« 文楽地方公演を見る | トップページ | 舞台を見る醍醐味 »

2014.10.15

府中でミレーを見る

10月11日(土) 「ミレー展 愛しきものたちへのまなざし」 於・府中市美術館(10月23日まで)

(生誕200年記念)
せっかく文楽を見に府中の森芸術劇場に行くのなら、ミレー展も! まぁ、都心の美術館ほどは混まないでしょうけど、それでも会期の終盤の土曜日……ということで、文楽の開演前ではなくて、終わってから4時半の最終入館ギリギリをめざすことにした。
文楽は、ふるさとホール入り口には終演16時20分とあってぎょっとしたけど、中に入って詳しいタイムテーブルを見たら16時10分だったので、ホッ。これなら大丈夫。
実際にはもう少しはやく終わったけど、それでも府中の森公園中を飛ぶように急ぎましたですよ。

ミレーといえば……晩鐘(いま国立新美術館に来てる)とか、種をまく人、落ち穂拾い、など教科書に載るような有名な作品があるけど、それくらいしか知らないんだよね。バルビゾン派、という言葉も最近知ったくらいで。
なので、まぁ物見高さだけで見に行った、というのが正直なところ。農村風景、働く農民……のイメージしかなかったけど(それは展示の第3章=家庭・生活と第4章=大地・自然で)、それ以前の作品も面白かった。
前段階として、肖像画家の時代があったのか。(第2章=自画像・肖像画)
最初の妻(結婚3年後に肺結核にて死去)の若々しい意思的な表情など印象的(妻の祖母・父・弟も描いている)。あと、元市長の肖像画をめぐる市議会との争い、すなわち依頼されて描いたのに似てないと受け取りを拒否されて、それに抗議する意味で描いた「モーセに扮した自画像」(XIIIを指している)というエピソードも。

第1章はプロローグ 形成期なんだけど、「絵画の妖精」なんて、とても可愛らしくて、あのミレー?だったなぁ。

府中市美術館の館長さんがミレー研究の第一人者ゆえに、こんな最寄りの美術館で充実した展覧会が開かれたのね。ありがたや。そうそう、エッチング、リトグラフ、デッサンの類の多くが、日本の「個人蔵」だったのにも、ちょっと注目。

それと、もう15年以上も前に他界した義父が、洒落て作った背広の裏地が「落ち穂拾い」だったことも、唐突に思い出したのでした

|

« 文楽地方公演を見る | トップページ | 舞台を見る醍醐味 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 文楽地方公演を見る | トップページ | 舞台を見る醍醐味 »