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2014.11.18

新派を初めて見た

11月17日(月) 「11月新派特別公演」夜の部 16:30〜 於・新橋演舞場

「鶴八鶴次郎」勘九郎、七之助、柄本明、小山三、鶴松ほか
「京舞」波乃久里子、水谷八重子、近藤正臣、勘九郎ほか ゲスト・青木功

17世勘三郎27回忌、18世勘三郎3回忌の追善公演。演目にも興味があったので、初めて新派を見ることにした。……といっても、実はこのチケットが歌舞伎会の28ポイントめで、これで終わりのギリギリだったから、ポイント稼ぎもあったわね。でも、いつぞやもそれで新派を買って(なんといっても演舞場は安い)、友人のお父さんに売ったから、今回は「見る気」十分だったのよ。
懐かしの演舞場3階上手のコーナー。一番狭い1列44だけど、左の43がずっと空席だったから足は楽でした。口上のゲストが買った後で発表になって、なんというか……ガックリ どうせなら俳優さんがよかったわよぉ。

鶴八鶴次郎」は原作は有名だけど、見たことなかったからとても楽しみだった。新内語りの鶴次郎と相方の三味線・鶴八(お豊)を、中村屋の兄弟が演じ、番頭の佐吉が柄本明。寄席が街のあちこちにあってにぎやかだった時代、新内も高座に立っていたのね。

名人と言われた鶴賀鶴八の娘であるお豊と、弟子だった鶴次郎は、表向き兄妹だけどお互いに好き合っている。でも、気の強い鶴八と焼き餅焼きの鶴次郎……紆余曲折があって、大店の女房になった彼女と、落ちぶれた鶴次郎。うーむ、鶴次郎、短気すぎるよ、とか、見ながらつい思ってしまう。
ちょうどこの鶴次郎と鶴八が、勘九郎と七之助のキャラに合ってて良かった。 特に七之助! 勘九郎の台詞のはしばしに勘三郎を思い浮かべるのが、まだ悲しい。
まぁねー、ストーリー的には昔だよね、とも。
そうそう、キャストを全く把握してなくて、小山三さんが出てきた時にはビックリした。

この後、口上があって「京舞」とばかり思ってたら、京舞の途中(場面転換の間)に、だった。

「京舞」は、三世と四世の井上八千代をめぐる物語。三世(春子=水谷)は女傑というか、すごい人だったんだ。そして、内弟子だった四世(愛子=波乃)。やはり二人は芸達者だわね。
年老いて、100歳で舞台に上がる時の三代目、周りをハラハラさせるお笑いの場面の後、「お幕!」と叫ぶ迫力にしびれました。
一方、厳しい先生の内弟子だった四代目、最初の場面は10代だったのね。叱られてばかりの頼りない頃から、立派に後を継いで押しも押されもせぬ家元としての揺るぎない自信を得るまで、久里子さん、素晴らしかった。長刀を持っての「屋島」かっこよかった。

久しぶりに演舞場に行ったら、北隣の(向かいの?)ビルがなくなってた。銀座周辺は、ほんと建設ラッシュだねー。
*六本木での書の教室の後で演舞場に回ったので、三世に書の先生を重ねたところもあった。満90で矍鑠としてらっしゃるし、高弟に対する厳しさはすごいもの。私みたいな初心者には、少しでも褒めるところをみつけようって感じだけど、あるレベル以上だと妥協ナシ。ついてこれないとバッサリ、みたいなところはあるわねー。

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コメント

私も19日に見てきました。
新派をここまで引っ張ってきた八重子さん(未だに良重さんと言いそうになる)、久里子さんの演技は素晴らしかったですね。
口上のゲスト…18世はゴルフ好きでしたからね。俳優さんがよかったというお気持ち、よくわかります。
新派初観劇とは意外でした。

投稿: SwingingFujisan | 2014.11.22 11:50

SwingingFujisanさま
あら、同じ19日でしたか と思ったら、昼の部をご覧になったんですね。
私、ゲストの表を見間違えてて、ギリギリまで大村崑さんと思ってたんです。だから余計に、かも。とりあえず、青木功さん、「中村家(なかむらけ)」は、やめて、でした。でもまぁ、NY公演に触れられたのはよかったかも。
新派、ほんとに縁がなくて。劇団四季も見てないし……偏ってるんです

投稿: きびだんご | 2014.11.22 15:13

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