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2015.02.02

2月はシェイクスピアで始まった

2月1日(日)  「シェイクスピアと音楽  描き出された女性たち」 15:00〜  於・成城ホール

(池辺晋一郎と、シェイクスピア専門家・小田島雄志のお話と音楽でつづる企画:せたがや文化財団 音楽事業部主催)
出演/小田島雄志、池辺晋一郎//松崎謙二・松浦唯(無名塾)//波多野睦美(メゾソプラノ)、つのだたかし(リュート)、山田武彦(ピアノ)

せたがや文化財団音楽事業部音楽監督を務めている池辺氏が、ずっと続けてらっしゃる「◯◯と音楽」のシリーズ。◯◯に入るのは、芝居やら落語やら、料理なんてのもあったらしい。で、今回はシェイクスピアということで、ゲストに小田島先生。
実はこの情報を入手したのは、古楽好きで波多野睦美さん(メゾソプラノ)のコンサートに行った友人にチラシをもらったから。前売りは10月下旬で、当初、世田谷パブリックシアターのチケットセンターでは席を選び放題だったのに、油断してたら売り切れ寸前になってた。

壇上にまず池辺・小田島両氏が並んで立ってるのを見た瞬間、「あっ、ダジャレだよ」  さすがにアウェイ小田島先生は控えてらっしゃいましたが、池辺さんはだんだん調子が出てきて……。

池辺晋一郎さんは、舞台音楽にも長らく関わってらして、シェイクスピア作品もかなり……うーん40以上だったかな。たとえば「ハムレット」は6回とかね。
で、まずは氏がシェイクスピアの生家を訪ねた時に買ったソネットのCDから英語の詩を流して、同じ部分の小田島訳を朗読。
そして対談と、劇中の歌(英語/日本語)が続く。歌は英語の時はリュートの伴奏で、同じところを日本語で歌う時はピアノ伴奏で。

あ、順番を忘れたけど、「お気に召すまま」でロザリンドの脚韻を踏んでる部分(恋人たちは春が好き)の朗読があった。これねー、ロザリンドが成宮くんだったよね、とか、つい思い出しちゃった。

圧巻は、「ハムレット」の有名な尼寺へ行け、の部分。朗読とはいいながら、ここは二人芝居の趣。いや〜、台詞の力を実感した。さすがに無名塾で30年近く鍛えられてきた松崎さんである。近々、蜷川ハムレットを見る予定があるので、一段と楽しみになった。

休憩の後には、グリーンスリーブスほか、歌を続けて3曲。柔らかい波多野さんの声とリュートが気持ちいい。

「オセロ」の柳の歌の時には、これは二代松緑と玉三郎の時で、とか、杉村春子、北村和夫らのちょっとした思い出話なども聞けて、演劇好きにはたまりませんわ、という感じ。

日曜の午後なので、(地元の人はいいでしょうが)ちょっと億劫にも思ってチケットを買うのを躊躇してたけど、ノンビリほんわか楽しかった。成城学園前までは地元からバス1本(端から端まで乗る。40分ほど)なので、小さなバス旅も楽しんだ、というところ。

*小田島先生、お元気そうで何より。そして、何の話題からだったか忘れたけど、池辺氏の人はいつ死ぬかわからない「明日死ぬかも、2、3時間後かも」との言葉に、ちょうど1週間前、「調布9条の会」設立10周年イベントで、池辺氏と同席されてた奥平康弘氏を思い浮かべてらっしゃる?と。奥平先生は、その翌日、亡くなられたのだから。
 

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