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2015年2月

2015.02.28

逃げ足、はや〜い!2月

2月28日(土)

きゃっ、今日で2月もおしまい。ということは、ことしの1/6が過ぎちゃったわけで……

今月後半の観劇記をほとんど書いてません。なんとなく気力がなかったのかも。

18日(水) 歌舞伎座・昼の部
20日(金) ドラマ・リーディング「死の舞踏」
21日(土) 「東横落語会」→「みたか喬太郎勉強会」

感想が書けなかったのはこれくらいかしら。歌舞伎座・寿曽我のことを思うと、この頃にはもう三津五郎丈は随分具合が悪かったんだよね、というのがまず頭に浮かぶ。巳之助くんの受け答えなどが立派だったと思うにつけ、役者稼業の厳しさも思ってしまう。
歌舞伎座に行った日は、かなり仕事で消耗していたので、ところどころになりつつ、見たのでした。久しぶりの1等だったのに、この体たらく。そうそう、右隣の2席が空席でアラアラと思っていたら、関の扉でやっと登場……体格のよい外国人でたぶんフランス語喋ってたんだと思うよ。音羽屋関係かしらん。

「死の舞踏」に関しては、ちょっとまとめて書きたかったけど……。仲代達矢、白石加代子、益岡徹の3人のみ。私はやっぱり、きちんと台詞を聞いて「想像する」のがとても好きだと、改めて思ったのでした。仲代達矢の意外と甘い声に驚き、白石加代子の、時に浮いてしまう演技もリーディングの中ではちょうどいいのでは、などと。益岡徹も、もっと見なくては。

落語は、図らずも1日に8席も聞くことになってしまった。それがぜーんぶ、柳家だったのはどうかと思うよ(爆)。

3月は、それほど予定は入れてません。歌舞伎座のほかには、パブリックシアター(行けるのか?)とパルコ劇場、そして地元近辺でのコンサートくらい。書の公募展に向けて、気の重い日々がスタートしているので。ま、気晴らしは必要よぉ、とばかり、後からあれこれ増やす可能性は大いにあるけれど。

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2015.02.24

カトケン・シェイクスピアの世界に遊ぶ

2月23日(月) 「ペリクリーズ」 14:00〜 於・本多劇場

(加藤健一事務所35周年記念 vol.92)
作/W・シェイクスピア 訳/小田島雄志 演出/鵜山仁 出演/加藤健一、山崎清介、畠中洋、福井貴一、加藤義宗、土屋良太、加藤忍、那須佐代子ほか

見に行きたいな、というくらいだったのに、よしっと予約したのは、蜷川ハムレットを見た後。なんとなく、もう少しシンプルなシェイクスピアが見たくなったから、と言ってもいいだろう。その直感は当たってた。出演者総勢11名が、主役ペリクリーズのカトケンさん以外は、一人何役も演じ、舞台は天井から吊り下げられた大きな布が効果的。本多劇場だからこその、役者との距離感だった。

シェイクスピアのロマンス劇はわりと好きなのよ〜。と言いながら、原作も読んでなければ、舞台を見るのも初めてで、ついていけるのか?ではあった。でも、語り部・詩人ガワー(福井)に導かれ、ペリクリーズの長い長い旅に、無事に同行できたのでした。

今までに見た「冬物語」「テンペスト」でも、いろいろ不思議なことが起こったけど、この「ペリクリーズ」はすごいよ。死者がよみがえるのだから。400年前も今も、そんなせつない望み、夢、みたいなものは変わらずにあるんだな、と。
舞台がシンプルで、役者の声がストレートに届く、そんな中で、想像力を駆使して見ていると、不思議に爽快な気分にもなってくる。いっとき、様々な憂きことを忘れて「ペリクリーズ」の世界で遊んでる、って感じかな。もちろん、力のある俳優ぞろい、というのも大きいと思う。

見終わったら、少し優しい気持ちになれるような、そんな舞台でした。

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2015.02.22

藪原検校は、23日初日

作成中

これは、あまり目にする人が多くないであろう新聞、「しんぶん赤旗」日曜版、2月22日号です。初日を控えて、萬斎さん、露出多ですわ。バラエティー番組などにも出られたりして(あまり見ていない)。

初演から3年。待望の再演ではあるのだけれど、ガラリとキャストが変わっているのがねぇ……。浅野和之、秋山菜津子、山内圭哉、熊谷真実、印象的だった人たちは皆さん出られないんですもの。
というわけで、安く見られたりもするようなので、興味のある方は是非 先日、バリカンを入れて断髪式?をなさったという写真が、こまつ座のTweetに上がってました。

ひっそりPRしている私ですが、今のところ、アフタートークのある日の3階チケットをもってるだけ。こまつ座から買いました(こまつ座だとコンビニ発券料も不要なのですよ)。

ところで、この藪原検校は3月20日まで。ござる乃座は3月25、28日なんだけど、運悪く仕事と重なっちゃって行けないのですわ。残念。

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2015.02.17

文楽強化週間

2月15日(日) 文楽第1部
2月17日(火) 文楽第2部・3部

14日が初日なのに、すでに全部見ちゃった。いや、正確には、第2部の「花競四季寿」を除いて、だけど。これ、仕事のきりがつかず出遅れたからすっぱり諦めたの。3等席だったから、というのもあるかなぁ。
というわけで、ちょっと感想書いてる余裕がありません。代わりに日曜にくろこちゃんと一緒に撮った写真をのせようかと思ったら、目伏せなどの加工ができなくて(人形の類と一緒に撮ったものは顔が検出されないらしい)、断念しましたです。

3等席から見たくせに、第2部の簑助さん小春にやられました! 大阪のこういう話はどうもねぇ、とケチったんだけど、第3部と逆にすればよかったかな。
あ、第3部の国性爺合戦は、浄瑠璃を堪能しましたわ。どの太夫さんも、迫力で。

てなわけで、金曜まで、ちょっと真面目に働きます(=お尻に火がついている)。

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2015.02.14

女体シェイクスピアの007

2月13日(金) 「完熟リチャード三世」 19:30〜 於・吉祥寺シアター

作/W・シェイクスピア 脚色・演出/中屋敷法仁 出演/安藤聖(リチャード)、内田亜希子(クラレンス公、マーガレット、スタンリー卿)、岡田あがさ(リヴァーズ卿、暗殺者、ケイツビー、ヘンリー六世)、七味まゆ味(バッキンガム公、公爵夫人=リチャードの母)、葉丸あすか(ヘイスティングス卿、暗殺者、クラレンス公の息子、ティレル)、深谷由梨香(エリザベス、王子エドワード、ロンドン市長)、八坂沙織(王エドワード四世、アン、ヨーク公、リッチモンド伯)

女体シェイクスピアも、はや第7弾か。最初の「悩殺ハムレット」が2011年9月だったから半年に1本ペース。今までもせいぜい90分程度の上演時間だったけど、今回は80分。
そして007にちなんだのか7人の女優の出演で、しかもそれぞれに脚や胸を強調した黒のドレス姿。リチャード役の安藤さんだけが、パンツスタイルだったな(そして彼女だけが一役。当然か)。 で、何もないスクエアな舞台に全員ほぼ出ずっぱり。あ、珍しく幕があって、最初はそれがバシッと引き落とされる。ラストも上から幕が下りてチョン。

このお芝居のリチャードは、出演者の中で一番物静かかもしれない。一人称は僕だし、いわゆる悪党宣言も、雰囲気が違う。その理由がだんだんわかってくるというか、歴史劇だから男達の物語で女はいろいろ翻弄される存在、というのが根本から覆されるような。もちろん、ヘンリー六世の妻エリザベスやアンたちは、ひたすら嘆き、呪い……というのは動かないけど、そこをサラッと流すんじゃなくクローズアップされている。

だから、見ようによっては、あんなリチャードみたいな「怪物」が生まれたのは、あそこまで自分の子供を憎みスポイルした母親のせい、みたいなところも。と、それは後から思うと、というところだけれど。

軽やかに美しく、今回も女体シェイクスピアの世界を楽しんだ。いろんな切り口で(会場と装置と衣装などなど)、舞台化されていくこのシリーズ、次は何かな。

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休日は地元のホールで

2月11日(水・祝) 「都響・調布シリーズ No.16」14:00〜 於・調布市グリーンホール

指揮/レオシュ・スワロフスキー

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104/チェロ:遠藤真理
・・・休憩・・・
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95 ≪新世界より≫
アンコール(ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番)

せっかく調布市の文化振興財団?の会員なんだし、たまには、という感じで。休日に都心のホールまで行くのは面倒だけど、歩いて行くならいいんじゃない?
でも、これ主催は都響で、調布市ナントカ財団は共催だから、チケットは主催のものほどは選べなかった。甘く見てたというべきかな。ま、1割引にはなったからヨシとしますわ。

もちろん、ドヴォルザークの曲が聞ける、ということも大きかった。……というわけで、指揮者のこととか全く考えてなかった。名前からして、チェコ、という感じね(スワロフスキーのアクセサリーは好きですわ) 。彼のプロフィールに◯◯生れは書いてないけど、スロヴァキア、プラハ、ブルノといったオケの名が並んでいる。恰幅の大変よい、おおらかにこやかな雰囲気の人で、そういうコンサートだったな、と思う。

チェロ協奏曲の方はあまり馴染みがなくてねー。
≪新世界より≫は、お正月に同じ都響、小林研一郎指揮で聞いたけど、指揮者もホールも違うわけでずいぶん雰囲気も違うもんだな、というのが素朴な感想。キラキラじゃなくて、うーん、さざなみみたいとか? 我ながらワケわかりませんが。
そんな穏やかないい気分を、さらにスラヴ舞曲が弾ませてくれたみたい。

客席は、ほんとに高齢者が多かったけど、地元のホールの意義ってこんなところにあるんだろうなと、改めて思ったのでした。

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2015.02.13

贅沢なキャスティング

2月10日(火) 「三人姉妹」 18:30〜 於・シアターコクーン

(シス・カンパニー公演 KERA meets CHEKHOV Vol.2/4)
作/アントン・チェーホフ 上演台本・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/余貴美子(オーリガ)、宮沢りえ(マーシャ)、蒼井優(イリーナ)、山崎一(クルイギン)、神野三鈴(ナターシャ)、赤堀雅秋(アンドレイ)、段田安則(チェプトゥイキン)、堤真一(ヴェルシーニン)ほか

たまたま3日前、7日にNHK「ザ・プレミアム」ロマノフ秘宝伝説を見ていたら、サモワール(お茶をいれるためのポットというか湯沸かしというか)が出てきて、おお!チェーホフ、と思ったばかり。思ったはいいけど、これは「かもめ」に出てきたんだっけ、「三人姉妹」?と、記憶が定かじゃないのも私らしい。答えはすぐに出ましたわ、「三人姉妹」。身始めたらわりとすぐにね。おじいちゃん医師チェプトゥイキンからイリーナへの困ったプレゼントでした。

チェーホフの四大戯曲、かもめ、三人姉妹、桜の園、ワーニャ伯父さんは、それぞれ一度ならず見ていると思うけれど、どれもなかなか手強いという感じがしている。見終わった時にずしっとくるもの、のせいかもしれない。

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2015.02.09

テンテンにも程がある!

2月9日(月) 「新印象派 光と色のドラマ」展 於・東京都美術館

今日は休館日ですが、某銀行の会員サービスの内覧会に当選しまして、行ってきましたよ! 今までいつも外れてたんだけどね。時間帯別の申込みで、17時〜にしたのがよかったのかしらん。
それはともかく、文化会館とか各美術館が休館日なのに、上野公園はわりと人がいるんだなー、と思った午後5時なのでした。

プロローグ部分には、モネやピサロなど、1880年代の印象派の絵画が並ぶけれど(全10点)、第1章以下第5章、エピローグまで100点ほどの多くは点描! 正直言うと、テンテンはもうお腹いっぱいだ
でも、スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の習作4点など、小さいのだけれど(そして板に油彩)、面白かった。
そうそう、大きめのテンテンだと、その色によっては見てるうちに身体がむずむずしてくるようで、落ち着かないの。サインまでテンテンで描かれてたりするのもあって、まったくね〜。

それと、第2章「科学との出合いー色彩理論と点描技法」で、点描画はきちんとした理論の下に(それを学んで)、色を混ぜて使うのではなくてテンテンでカンバスの上に置くことで見る人の目では混ざり合って見える、という描き方なのだと知った。展示の中には本もあって、それを見てもフーンではあるけれども「視覚混合のための色彩図解」(ルイ・アイエ)などは、単純に綺麗だし興味深い。あと、スーラとシニャックのパレットもあった

しかしまぁ、わりとゆっくり見て回ったけど、だからかなぁ、目がチカチカしてくるよう ヘロヘロ状態で展示室を出てグッズ売り場に行ったら、そこもテンテンだらけでした。複製画やクリアファイルなどはともかく、わざわざテンテンのポーチやマスキングテープまで作らずとも。というわけで、いやー、ここまでまとめてテンテンをみるとはなのでした。

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2015.02.07

第1週にして、歌舞伎座・昼夜ともに見る

2月4日(水) 「二月大歌舞伎」昼の部
2月6日(金) 「二月大歌舞伎」夜の部

昼の部「吉例寿曽我」「彦山権現誓助劔 毛谷村」「積恋雪関扉」
夜の部「一谷嫩軍記 陣門・組打」「神田祭」「水天宮利生深川 筆屋幸兵衛」

珍しく、月の初めのうちにとりあえず歌舞伎座に出かけております。といっても、昼の部は3階8列(通路脇がよかったので)、夜の部は音羽屋に頼んだ8列センター。ぜーんぜん行く日が決まらなくて、先月20日過ぎに申し込んだ気がする。
そうねぇ、もう1回行くんだったら(一応チケットはある)、昼の部の最初と、夜の部の最後は見なくてもいいかな……あ、昼の部は間近で見るから、寿曽我の印象はだいぶ違うかもね、と楽しみではあるのです。夜の部は3階Bだし、売っちゃうかも。

ま、今月は、「関扉」で久しぶりに女形の菊之助が見られるけど、踊りだからね〜。私にはハードルが高いのですわ。でも、関兵衛の幸四郎、宗貞の錦之助と、3人、絵面的にはとてもいい感じで。

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2015.02.04

さいたま遠征!

2月3日(火)  「ハムレット」  18:30〜  於・さいたま芸術劇場

原作/W・シェイクスピア    翻訳/河合祥一郎    演出/蜷川幸雄   出演/藤原竜也(ハムレット)、満島ひかり(オフィーリア)、満島真之介(レアティーズ)、横田栄司(ホレイシオ)、内田健司(フォーティンブラス/役者)、たかお鷹(ポローニアス)、鳳蘭(ガートルード)、平幹二朗(クローディアス/亡霊)ほか

 すっごく積極的に見ようとしてたわけじゃないのに、カンフェティで買えるとわかってサイトを見に行き、まんまと 一歩引いてた理由は、蜷川演出との相性があまりよくない気がしてるのと、藤原竜也くんもねえ・・・みたいな部分で。そしてそんな予感というか杞憂はおうおうにして当たるのよね。

 これでもか、みたいな俳優陣の素晴らしさは、さすが。藤原竜也のハムレットに、国王夫妻が平幹二朗と鳳蘭ですもの。そして実の姉弟が、役の上では兄妹になる満島ひかりと真之介。常連の横田さんやたかおさん、廣田高志さんたちががっちりシェイクスピア世界をかためる。ほんと磐石だと思う。

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2015.02.03

舞台を見て打ち震える、翌日までも

2月2日(月)  「マーキュリー・ファー」  19:00〜  於・シアタートラム

作/フィリップ・リドリー  演出/白井晃   翻訳/小宮山智津子  出演/高橋一生、瀬戸康史、中村中、水田航生、小柳心、小川ゲン、半海一晃、千葉雅子

  パンフレットは買ってないけど(1500円でした)、チラシ類と一緒に座席に置いてあった「せたがやアーツプレス」(←前ももらった、萬斎さんが表紙のもの)で、白井さんが語っている。フィリップ・リドリーの作品を演出するのは4本目とのこと。私は初めて見る。

そもそもリドリーの作品は「暴力や流血、人間があらゆる形で傷つく描写が多いけれど、中でも今作には“これでもか”というほどに激しく、人間の残虐性を誇示する場面が描かれていた」と白井さん。うーん、もしも映画だったら、私は絶対に見ないタイプの作品。リドリーを知らないから、一生くん!ということでチケットを取ったと言っても過言ではない(いや、不穏な気配は感じてたのよ)。

そして、案の定、たたきのめされて帰ってきました。初演が2005年ということで、背景にあるイラク戦争のことなども強く感じさせるけれど、いや、さらに「今現在」の決して他人事ではない状況をみせつけられているよう。

中心人物はエリオット(高橋)とダレン(瀬戸)。スピンクス、ローラ、姫、との関係は?なんて思ってるうちに、彼らが別にだれでも、どういう関係でも構わない。名もない、「見捨てられた」(権力・財力などがある人ならそこから逃げているだろう)人たちの総体なのではないか、と思い始める。そういう中でも力関係は歴然としているし。

イスラム国に関わる大きな事件が連日話題に上る2月に、この舞台が上演されていることは、けっして偶然ではないように思う。
書く人も、演じる人も、血を流しながら、であるのだから、見る私もただではすまない。……というわけで、夜は悪夢にうなされてしまった。内容を頭では全く理解してないかもしれないけれど、たぶん身体で感じるのではないかと。

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2015.02.02

2月はシェイクスピアで始まった

2月1日(日)  「シェイクスピアと音楽  描き出された女性たち」 15:00〜  於・成城ホール

(池辺晋一郎と、シェイクスピア専門家・小田島雄志のお話と音楽でつづる企画:せたがや文化財団 音楽事業部主催)
出演/小田島雄志、池辺晋一郎//松崎謙二・松浦唯(無名塾)//波多野睦美(メゾソプラノ)、つのだたかし(リュート)、山田武彦(ピアノ)

せたがや文化財団音楽事業部音楽監督を務めている池辺氏が、ずっと続けてらっしゃる「◯◯と音楽」のシリーズ。◯◯に入るのは、芝居やら落語やら、料理なんてのもあったらしい。で、今回はシェイクスピアということで、ゲストに小田島先生。
実はこの情報を入手したのは、古楽好きで波多野睦美さん(メゾソプラノ)のコンサートに行った友人にチラシをもらったから。前売りは10月下旬で、当初、世田谷パブリックシアターのチケットセンターでは席を選び放題だったのに、油断してたら売り切れ寸前になってた。

壇上にまず池辺・小田島両氏が並んで立ってるのを見た瞬間、「あっ、ダジャレだよ」  さすがにアウェイ小田島先生は控えてらっしゃいましたが、池辺さんはだんだん調子が出てきて……。

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2015.02.01

1月を映画で〆る

1月31日(土)  「気狂いピエロ」  於・銀座メゾンエルメス  ル・ステュディオ  (14:00〜の回)

1965年/仏・伊/110分
監督・脚本/ジャン=リュック・ゴダール
音楽/アントワーヌ・デュアメル
出演/ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ

ひっさしぶりのメゾンエルメスでの映画。えーっと、月替りで、毎週土日に無料で見せてくれるのです。予約制で。はっと気がつくと「満席」なんだけど、たいてい直前にはキャンセルが出るんじゃないかな。
ちょうど、のんきにしてる時期だったので、いそいそ出かけた。

「気狂いピエロ」、ゴダール……有名だけど見たことないしと、単に物見高く見に行っただけだったのに、うーん、なかなか衝撃的といいますか、50年も前に作られた映画だなんて、信じられないくらい。
どのシーンも徹底的に美しい。色彩的に、なんだろうか。冒頭に登場する主人公フェルディナンの幼い娘の、白にブルーが利いた洋服からして、目に焼きつく感じ。彼とマリアンヌの逃避行に使われる、(盗んだ)車の色、マリアンヌのドレス、壁にかかっているピカソやマティスなどなど、川べりの風景、地中海、エトセトラ。そしてラストシーンの赤や青。

美しいけれども、多くの人が死んでいく。そこに感傷はない。
年代的に、ベトナム戦争真っ只中であり、戦争の情景がさしはさまれる。あるいはフランスに亡命しているレバノン王妃だった(?)老婦人の挿話なども。彼女は「結婚する時にイスラム教に改宗したの」と言う。それと、フェルディナンが追っ手に捕まってお金のありかを言うよう責められる(頭にすっぽり布を被せられる)シーンが近いので、なんだかね……昨今のあれこれを思って苦しくなったりもした。

美しかったです、映像も、音楽も(ミュージカルっぽいところもある)。けれども、救いがないというか、ザラザラ。うわぁ……。

あ、2月は「眠る男」、3月「ジャック・ドゥミの少年期」上映だそうです。

 

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