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2015.02.04

さいたま遠征!

2月3日(火)  「ハムレット」  18:30〜  於・さいたま芸術劇場

原作/W・シェイクスピア    翻訳/河合祥一郎    演出/蜷川幸雄   出演/藤原竜也(ハムレット)、満島ひかり(オフィーリア)、満島真之介(レアティーズ)、横田栄司(ホレイシオ)、内田健司(フォーティンブラス/役者)、たかお鷹(ポローニアス)、鳳蘭(ガートルード)、平幹二朗(クローディアス/亡霊)ほか

 すっごく積極的に見ようとしてたわけじゃないのに、カンフェティで買えるとわかってサイトを見に行き、まんまと 一歩引いてた理由は、蜷川演出との相性があまりよくない気がしてるのと、藤原竜也くんもねえ・・・みたいな部分で。そしてそんな予感というか杞憂はおうおうにして当たるのよね。

 これでもか、みたいな俳優陣の素晴らしさは、さすが。藤原竜也のハムレットに、国王夫妻が平幹二朗と鳳蘭ですもの。そして実の姉弟が、役の上では兄妹になる満島ひかりと真之介。常連の横田さんやたかおさん、廣田高志さんたちががっちりシェイクスピア世界をかためる。ほんと磐石だと思う。

 でもね、古い長屋のセットが組まれてて(「下谷万年町物語」や、私は未見だけど「唐版 滝の白糸」と同じらしい)、開演前に、これは日本でシェイクスピアが紹介された頃の風景で、そこで現代の役者が稽古してる・・・んだったかな、そんな文章が映されてる。とにかくけっこう長い文章。でも、始まってみれば、別にそんなこと関係なくない?と、思ってしまった。

平幹二朗の王はほんとに存在感があって素晴らしい。2幕の冒頭で、水垢離をするシーンで見せる人間的な弱さも含めて(でもビックリだ!)。この王の存在感に対するにはやはり鳳蘭か、とは思うものの、すっごく情緒的な役づくりでやや辟易。

満島ひかりのオフィーリアは声もよく通るしとても気に入ったなぁ。はかなげな歌い方の歌もよかったし。弟くんは、台詞はまだまだと思ったのと、立ち姿がピッとしてないのよ。で、藤原竜也。やはり私は彼の発声が苦手。大竹しのぶの発声が苦手なのと同じだな。その思いが邪魔をするのか、台詞がまっすぐに来ないの。

もう一つ、特筆すべきは、さいたまネクスト・シアターの内田健司くんの演じるフォーティンブラス。彼は二度登場するけれど、一度めはシャツのボタンを全部はずして胸をはだけてるし、二度目なんか上半身裸。私はこういうのを見ると、J事務所の子をすぐに思い浮かべちゃってねー。無駄なサービスショット(大爆)。声もささやくような感じで、聞き取るのに少し苦労するほど。もちろん、それが狙いだとはわかっていても、いらつく私。

あ、それと、劇中劇の部分は斬新だったなー。お雛様の段飾りを模してあって。劇中劇の始まりは定式幕が引き落とされ、鼓や笛の音なども。

そんなこんなで、シェイクスピアだし、蜷川演出でこのキャストで、と見に行って、満足度はさて、7割くらいかしら。与野本町往復のエネルギーと高額なチケット代を思うと、もういい加減、行くのをやめたらどうか、なんて思っちゃう。でも、結局、次があったらまた行くのかもね。

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コメント

<マーキュリーファー>も<ハムレット>も出演者に惹かれて観に行きたいという気持ちはあったもののチケット購入には至らず、でした。

舞台を観るのはホント賭けのようなものですよね。
アタリもあればハズレもあるのは仕方のないことだとわかってはいるけれど、ハズレだった時の失望感
きびだんごさんが興味があると仰っていた浦井くんの<ボンベイドリームス>観てきましたよ。
浦井くんの歌とダンスは堪能できましたが、脚本の粗さと緩さに
ご贔屓のキャストがいなければ結構ツライ作品かも

投稿: 尚花 | 2015.02.05 10:08

尚花さま
そうなんですよ、「見に行きたい・行こうかな」と、「実際に見に行く」の間には、けっこう高い壁があったりしますよね。日程だったり、料金だったり。そこを乗り越えて行くんだからできるだけ楽しみたいのですが。
まぁ、さい芸に関しては、劇場までの往復エネルギーがかなりネックで、それをものともしないような作品、ということで、ちょっと厳しくなるのかも。

で、「ボンベイドリームス」 ご覧になったんですね。某サイトで安く出てたから迷ったんですが、あと2000円くらい下がれば、頑張ったかな〜
そっか……脚本
浦井健治くん、読売演劇大賞おめでとう……私が次に彼を見るのは、トロイラスとクレシダではないかと

投稿: きびだんご | 2015.02.05 22:03

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