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2015.04.30

こんぴら歌舞伎、初見参

4月26日(日) 「第31回 四国こんぴら歌舞伎大芝居」 第1部 11:00〜

「伊勢音頭恋寝刃」野道追駆けより油屋奥庭まで 菊之助(福岡貢)、時蔵(今田万次郎/万野)、亀三郎(喜助)、梅枝(お紺)、お岸(右近)、松也(お鹿)ほか
「道行初音旅 吉野山」松緑、梅枝、亀寿ほか

なんとまぁ、31回にして初のこんぴら歌舞伎へ。というのも、始まったのはちょうど私が東京へ出たすぐ後くらいで、岡山−琴平の微妙な距離感のせいで、かえって行きにくいところもあって。でも、今は行く余裕もできたし菊ちゃん出演ですもの。行きますわよ。
諸般の事情により、岡山から日帰り往復。特急南風(というより瀬戸大橋)のおかげで、1時間ほどで琴平駅! のんびり歩いて金丸座へ。お天気もいいし、うららか〜。ウグイスが一日中鳴いてました。第1部の席は「にの2」。前から2列目だけど、たまたま前の席(=最前列なのに)が空席だったので、足はやや楽でした。

さて伊勢音頭。菊ちゃん初役・貢だった時の名古屋には行ってないので、楽しみだったの。で、私の席は花道の近くで、本舞台と花道の際にある「井戸」が、始まる前から気になってた。

その序幕、野道追駆けと野原地蔵の場は、芝居小屋らしさが溢れていて、とても楽しかった。おっかけっこをする奴林平(亀寿)と、丈四郎(咲十郎)&大蔵(橘太郎)。客席の間を逃げる、ちょっと座る。その度にドッと沸くもんね。お地蔵様の頭巾とよだれかけを持って隠れた(つもりの)咲十郎さんは、自分は頭巾だけで、並んで座ってるお客さんによだれかけを付けちゃったりして。
そんな賑やかな場面の後、二見ケ浦に朝日が昇る場面がまた美しくて。窓からの光を調節してたよう。

油屋では、いきなり、千野役の菊三呂さんがめちゃくちゃ意地悪、こっわ〜。大げさな表情など、いつにない感じだったなぁ。近くで見たから余計にね。
そして印象的だった、松也くんのお鹿。顔をことさら滑稽にするのではなくて、せいぜい眉くらいでおへちゃぶりを。全く、眉って大事だわね。そんなお鹿だから、ほんとに貢のことを好きで、騙されたんだと信じてしまうのが可哀想でねぇ。あっ、女方の時の松也くんは、ちょっと声が辛そうでした。
時蔵さんの万次郎→万野も、二役の楽しさが金丸座のおかげで倍加するし、また万野がねー、意外に似合ってるんだわ。
菊ちゃんの貢は、妖刀の魔力にやられちゃってからの、心が今ここにない姿が良かった。もちろんそこまでも手堅いけどね。最後の奥庭で、賑やかな踊りがなかったのは、やはり残念。

「吉野山」は、松緑、梅枝の組み合わせが新鮮だったけど、実は梅枝くんの記憶があんまり残ってない(寝てません)。

第1部が終わって外に出たら、第2部の開場待ちの列がすごい! 開演時間に間に合えばいいや、と、讃岐富士を見ながら山の空気を吸っておりました。

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コメント

おはようございます。
お待ちしておりました。こんぴらレポ‼
「伊勢音頭」の追掛け~二見ケ浦は演舞場で見たのを思い出しつつ(海老蔵・貢)、こういう小屋での雰囲気は全然違うんでしょうねえということで、小屋での場面を想像しつつ、楽しく拝読しました。ああ、ほんと、見たかったぁ!! 

投稿: SwingingFujisan | 2015.05.01 10:25

SwingingFujisanさま
えへへ、遅くなりました。昨日の夕方、やっと仕事を宅急便にのせて、ほっと一息です。まだまだここに記録しておくものはあるのだけれど、明日の早朝には出発なんですよ。
そうそう追駆け、どこかで見た、と思ったら演舞場ですね。あの時は最前列で、オバサン組でキャーキャー言ったのがよみがえりました。(でも海老ちゃんを間近で見たというのだけしか残ってなかった)
橘太郎さんがいかにも、な達者ぶりを発揮。井戸のところでは私の隣のおじさんに「押すなよ!」と言ったりして。
足はつらかったけど、それでもずいぶん改良されてるらしいし(座椅子導入など)、今度はこんぴらに泊まって見に行きたいです。

投稿: きびだんご | 2015.05.01 10:47

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