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2015.03.13

仲代達矢さん、2月〜7月

作成中
↑パンフはクリアケース入りで1000円。クリアケース裏面は3人のサイン

2月20日(金)  「ドラマ・リーディング   死の舞踏」  19:00〜   於・博品館劇場

原作/ストリンドベリ  上演台本/笹部博司   上演台本・演出/小林政広  出演/仲代達矢(夫)、白石加代子(妻)、益岡徹(クルト)

ちょっとすごい取り合わせ、でドラマ・リーディング。定義はよくわからないけれど、台本を手に持ち台詞を言う。ある程度動きはあり、時に効果音も入る。で、その語られる台詞からイマジネーションを広げる、という感じだった。

とても興味はあったんだけど、7500円なので諦めていたら、ほとんど半額で見られるチャンスがあって。入りが悪いのかと心配したものの、そんなことはなかった。安くなっても最後列などではなかった(端ではあった)。ま、とうぜんというか、客席の年齢層は高いですが。

ストリンドベリ(1849〜1912)は、「令嬢ジュリー」で知られてる……かな。「死の舞踏」はとある島に暮らす元軍人(休職中だったっけ)とその妻の、毒気に満ちた日常。そこに現れる(島に赴任してくる)クルトが撹乱要因で。彼は身内であり、この夫婦を結びつけたのではあるけれども、妻と濃密な関係を漂わせる。

とまあ、登場人物3人はこんな感じだけど、見ている時はストーリー展開がわかってないし、ひたすら俳優の台詞や声に浸りながら、であった。仲代さんの夫は、ほんとにしょうもない(だらしないというか自堕落というか)人間で、妻(女優を捨てて一緒になったのに)はうんざりしてる…。この二人の力関係の表現が面白かったなぁ。

  なんと、仲代さんと白石さんが初共演とは、ビックリ!  何度も共演してて不思議じゃないのにね。そして、キャストがあと一人ということで仲代さんが指名して益岡さん。無名塾出身だから弟子、なのね。でも28年ぶりの共演ですって。

白石加代子って、ご本人がパンフの鼎談で「どこへ行っても『怖い女優』とか『普通じゃない』とか言われる」と語ってるけど、確かに、ある種のイメージが定着してると思う。で、今作では可愛いとか素敵とかな風にやりたかったのに、書いてあることが酷いから、「どうがんばっても可愛くならない」と。いやいや、そんなことはなかったですわ。
リーディングだからこそ(そして仲代・益岡が相手であれば)、台詞なども自然に入ってくるのよ。ちょっとした発見とも思える。

…………………

* 先月、ユーロスペースで上映されてた「仲代達矢 『役者』を生きる」を見ようと思ってたのに、油断してるうちに終わっちゃった。下高井戸シネマに来てほしい!
*7月4日〜20日、「無名塾 仲代劇堂」にて、去年シアタートラムで上演された「バリモア」再演。

*2011年3月、「炎の人」を見る予定だったけど、仲代さんの決断で公演自体が中止となったのでした。あの状況の中で、それでも舞台を続けた人たち、やむなく中止した人たち、それぞれに重い決断だったと思う。

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