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2015.02.03

舞台を見て打ち震える、翌日までも

2月2日(月)  「マーキュリー・ファー」  19:00〜  於・シアタートラム

作/フィリップ・リドリー  演出/白井晃   翻訳/小宮山智津子  出演/高橋一生、瀬戸康史、中村中、水田航生、小柳心、小川ゲン、半海一晃、千葉雅子

  パンフレットは買ってないけど(1500円でした)、チラシ類と一緒に座席に置いてあった「せたがやアーツプレス」(←前ももらった、萬斎さんが表紙のもの)で、白井さんが語っている。フィリップ・リドリーの作品を演出するのは4本目とのこと。私は初めて見る。

そもそもリドリーの作品は「暴力や流血、人間があらゆる形で傷つく描写が多いけれど、中でも今作には“これでもか”というほどに激しく、人間の残虐性を誇示する場面が描かれていた」と白井さん。うーん、もしも映画だったら、私は絶対に見ないタイプの作品。リドリーを知らないから、一生くん!ということでチケットを取ったと言っても過言ではない(いや、不穏な気配は感じてたのよ)。

そして、案の定、たたきのめされて帰ってきました。初演が2005年ということで、背景にあるイラク戦争のことなども強く感じさせるけれど、いや、さらに「今現在」の決して他人事ではない状況をみせつけられているよう。

中心人物はエリオット(高橋)とダレン(瀬戸)。スピンクス、ローラ、姫、との関係は?なんて思ってるうちに、彼らが別にだれでも、どういう関係でも構わない。名もない、「見捨てられた」(権力・財力などがある人ならそこから逃げているだろう)人たちの総体なのではないか、と思い始める。そういう中でも力関係は歴然としているし。

イスラム国に関わる大きな事件が連日話題に上る2月に、この舞台が上演されていることは、けっして偶然ではないように思う。
書く人も、演じる人も、血を流しながら、であるのだから、見る私もただではすまない。……というわけで、夜は悪夢にうなされてしまった。内容を頭では全く理解してないかもしれないけれど、たぶん身体で感じるのではないかと。

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