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2015.03.23

「戀」という字じゃありません

3月22日(日)「文字の美」展  於・日本民藝館(3月22日まで)

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このところ毎週土日は家でくすぶっていたので、さすがに春の陽気にも誘われ、どこかに行くぜぃ、と。やってきたのは本日最終日、「文字の美」展。うららかな住宅街の道を歩くだけでもいい気分。

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入り口のコブシの花も満開でした。

ちなみに上のパンフの文字は「懲」。中国南北朝時代の「梁武事仏碑」拓本より。お軸「懲忿」のかたちで、民藝館が所蔵。


 サブタイトルが「工芸的な文字の世界」。日本民藝館らしく、文字入りの陶磁器、箱などの工芸品、民具、衣服などさまざま。なるほどこういう切り口があったのね、でした。

 どれも珍しくおもしろかったのだけれど、
・飛騨地方の自在横木(自在鈎の部分)で、「水」という文字と魚をかたどったもの
・「寿」の文字が編まれた蓑(秋田・1959年!) 婚礼の時、男児が花嫁を迎えに行くさいに着用したという。
・旗指物やのれん、皮羽織など、図案っぽい文字が美しい。
などなど、へぇっという感じ。

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 ほかにも、江戸時代の花立(南無阿弥陀佛と彫られてる)やら、壺、香炉など。あ、グレゴリオ聖歌楽譜(17世紀)や朝鮮時代の文字絵も綺麗でした。

 宗教関係のものも多いけれど、「仮名書般若心経」(時代不明。江戸か明治か)など、ひらがなしか書けない信者の素朴なひたむきさに、ありがたい気持ちになってしまった。よくこれを見つけ表装して残したもの、と思う。きっと、心打たれたんだわね。

 駒場東大前って、いつも渋谷に行くときに通り過ぎるだけで、近いのになかなか行けない日本民藝館。常設部分にも、紙子の衣類、卵殻貼の工芸品などが並んでいて、目がうろうろするほどでした。ついつい売店にも長居(ポストカードしか買ってませんが)。

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