義父が、洒落て作った背広の裏地が「落ち穂拾い」だったことも、唐突に思い出したのでした

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2014.10.14

文楽地方公演を見る

10月11日(土)   「文楽  平成26年10月地方公演」昼の部   13:30〜   於・府中の森芸術劇場ふるさとホール

作成中
↑公演パンフレットより。住大夫インタビュー

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2014.10.12

根津美術館は新創開館5周年

10月10日(金)  「名画を切り、名器を継ぐ   美術にみる愛蔵のかたち」  於・根津美術館

(新創開館5周年記念 特別展)
歌舞伎座の昼の部を見たあとで……ほんとは国立近代美術館の菱田春草展に行こうかと思ってた。金曜は8時までだし、「美の巨人たち」(11日)と、「日曜美術館」の前に行った方がよさそうだから。
が、いやいや根津へ、というきっかけがあって(「UP」という東大出版会のPR誌をたまたま読んだ)、先に根津美術館に行くことにして、余力があれば近美にもどればいいや、と。

目的はいわゆる古筆切。このところ頭の中は「書」だったりするもので。和歌は一首ずつ切り取りやすいから、切り離されて掛軸になったりするんだよね。あと、たくさんあつめて手鑑とか。掛軸になると、ガラス越しに見るにはちと小さい。単眼鏡が必要かな。
佐竹本三十六歌仙絵については、NHKでもやってたっけ。まとめて買う資力がある人はおらず、ばらばらになったんだよね。で、買った人たちは、こんな風に表装したぞ!と自慢したりして。今回(前期)は、斎宮女御、小野小町、小大君といった綺麗ドコロが出てた。一番高い値がついたという斎宮女御は、今でも「個人蔵」なんだわ
え〜、せっかくの物をばらばらにしちゃうの、という一方で、だからこそ全部ではなくても今に伝わる、ということもある。あと、戦前の実業家の趣味人ぶりとか。戦国の世から、てっぺんに立つような人々がお茶に魅了されてきたのね。

お茶ということで、茶器などを「継ぐ」有様も、びっくりするようなものが。青磁の茶碗に3つの鎹(かすがい)が打たれてて、それで尚いっそう愛用する、とか。茶碗を上から見て十文字に切り詰める、とか(古田織部の所持品だそう)。あと、昭和になってから大量に見つかった桃山時代の志野のかけらを寄せ集めて茶碗にしたもの(継いだ時の大胆な金色が素敵)など、面白いのがいっぱい。

夕暮れ時の1時間ほどを、ゆったりと楽しんだ。でも、とうぜん、近美に戻る余力はなくて、原宿駅までのんびり歩いて帰宅したのでした。

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2014.10.11

勘三郎追善の舞台を見る

10月10日(金) 「十月大歌舞伎」昼の部 11:00〜 於・歌舞伎座

「新版歌祭文 野崎村」七之助(お光)、扇雀(久松)、児太郎(お染)、彌十郎(久作)ほか
「近江のお兼」扇雀 「三社祭」橋之助、獅童
「伊勢音頭恋寝刃 油屋店先 奥庭」 勘九郎(福岡貢)、七之助(お紺)、梅玉(万次郎)、玉三郎(万野)、仁左衛門(喜助)ほか

1週間前の夜の部は、友人のお母さんに売っちゃったので、たぶん今月は昼の部しか見られない。先月も夜の部だけ(1階の2等席)だったし……。3階席に座るのはさらにさらに久しぶりで新鮮な感じだった。

と思いながら「野崎村」。菊ちゃんのお光を見たのは去年の秋だったわねー。とまず思い出したのは、大騒ぎしてチケットを確保した岡山公演のことで、新宿でも見たじゃん!は後から
お光では、かなり晩年の芝カンの記憶が一番大きいかもしれない。なんでしょうね、あの可愛さ。そういえば勘九郎でも見たことある。

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2014.10.10

蜷川シェイクスピアにもご無沙汰

10月7日(火)  「ジュリアス・シーザー」18:30〜  於・さいたま芸術劇場

(彩の国シェイクスピア・シリーズ第29弾)
作/W・シェイクスピア  翻訳/松岡和子  演出/蜷川幸雄  出演/阿部寛(ブルータス)、藤原竜也(アントニー)、横田栄司(ジュリアス・シーザー)、吉田剛太郎(キャシアス)、たかお鷹(マララスほか))、山本道子(カルバーニア)、大石継太(キャスカほか)ほか

  ちょっと根性がなくなってて、さい芸のシェイクスピアも「これ!」というのしか行かなくなった。つまり、今回は「これ!」だったわけですが。ま、阿部寛は見たいから。

初日ということを忘れてた。前日に、上演時間情報を調べてて、そうか、初日だったんだ、と。ロビーにも、劇場関係者らしき人がずらり。それとお祝いのお花がいっぱい。これねー、いっぱい並べてあって、その前で写真を撮る人とかで、ちょっと動きが滞っちゃう。パンフ(&グッズ)売り場の列とも錯綜しそうだし。
ま、華やかでいいんですけれども、もうちょっと動線を考えてもいいのに。(シアターコクーンやパブリックシアターのように、一切出さない所もある)

劇場で 私が認識できたのは、松岡和子さん、河合祥一郎さんの翻訳者コンビのみ。

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2014.10.09

10月7日は物理記念日^^;

10月7日は物理記念日^^;
画像は、高野文子「ドミトリーともきんす」(中央公論新社)。

映画を見に行った7日は、実は長い長い一日だった。
下高井戸から新宿へ出て、(時間調整がてら)紀伊國屋書店新宿南店。そして与野本町はさいたま芸術劇場「ジュリアス・シーザー」を見て、帰宅は11時すぎてた。

紀伊國屋で欲しかった「ドミトリーともきんす」が買えてよかった。埼京線内の往復で熟読。
が……今回は科学者たちの言葉がテーマであった。登場しますのは、朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹。
上の画像は、ユカワ君のところ。やっぱりね、トモナガ君とユカワ君が特に難しいんですのん。

…と「ともきんす」頭で帰宅したら、テレビはノーベル物理学賞の話題でもちきり。
なんて物理な日なの!!
さらにトドメは、うちに届いてたPR誌「UP」 の不定期連載「たまには物理カンタービレ♪」。
パラパラとしか読まない雑誌だけど、これは「文章」を愛読してるので。

ふだんほぼ縁のない「物理」に、いきなり束になって襲われたような日でしたわ。
そしてなにがあっても、1ミクロンも縮まらない物理との距離よ!!

*そして、9日げんざい、相変わらずの受賞ネタ続きのテレビに、すっかり飽きてしまってます。赤崎氏はとても素敵だけども。ますます「目に見える」かたちで「役に立つ」学問ばかりが遇されていくのかしら。

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2014.10.08

レディース・デー*に映画を見る

10月7日(火) 「グランド・ブダペスト・ホテル」於・下高井戸シネマ

夏までは毎週火曜日に、ほぼはずせない出社仕事をしていたので、映画館のレディース・デーには無縁だった。が、めでたく引退して(気持ちがささくれる仕事だったんだよ)、自由の身(笑)。
*タイトルはそのままにしておきますが、今よく見たら「毎週火曜日はみなさま1000円均一のサービスデー」でした。
そんなところに、かつての仕事仲間で映画好きの人との約束ができて、行ってきましたよ
私は沿線だけど、彼女は横浜。申し訳ないね。正午に駅で待ち合わせて、近くのイタリアンでランチの後、映画館へ。もっとも、朝からチケットは売っていて、整理券方式なので、私が先に買っておいた。8番、9番だったよ。すごい意気込み←最終的に満員になってた。

映画は、東欧のある国(ハンガリーではない)の、由緒正しいホテルのコンシェルジュが主役、でいいのかな。現在から、1960年代(具体的には失念)を振り返り、さらにそこから、ほんとの舞台は1932年〜。このホテルがとても華やかだった頃の話。

コンシェルジュが文字通りねんごろにしていた顧客の伯爵夫人(高齢!)の、死と遺産相続をめぐって、「逃亡もの」でもあるね。脱獄もするんだから。絵画がでてくると聞いていたけど、それは渡されるはずの、貴重な「財産」としてでした。
いろんな場面で劇画チックと言いますか……。特に、伯爵夫人の相続人がやとった「殺し屋」の登場シーンはみんなそう。いかにも、な強面だし。雪山のデッドヒート=スキーとソリなんて、まさに漫画だもん。そういう部分と、残酷な殺しがミックスされてる。顧問弁護士がひと気のない美術館を逃げるところは怖かったよ。ってか、なぜそんなふうに逃げる

一方では、このコンシェルジュの元にいるドアボーイの少年に、なぜ国籍がないのか。彼を通して二つの戦争を意識する。

細部がいろいろと面白くて、気楽に見るのにはちょうどよかった。

映画はすぐ見逃しちゃうんで、これからも約束して一緒にいくのがいいよね、と、次は「舞妓はレディ」を見ることに決定。楽しみだなー。


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月夜のバッハ

10月6日(月)「ミュンヘン・バッハ管弦楽団」  19:00〜  於・武蔵野市民文化会館  大ホール

(指揮/ハンスイェルク・アルブレヒト)
ブランデンブルク協奏曲 全曲演奏会
1番→3番→4番(休憩)6番→5番→2番 (アンコール:メヌエット、主よ人の望みの喜びよ)

巡り合わせで2日連続のバッハとなった。そう、どちらも調布音楽祭の直後にチケットが発売されたの。バッハ・コレギウム・ジャパン、古楽のブランデンブルク協奏曲とまた違うのも聞いてみたかったし。とはいえ、もう3ヶ月も前のことで、ろくに覚えちゃいないんだけど。
  台風一過。三鷹駅に向かうバスの中から、ずっと綺麗な十三夜の月が。

ミュンヘン・バッハ管弦楽団は、1954年の創設らしい。芸術監督が指揮&チェンバロ(+パイプオルガン)って、BCJの鈴木雅之さんと同じ。今回の来日コンサートは10月1、2日の宮城県からスタートして、東京(オペラシティ、武蔵野市、多摩市)、横浜、松本、大阪、最後が13日の岡山なんですって。
この武蔵野市のチケットを買った後で、オペラシティのが得チケか何かになってて、あらら(そもそも武蔵野市の方が安いけど、同額くらいに)。初台なら便利なのに、と。武蔵野市民文化会館って、三鷹駅から北へ15分くらいは歩くんだもの……。

そうそう、プログラムはAプロが、このブランデンブルク協奏曲全曲、Bがオール・バッハ・プログラム。Bってオペラシティ2日のうちの1日と松本のみ。まぁ、Aの方がポピュラーに地元の人向け、ということなのかな。

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2014.10.06

雨の午後にはクラリネットを

10月5日(日)  「ストツルマン&塩谷哲  Back  to  Bach」  14:00〜  於・調布市グリーンホール 大ホール

リチャード・ストルツマン(クラリネット) /塩谷哲(ピアノ)
第1部:バッハ
インヴェンション第1番、ゴルトベルク変奏曲より、半音階的幻想曲とフーガ(ストルツマン)、G線上のアリア
第2部:ガーシュイン&モンク
ポーギーとベスより、Well, You Needn't  ほか

  ピアノの塩谷さんは、たぶん1990年代にバイオリンの金子飛鳥さんのライブで何度か聞いてる……と思う。その後、何回かコンサートに行きたいと思ったりしたけどなかなか日にちが合わず、やっと。それが調布なんだから、おもしろいものですわ。そんなわけで、クラリネットの人と一緒のコンサート?というくらいの認識だった。
*塩谷哲(しおのや さとる)さんは、ちょうどいま、NHK「趣味 Do楽」でピアノを教えてます。

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2014.10.03

秋はさびしい……懐が

うーーむ。
春と秋には、規模こそ違え、書の公募展出品がありまして……そのために料紙を買ったり、出品料を払ったり、あらら〜。これは去年からね。
でも、この秋はそれどころじゃない事態に陥っている。

その1。今月末から来月にかけて、書の先生の個展がある(於・日本橋高島屋。これについては後日)。せっかく習ってるんだし、小さいのを1点買おうかな、ということでとりあえず予約(買えるかどうかは未定)。

その2。母親が地元紙に20年以上チョコチョコ続けて来た投稿を、本にまとめることにして、その作業もだいぶゴールが見えてきてる。これを勧めたのが私で、行きがかり上、費用は出すから、と言ってあるんだなー。
父親はほとんど現金(というより財産か)を残さなかったけど、ほんの少々もらったもので丁度まかなえるかな、と思ったことも確か。なので、まぁ預かってたのを返す、という感覚ではあるけど。
しかーし、本を製作してる会社(地方紙の関連会社)がのんきで、何度も見積もり出して!と言ってるのに、なかなか出してくれない。やっとページ数が確定したとかなんとか言ってるけど。近くにいないから、そういうチェックもできず、誤植だらけじゃあるまいな、と不安も。
でもまあ、何かしら「希望」があることは、母にとっていいことだから。

そんなこんなで、出費予定のあるところへ、この円安……。とてまずい!

そんなわけで、なんだか気持ちが縮んじゃって、なんと歌舞伎すらもあんまり出かける気になってないのです。年末まで、あちこちで公演があるのに、絶対行く!というのは、来月の歌舞伎座・夜の部だけかも。後は出たとこ勝負ね。
*まあ、他の劇場には出かけるし、歌舞伎もそのうち一気に爆発する可能性はもちろんある。

とりあえず、手持ちの仕事(選んでる場合じゃない、と引き受けた)頑張ります。アーンド、作品書きもやらなくっちゃ。

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2014.10.01

久々、マチソワ敢行!

9月30日(火)
背信」  14:00〜  於・東京芸術劇場シアターイースト
小指の思い出」  19:00〜  於・東京芸術劇場プレイハウス

もうねぇ、できるだけハシゴはやめようと思ってるの! 観劇の後で美術館に行くのさえ自粛気味ですもん。それなのに今日はマチソワですわよ。

  もともと、「小指の思い出」のチケットは持っていた。随分早くに、次の「半神」とのセット券を割引で買ってたから。そうしたら、「背信」をもう一度見たくなってしまい、同じ池袋だし、ここに入れちゃえ!となったの。

本日、「背信」は東京公演の千秋楽。 これは2回見ることができて、正解だったと思う。前回、贅沢にもあまりに舞台に近かったがゆえに、(もちろん初見でもあり)ゆったりとは見られなかったけど、今回は少し引いた位置からいろいろ考えながら。引いた位置、と言っても、H列のセンターブロック(右寄り)だから、最適なくらいじゃないかしら。一応、ぴあとイープラスの席を見比べて購入(手数料無料にて←発券料は必要)。

前回の感想でも書いたけど、舞台上では時が遡っていく。だけど、全てが逆回りなわけでもない。たぶんクライマックスの、ヴェニスで妻の裏切りが発覚→それを知っている状態で夫が親友(妻の不倫相手)に会っている、この2場は逆回りではない。だからこその緊張感…夫は知っているが、友人はそんなことになってると夢にも知らない。そして二人はいつものように会話しているのだ。

ま、身も蓋もないことを言っちゃえば、不倫は美男美女じゃないと似合わないわよね、そして、どんなに熱くなっても続かないのよ、という恋愛における真理も見出すのですわ(笑)。

私は長塚さんの選ぶ海外戯曲は好きかも、とも思う。とにかく演じた役者3人は素晴らしい。それとレストランの給仕として、日本語のできるイタリア人が出てるのも、舞台上の空気が変わる以上の効果がある気がする。

「小指の思い出」は、野田秀樹が30年も前に作った作品を、当時の彼とほぼ同い年の藤田貴大が演出。オリジナルを見てないので、もちろん私には比較はできない。が、確かにエネルギーが溢れててワケわかんない野田さんだなー、とは思う。これについては、また書けるようなら……。

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