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2015.05.16

二代目 吉田玉男襲名!

5月13日(水) 第1部 11:00〜
5月15日(金) 第2部 16:00〜

第1部 「五條橋」「野崎村」 口上 (襲名披露狂言)「一谷嫩軍記 熊谷桜の段・熊谷陣屋の段」
第2部 「祇園祭礼信仰記 金閣寺の段・爪先鼠の段」「桂川連理柵 六角堂の段・帯屋の段・道行朧の桂川」


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今月の文楽は襲名披露公演。チケットが取りにくいかな〜と思って、友人たちと見に行くのはやめて平日に一人で行くことに(口上のある第1部は連日の満員御礼だけど、第2部はそうでもないらしい)。私は第2部のほうが好みだけども。

今までに襲名披露を見たのは、燕三さん、清十郎さん。そして今回の玉男さん……うむ、ずいぶんにぎにぎしかったですわ。へえ〜、こんなに大勢並ぶんだ、と思った。あ、第1部の席は2等17列のセンターブロックで、第2部は10列の右ブロック(26番)。発売日には自動選択しかできなかったからお任せで。

第1部、第2部ともに、歌舞伎でも馴染みのある演目が並んで、そういう点でも面白かった。
でもねー「野崎村」って、歌舞伎でもお染・久松が二人っきりになる場面で睡魔に襲われるんだけど、今回の文楽でもそうだったのよね。せっかく呂勢大夫/清治だったのに。印象的な二挺三味線が、寛治・寛太郎で、感慨深い。

襲名披露狂言の熊谷は、歌舞伎との違いをさらに思い浮かべながら。で、実は一番へぇぇと思ったのは、妻の相模と藤の方の存在感、かな。特に首実検以後。感情の表し方がキビキビしてる、っていうと語弊があるけれども、キッパリ?シャキッ? ま、そんな風に見えて好みだったのですわ。玉男、和生、勘十郎は同期、と口上で言ってた気がするけど、これからも楽しみ。

そして第2部。どうも今月は楽しみにしてるところでなっちゃって、金閣寺がちょっと……。爪先鼠に比べると地味だしね。というか、爪先鼠、すんごく派手。鼠の登場でも受けてたけど、金閣寺がセリで上がる時、2層の場面があってびっくり(今回、復活だそう)。ここでの立ち回りがユーモラスで、その後、慶寿院を竹にゆわえて飛ばすし、狼煙とか何やかや。

桂川連理柵・帯屋の段、もうもう嶋大夫ですよ! 以前にも同じように思った記憶はあったけど。人形がやたら豪華で、女房お絹=和生、帯屋長右衛門=玉男、丁稚長吉=簑助、娘お半=勘十郎。襲名披露公演だからこそ、でしょうか。

最後の道行は、賑やかでした。三味線が藤蔵をはじめ5挺。太夫4人で呂勢、咲甫ほか。藤蔵がじゃんじゃんバシバシ弾いてる、ってのは耳に入ってたけど、たしかに。ただ、その賑やかさが心中する二人の哀れさを増す、ってわけではなかったのが不満。床は床、人形は人形、と思えちゃって。

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↑総社駅にある幼年雪舟像。先月の帰省の際に撮りました。「日本昔ばなし」みたい。

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