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2015年6月

2015.06.30

3D4K映画って⁉︎

6月30日(火)「ヴァチカン美術館 天国への入口」 於・下高井戸シネマ

2013年/イタリア/66分

感想の類を書いてないのはまだかなりあるんだけど、とりあえず6月最後の日、本日見てきたこの映画をば。火曜日だから下高井戸は「皆さま1000円の日」ね。ただし3D4Kが売りではあるけれど、2D上映なり。

始まったらいきなり「日本語版ナレーション:石丸謙二郎」と出て、そうだったのか
映画自体は、館長のアントニオ・パオルッチ氏の解説で、収蔵品を見ていく、というのが基本スタイル(でも純然たるドキュメンタリーではない)。
まず、ヴァチカン美術館そのものの説明から。ここって、「museumsと複数形なんですよ、他のルーブルだってプラドだってmuseumですけどね」そ、そうだったんですか。教皇が、あらゆる物を収集するように、と。
始まってわりとすぐにで、ゴッホやダリのあたり、断片的(気がついたらゴッホだった)。でも、システィーナ礼拝堂の天井画、壁画・最後の審判と、ミケランジェロの話や、ラファエロの「アテナイの学堂」については、たっぷり見られて面白かった。大きなスクリーンで間近に見ながら、解説を聞く、なんて貴重だと思う。まぁ3Dで立体的に見られればよりリアルかもしれないけどね。

もうちょっとたくさん(あるいはじっくり)見せてくれても、と思っちゃうあたり、「ナショナル・ギャラリーは3時間強で長いっ」と言ってたのと大違い。2時間くらいでお願いします、ってことかな

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プレトニョフ、WHO

6月27日(土) 「ロシア・ナショナル管弦楽団」調布音楽祭特別公演 14:00〜 於・調布市グリーンホール

ミハイル・プレトニョフ(指揮/ピアノ)、ヴァディスラフ・ラヴリック(指揮)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 KV491
(アンコール モーツァルト:ロンドニ長調 K485)
ーーー休憩ーーー
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
(アンコール ハチャトリアン:仮面舞踏会よりワルツ)

新生・調布音楽祭も3回め。今回の目玉は、このロシア・ナショナル管弦楽団を招聘したことでしょう。しかも、プレトニョフ氏がピアノを弾く!ということで。といっても、私は今回のコンサートでやっと認識したんですけれども でも、地元で聴けるなんて素晴らしい。

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2015.06.29

週末は地元で音楽にドップリ

6月27日(土)、28日(日) 「調布音楽祭」

今年も調布音楽祭がやってきました! 音楽祭じたいは25日から始まっていたけれど(しかも深大寺の本堂でのオープニングコンサート)、やはりメインは土日なのです。
その中で私が行ったのは

*「ロシア・ナショナル管弦楽団 ミハイル・プレトニョフ(創設者、芸術監督/指揮/ピアノ) 調布音楽祭特別公演」
*「鈴木雅明&鈴木優人 "二代"チェンバロ・リサイタル」

*「バッハ・コレギウム・ジャパンの『四季』 華麗なる協奏曲の夕べ」

どれも聞きごたえがあって、楽しくて、満足でした。このところ、なんなんだ〜な作家?政治?ネタに、うんざりしていた気分もスキッとしましたわ。

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2015.06.26

芸術新潮7月号


芸術新潮7月号は、河鍋暁斎の特集なんだけど……パラパラめくってたら、ヘレン・シャルフベックが なんと6ページも載ってるじゃありませんか。
ここに挙げた写真は、3、4ページめ。その前のページには、あかるい色調の絵が大きく載っている(チケットになってる自画像と、「赤いりんご」)。そして、5、6ページは、ともに最晩年(死の前年)の、自画像と「黒いりんごのある風景」。いや〜、こうして並べられるとまた、思い出しちゃうな。

ところで、このページってねぇ……大ボリュームの暁斎特集のすぐ後なんだけど、直前は暁斎の春画なのよね

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2015.06.24

自画像のまなざし

6月17日(水) 「ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」展 於・東京藝術大学大学美術館

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夜は「蜜柑とユウウツ」を見る約束で、友人と待ち合わせるのに、せっかく都会に行くんだから(笑)他にも! ということで選んだのがこれ。お芝居がメインだから、あまり疲れないものがいいもんね。偶然、ポスターを目にして、2人とも気になっていたの。

とはいえ、ヘレン・シャルフベックについては全く何も知らず。約束するにもシャルフベックの名前が覚えられないから、芸大美術館とのみ。こんなんで見に行ったのよ。あ、フィンランドの女性画家、ということだけはわかってたかな。

ヘレン・シャルフベックは1862年にヘルシンキに生まれた。比較的裕福な家だったらしいが、幼い時の事故(確か階段から落ちたとか)で、杖が離せない生活となり……きっと、絵を描いて過ごしてたのね。80年の作品「雪の中の負傷兵」でパリ行きの奨学金を得たというから、若い時からその実力は注目されていたのでしょう。じっさいにこの絵は、静かな迫力があった。
どの絵も、微妙な色合いの、グレーがかった緑などが印象的。

全84点のうち、それぞれの年代の自画像があって10点ほど(もっとあるような気がしていた)。最晩年、療養を兼ねて入っていたホテルで亡くなるが、その間際まで自画像を描いていた(1845年だから83歳)。それに向き合う時、いわく言いがたい共感、のようなものがあった気がする。
恋に破れたことの激しさなど、すべて絵にしているようで、でも、強烈に迫ってくるといった類のものではないの。また見にいこうと思ってしまう。

梅雨どきの雨模様の日、ヘレン・シャルフベックの絵と、茨木のり子の評伝劇を見る。忘れられない一日となった。

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2015.06.22

新聞評

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↑6月18日の朝日新聞・夕刊
まっすぐに撮れなくて、ごめんなさーーい

朝日新聞の夕刊、木曜日は「舞台・音楽」の日。先週は、開いてびっくり。この週に見たのと見るのがピッタリならんでるんだもの。
評者も「三人吉三」絶賛、「四谷怪談」は辛口。まぁそういうことでしょうかね。

ちなみにスペースは紙面の右下1/4くらい。この上部には東宝ミュージカル「エリザベート」 初演は2000年だったのか。私は来月、初観劇。もちろん、松也くん出演の日です。

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3度目の敦

6月20日(土) 「敦 山月記・名人伝」 13:00〜 於・世田谷パブリックシアター

原作/中島敦 構成・演出/野村萬斎 美術/松井るみ 出演/萬斎(李徴/紀昌)、万作(甘蠅/老紀昌)、石田幸雄(袁傪/紀昌の妻/飛衛・主人)、深田博治・高野和憲・月崎晴夫(敦たち/都人士) 大鼓/亀井広忠 尺八/藤原道山

2005年、06年に続いて3回目の上演。この空白の間に、万之介さんが亡くなられた。万作さんもお年召され、動きの大きい李徴役は萬斎さんにチェンジ。

席はI(アイ)列のセンターブロック通路際と、狙った場所が取れた。で、席に着くと、舞台正面には大きな中島敦の写真が吊られている。特徴ある半円形のスロープlには位牌。位牌って再演時にはあったのね、すっかり忘れてました。
忘れちゃってたところ、よっく覚えてるところ、さまざま。虎になった李徴の衣裳はなかなかスタイリッシュなのでは。もっと獣っぽかったのは初演時だけだったかなー。もはや曖昧模糊。

初演の時に受けた衝撃=痛いほどの自意識と絶望の直撃は、さほどでもなかったかもしれない。むしろ、それぞれの漢語混じりのセリフや、特に3人の敦たちが声を合わせて同じセリフを言う時のリズムなどが、とても美しく、それを聞いていることが心地よかった。地謡を聞いている時に似ているかもしれない。
そういえば、萬斎・李徴の動きは、とてもお能っぽかったように思う。

20分の休憩の後の「名人伝」は、「山月記」が重い分、笑わせる要素や、「文字で見せる」工夫もたくさん(これは基本的には初演を踏襲)。

2作品で間に休憩も入るけれど、この全体で「敦」という作品、というのは、今回、とても強く感じられた。また、舞台上手の尺八、下手の大鼓も本当に素晴らしくて、言葉を喋るわけではないが重要な出演者だと実感した。

*13時開演だったので、11時半少し過ぎに、キャロットタワー26階のレストランへ。少し待ったけど、窓際に座れてラッキー。東京タワーやスカイツリーがよく見えた。食べ終えて出る時には、順番待ちの人がけっこういて、流行ってるのね〜。意外な穴場じゃありますまいか。
メニューには「世田谷マダムのサラダランチ」などという、注文しづらい(爆)のもあるけど、サラダバーとか2種類のスープとかありましたよ。

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2015.06.21

木ノ下歌舞伎を見る

6月13日(土) 「木ノ下歌舞伎 三人吉三」16:00〜 於・東京芸術劇場シアターウエスト


(プレビュー公演)
監修・補綴/木ノ下裕一 演出・美術/杉原邦生 作/河竹黙阿弥 出演/大村わたる(和尚吉三)、大橋一輝(お坊吉三)、堀越涼(お嬢吉三)、村上誠基(木屋文蔵)、熊川ふみ(一重)、藤井咲有里(文蔵女房おしづ)、武谷公雄(土左衛門伝吉)ほか

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↑人物相関図(右)と、チラシの一部

3幕19場である! 第1幕、大川端庚申塚の場が第10幕だから、それまで何を?と思うじゃありませんか。そこには、いまは上演されることのない、刀剣商・木屋文里と花魁一重(ひとえ・お坊の妹)の廓話が。あ、十三郎はこの木屋文里の店の使用人ね。
いやー、全体はこんな話だったのか、と、たまたま借りてきていた歌舞伎事典(平凡社)を広げてみたりしたわよ。
2幕、3幕にも、この文里・一重のストーリーが入る。なので、それをそっくり抜けばまぁシンプルにはなるわね。

文里は、(2幕)花魁に入れあげたあげく零落するが(この苦境を耐えて尽くす女房おしづ)、3幕ではこの一重が出産、赤児を残して死ぬことになる。そこを訪ねる文里と、後を追い雪の中、門口で胡弓を弾くおしづと息子。うーん、おしづは「いい女房」みたいだけど、怖い怖い。
(なので、冒頭からはちょうど1年間の物語となる)

ほかに2幕冒頭に「地獄正月斎日の場」。これねー、狂言的存在で、地獄の閻魔とか出てくるんだけど、ラップなの。地獄拳なども。目をパチクリ、だったけど、「地獄」(和尚が見た夢だった)が、後で効いてくる気がした。

コクーンの「三人吉三」とも全く違うから、あまり思い出したりはしなかったけど、BL風味はいっさいありません

ラストが秀逸だったなぁ。3人の立ち回り。捕手が舞台にいるわけじゃないいのに、大勢と刀を交えてるみたいなのね。倒れて動かなくなった3人の上に、頭上から降ってくるのは、雪じゃなくて、鎮魂散華のように感じられ、とても美しかった。

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2015.06.19

谷川俊太郎! アフタートークとテレビと新聞

17日の「蜜柑とユウウツ」は、友人と一緒に行く都合上、この日になったもので、全く消去法だった。が、この日はアフタートークのある日だったのよ。前日にそれに気づいて、役者さんがほぼ全員出る日なのね、と思ってた(もう一日、作家、演出家と、る・ばるの人たち、という日があったと思う)。

終演後5分ほどして、椅子が並べられた舞台上に皆さん登場。一番下手に立つ松金さんが、上手から順に紹介。岡田、野添……このあと松金さん、痛恨の失敗! 「イノウエ隆さんです!」全員がガクッ これって、たぶん野添さんのお名前が一番関門だったんだと思うのね、読み方を確認してたから。で、ちょっと安心しちゃったんじゃないかと。
全員まだ立ったままで一通り紹介。あれ? 椅子が一脚余ってるよ、と思ってるところへ、「なんと谷川俊太郎さんが出て下さいます!」えーーっ、びっくり。本日、ご観劇だったそうです。知らなかった。
木野花さんだけいらっしゃらなくて、松金さん曰く、みんなこの年になるとダブルブッキングとかありまして、マッサージ?か何かの予約を入れてて、この日しか行けない!と、すみませんね、とのこと。それを受けて、谷川さん「いくつなの?」なんて、純粋に聞きたい、という感じだったよ

Tシャツにジーンズで颯爽と登場されて、若々しい ご本人を前にして、その役を演じた岡田さんはさぞ緊張されたことでしょう。しかも若い頃を、かなりキザに演じてるからね。「演出家の指示ですから」なーんて。
劇中では、川崎、茨木で立ち上げた「櫂」への入会を誘われて、「群れたくないんだ」なんて言ってたけど、実際に同人として一緒に活動するようになってからのワイワイ楽しくやってた様子(泊まりがけで、「連詩」を作ったり)とか、面白かった。「仲良しクラブ」と言われたりした、との言葉に、一緒に行っていた友人は、関わりのあった詩人は「そんな風に見ていた側だった」とか。
とにかく、サプライズゲストに、ほんとにびっくりしたのでした。
そうだ! 劇中で「死んだ男の残したものは」の歌が流れるけど、これを歌ってるのは谷川さんなんですって わかってよかった。誰?と思ってたんだもん。谷川俊太郎・作詞、武満徹・作曲。

2日後、19日。NHKのあさイチのプレミアムインタビューがなんと谷川さん。出で立ちも水曜日とほぼ同じ。83歳ですって。けっこう佐野洋子さんについて紹介していたなぁ。そういえば、我が家にも、お二人が結婚してらした時の合作「女に」があるわねぇ……と、今、本棚から取り出してみた。

そして同じ19日。新聞(朝日新聞)を開くと、文化・文芸らんには、大岡信氏の詩の選集を谷川さんが編集したとのことで、またまた記事が。
いや〜、重なる時には重なるものなのね。

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サブタイトルは、茨木のり子異聞

6月17日(水) 「蜜柑とユウウツ ー茨木のり子異聞ー」 19:00〜 於・東京芸術劇場シアターイースト

(グループる・ばる vol.22)
作/長田育恵 演出/マキノノゾミ 出演/松金よね子(ノリコ)、岡本麗(有田紀子)、田岡美也子(仲村典子)、木野花(岸田葉子)、小林隆(吹抜保/三浦安生)、野添義弘(喜多川俊一/川崎洋)、岡田達也(宮本浩二/谷川俊太郎/金子光晴)

今まで何度か、このブログで詩集を取り上げたりした茨木のり子。世田谷文学館での「茨木のり子展」の記憶もまだ新しい。グループる・ばるも十数年?くらい見てるけど、まさか、彼女の評伝劇を上演するとは。嬉しいけど、不安なような、ちょっと複雑な気持ち。もちろん、複雑、というのは、今までのイメージがガラガラ崩れるんでは(たとえ創作としても)という部分でした。

いつものように、事前にあまり情報は入れてなかったけど、どうやら彼女がずっと住んでた(そしてそこで亡くなった)家が舞台らしい、というのはわかってたので、「茨木のり子の家」という本を持って行った。本といっても、写真がメインのもので、開演前や幕間にパラパラ。

そして、友人(以前、ある詩人の資料整理などをしていた)を誘って二人で見たので、我々は本は持ってるわ、詩の話はしてるわ、うっかり劇場に紛れ込んだ人みたい、だったかしら(爆)。

お芝居は、彼女が亡くなって少し日が経ったところから始まる。場所は、この家のリビングダイニングで、1階に通じる階段や、書斎のドアが見える。
*舞台用の配置にしてはあるけど、けっこう実際の家に忠実みたい(上記の本に、自宅の見取図がある)。

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2015.06.16

火曜日が暇になったので

6月16日(火) 「パリよ、永遠に」 於・下高井戸シネマ (14:50〜)

監督/フォルカー・シュレンドルフ 出演/アンドレ・デュソリエ(総領事ノルドリンク)、二エル・アレストリュプ(コルディッツ将軍)ほか 2014年/仏・独/83分/原題:Diplomatie(外交)

もうだいぶ前だけど、レギュラーで入れてた火曜日の仕事をやめた。ま、ぷちっとなったわけですが、しゃかりき頑張る年も過ぎたし、血管が切れても困るし(爆)。で、何がいいって、「毎週火曜日どなたさまも1000円」の下高井戸シネマに行けること。現実にはなかなか、とはいえ。
で、その下高井戸シネマでは、今週末から「ヴァチカン美術館」の2D上映……その前に。
この映画は、前にル・シネマで予告編を見ていた。上映時間が短いから気楽に出かけたのでした。

1944年8月。ドイツに占領されていたパリ。もはやそのドイツの敗色が濃厚となっていた時、パリの街を大量の爆弾で壊滅させるという、ヒトラーの命令が実行されんとしていた。爆破実行を目前に控えた深夜から朝にかけての、指令する立場の将軍と、阻止しようとするスウェーデン総領事の緊迫したやりとり。
これ、もともと舞台だったものを映画化。総領事と将軍は、舞台でも同じ役を演じていた俳優という。なるほど! 2人が対峙する場面(の記憶)がほとんどで、細かい表情やしぐさなど、映画ならではの良さも感じた。要は、話術においては軍人は外交官の敵じゃない、わけだけれど、コルティッツ将軍の渋さがよかったですわ。
他の高級将校や若い兵士などの描き方が類型的とも思えるけれど、ストーリーにおいては添え物ですもんね。それにしても、邦題はなんて甘いんだ

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2015.06.14

歌舞伎じゃないよ、鶴屋南北&河竹黙阿弥

6月12日(金) 「東海道四谷怪談」 13:00〜 於・新国立劇場 中劇場
6月13日(土) 「木ノ下歌舞伎 三人吉三」 16:00〜 於・東京芸術劇場シアターウエスト
(それぞれの感想は別項にて……の予定)

ねらったわけではなくて、はからずも2日連続で、お馴染みの演目をお馴染みじゃない手法で見た。木ノ下歌舞伎は、小劇場系、だけれども、ちょっと気になっていたので、初参戦。そうしたらまぁ、これが5時間超だったんですね(全3幕)。幕間が計35分。勇気あるチャレンジャーでした。

「四谷怪談」は、内野聖陽と秋山菜津子で、気になりつつもチケットは買ってなかった。中劇場だし、2階の安い席でいいかな、いつでもいいし……と思ってるだけでずるずる来てたの。そこへ結構安く見られるチケットを入手したので、急遽行ってきたのでした。
*これはマチネだけど、神奈川芸術劇場の「アドルフに告ぐ」も、同じ日のソワレで魅力的なお値段で出ていて、迷った。作品は見てみたい、高橋洋くんもぜひ見たい。が、KAATは遠いし、主役の成河くんがイマイチ苦手。で、結局やめたの。都内なら行ってる気がする。

どちらの演目も、歌舞伎好きならば何度も見ているもの。ゆえに、これを歌舞伎じゃなく(木ノ下歌舞伎の名はついていても)どんな風に見せてくれるのか、興味はこれに尽きる。

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2015.06.12

「世界ふれあい街歩き」

今週火曜日(9日)の「世界ふれあい街歩き」はオランダ・ライデンだったので、忘れずに録画。ちょうど歌舞伎座だったんだもん。まぁ家にいても録画はしてるかな。
まだ記憶も新しいところで、ナイス・タイミングだったよ

冒頭、駅を出るところで、画面の端にスターバックスが映って、ここに入ったし、とか。
自分が行った場所もあるし、行きたかったな、という所もあるし、というところで。ライン川沿いをもっと歩けばよかった。その内側をぐるぐるしてたんだもん。
「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」の句が壁に書かれた家で、そのいわれを尋ねてくれたのもよかった。やっぱりあの壁は、日本人には目を引く。

ライデンの街中だけかと思いきや、チューリップのキューケンホフも訪ねていて、さらに楽しかった。でも、このコーナーのナレーションが、つぶやきシローなのは好きじゃない。もっと普通に喋ってほしいんだけどね。
*再放送は16日の朝8時から、ある……でしょう。

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「新薄雪物語」後半

6月9日(火)「六月大歌舞伎 夜の部」 16:30〜 於・歌舞伎座

「新薄雪物語」広間・合腹・正宗内
広間・合腹/仁左衛門(園部兵衛)、魁春(梅の方)、米吉(薄雪姫)、芝雀(松ケ枝)、幸四郎(幸崎伊賀守)ほか
正宗内/吉右衛門(団九郎)、芝雀(おれん)、橋之助(来国俊)、歌六(正宗)ほか
「夕顔棚」菊五郎、梅枝、巳之助、左團次

薄雪姫、そういえば序幕「花見」の可愛らしいところを米吉で、この後半を梅枝で見たかったかも。間に挟まったけど児太郎を見ると、ほんの数年前のギョッとした腰元役かなんかを思い出して、上手くなったな、頑張れ〜、と思ってしまう。

合腹はやっぱりこの3人で、ほんと貫禄、という感じだった。幸四郎の伊賀守が花道から首桶を持ってやってくる、その足取りはゆっくりで(そりゃ、腹を切ってるんですから)、でもその存在感というか、空気を背負ってる感の重み! これはもう若手には太刀打ちできないところよね。
そして三人笑。ここは特に仁左衛門がすごかったな。しかーし、この場面はやる人がやれば、いろいろ考えさせられるもんだなー、などと思った。

正宗内は、序幕でちょろっと出た吉右衛門・団九郎が主役。小悪党が改心しての(片手の)立ち回りで幕。少し気分は軽くなるのかな……。ここで出た橋之助って、やはり序幕にも出てたのか 昨日のことなのに全然記憶がないってどゆこと。
冒頭に五人組で歌昇、種之助、隼人が出てるんだけど、上からで顔わかんないし(把握してなくて)いい加減に見てた。頑張れ〜、と言っておこう

夕顔棚はまぁ他愛のない舞踊劇で、おちゃらけもね。これこそ、上から見るくらいでちょうどいいのかもね。

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2015.06.11

「新薄雪物語」前半

6月8日(火)「六月大歌舞伎 昼の部」 11:00〜 於・歌舞伎座

(「天保遊侠録」)
「通し狂言 新薄雪物語」花見・詮議
花見/菊五郎(奴妻平)、仁左衛門(秋月大膳)、錦之助(園部左衛門)、梅枝(薄雪姫)、時蔵(籬)、吉右衛門(団九郎)ほか
詮議/幸四郎(幸崎伊賀守)、仁左衛門(園部兵衛)、芝雀(松ケ枝)、児太郎(薄雪姫)、菊五郎(葛城民部)ほか

天保遊侠録をパスしたのは……この日が来月の歌舞伎座・ゴールド会員の発売日だったから。私自身は見なくてもいいや、くらいだったんだけど、友人が妹さんと是非行きたい、とのことで。いちおう、昼の部をオススメしたんだけど、それでよかったかな、よかったんだよね 私はせいぜい昼の部だけ、のつもりが、つい夜の部も……魔が差した言っておこう。海老・玉好きの、同僚の母親に回すかも。

で、「新薄雪物語」。通し上演だけど、昼夜に分かれてるのよね。えっでしたが。
そして薄雪姫を、梅枝(花見)、児太郎(詮議)、米吉(広間、正宗内)と、3人が演じるのもちょっと面白い。

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2015.06.09

歌舞伎!な毎日

6月9日(火)

このところ仕事で歌舞伎方面(勘三郎)を読んでおりまして、資料などをひっぱり出すこともあり、いろいろ思い出しては捗らない日々。でもラストスパートなのっ。
*資料をひっぱり出す、とは実際のところ、歌舞伎 on the web で演目や劇場検索をすることを指すのかも。でも、筋書をぱっと開けると、三津五郎の喜撰の写真!だったりすると、もうねぇ

ところで、実際の歌舞伎も、8日・昼の部、9日・夜の部と、歌舞伎座に行ってきました。昼の「天保遊侠録」はパスして、「新薄雪物語」と「夕顔棚」を。
この「新薄雪物語」が、意外なほどよかったの どちらも3階Bからで(8列17と7列17)、双眼鏡もナシで気軽に見てたんだけど、それが結構プラスだった、のかもしれない。
特に夜の部の「広間 合腹」は、見応えがあった。仁左衛門の一言に込めた感情が、まっすぐに突き刺さったり。幸四郎も(瞬間的に歌ったけど)よかったし。こくのあるいい芝居だったなー。
で、そんな風に見てたら、可愛い米吉くんの(顔が見えてないから)声がキンキンして、ちょっとイヤ、とか、「正宗内」の橋之助に、どうも声が苦手なんだな、と思ったり。

新薄雪は、染五郎、松緑、菊之助が演じたのが記憶に新しいけど……ほんと、20年、30年後にも期待したい。20年後なら、なんとか元気で見られる、といい、な。

いやはや、思わぬとことで活を入れられた気分なのでした。

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2015.06.06

間もなく支払い(オランダ旅行)

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5月の終わり頃に、クレジットカードの利用明細が来た。はや〜い。4月に岡山とこんぴらに行った時のと、オランダの券売機で使った分なので、旅行の支払いばっかりだわい。

で、明細をみてたら、同じ日に使ったものでも、その都度レートが違うのね。今までそんな風に1日に何回も使ってなかったから、へぇぇぇでして。

金曜日だったか、お昼のニュースで、1ユーロ140円台に、というのをやってた。いやはや、どこまで円安になるのでしょう。

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2015.06.05

「あー、地球に生まれてよかった。」

6月3日(水) 「わが星」 14:00〜 於・三鷹市芸術文化センター星のホール

作・演出/柴幸男 音楽/三浦康嗣 振付/白神ももこ 出演/大柿友哉、黒岩三佳、斎藤淳子、寺田剛史、永井秀樹、中島佳子、端田新菜、山内健司

前夜の大人計画の、「夜の」「大人な」世界から一転、団地に暮らす小さな娘の誕生の時からの100年と、彼らのそして我々の住むこの星が生まれて死ぬ100億年を描いた舞台を。振り幅が無限大だね、私も。
*タイトルはチラシのキャッチコピー

「わが星」は2009年に、この三鷹・星のホールで生まれ、その年の岸田戯曲賞を受賞。震災の年に全国6都市を公演して、今年ふたたび三鷹で。去年は同じく三鷹で、公募した高校生キャスト&スタッフによる「わたしの星」も上演されている。私は初見。
役者さんも、いろんな劇団に所属する人たちで、ほぼ知らない。誰がどう、ということとは関係なく、全員きっちり磨き上げられたセリフやリズム感で、心地よい。そう、「マームとジプシー」「FUKAIPRODUCE 羽衣」などと同じく、繰り返し+踊り+歌の系譜ですね。柴さんの「ままごと」でも、一人芝居「朝がある」を、ここ三鷹で見たことがある。

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2015.06.04

髭のない松尾スズキ

6月2日(火) 「不倫探偵 〜最期の過ち〜」 19:00〜 於・本多劇場

作・演出/天久聖一 松尾スズキ 出演/松尾スズキ(罪十郎)、片桐はいり(赤星乱)、二階堂ふみ(キャンディ)、伊勢志摩(京子/清掃婦)、皆川猿時(喜屋武光男/謎の男)、村杉蝉之介(鳥居仁丹/警官)、近藤公園(宇山孝太郎/若かりし日の罪/男優)、平岩紙(宇山麻里/若かりし日の京子)

長いこと大人計画のお芝居は見てなかったんだけど、ついつい。……「キレイ」と「ラストフラワーズ」を見たから、ですね、絶対。
感想らしいものも書けそうにないから、せめてキャストだけでも、と思って、書き始めたら、なんだか「あまちゃん」を思い浮かべてしまったよ。

いちおう……主人公の罪十郎は、元刑事の探偵で白いスーツで髪の毛もビシッと。キレイ系メイクで、いや〜、これが松尾スズキとは、と目をパチクリ、でした。元の相棒が片桐はいりなんだけども、こちらは赤のスーツ。髪型はいろいろ変化しますです。
もうねぇ、犯罪とか不倫だの変態だの、なんやかんやがてんこもり。皆川猿時に至っては人ですらない(人狼病)。筋もあるんだかないんだか。かといって、やな感じなわけでもないのよね。
役者さんは、このぐっちゃぐちゃな中でそれぞれが「らしさ」を発揮。二階堂ふみがキュートだったのは意外かも(爆)。

個人的には、ブックオフに売る本として、百田尚樹、百田尚樹「殉愛」と2回も出てきたのが、ムフフでした。反応があまりなかったのが残念。

*せっかく本多劇場に行くのだからと、3茶婦人会「スワン」のチケットを他で買わずに劇場窓口にて購入。

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明日にそなえて(トーハク)

明日にそなえて(トーハク)
6月3日(水)

画像は、午後6時すぎの東京国立博物館・平成館前。

鳥獣戯画展もいよいよ日曜まで。待ち時間がツィートされるので、それを見て、毎日感心してた。
甲巻だけが、150分待ちとかなので、待たずに入れる時間をねらえばいい(甲巻は最初から諦めて)、というわけで、ちょうど文化会館に行くタイミングでトーハクへ。年間パスポートがあるから、使わなきゃ、でもあった。

甲巻を見るなら、(この日は開館時間1時間延長で)午後5時半までに入って、6時までに甲巻列に並べば絶対見られる、というタイミング。私は5時前に行ったから160分待ちくらいだったかな。

鳥獣戯画以外をノンビリ見て、甲巻の行列を横目に、乙、丙、丁もささっと。ウサギ好きの母親にお土産も購入した。もちろんグッズ売り場のレジにも並ぶのです。

帰りに、明日の朝、まず入館待ちの人がここを埋めるのね、と思いつつ、写真を撮ってみた。暑い中ご苦労様だけど、そのエネルギーがうらやましくもある。

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2015.06.03

寄席に行ってきた

6月2日(火) 「国立演芸場 上席」13:00〜

作成中
↑昔からネタって貼り出してましたっけ。(1階のエレベーター横)

もう何年も行ってなかった寄席へ。といっても、国立演芸場なのが可愛いもんだわね。ま、市馬師匠がトリだというので、それと二つ目の交互出演が、市楽くんの日がうまいことあいてたので。いまは国立も指定席だから、ついつい3列目のセンター通路脇、などという場所を選んじゃったけど、もっと後ろで呑気に聞けばよかったかな。5、6割の入りくらい。

市楽くん、なかなか口跡もテンポもよくなってるみたい。まだまだ勢いだけ、ってところもあるけど、まとまっちゃうような年でもなし。

えーっと、色物さんはみんな脱力系といいますか……。それぞれに、見るのに緊張しちゃうようなところもあった。のだゆき(音楽パフォーマー。ピアニカやリコーダーの演奏とお喋り)は全く初めてで、ダーク広和は2回めかな。こいる&順子はコンビとしてはもちろん初めて。順子師匠は、今度は介護される側になっちゃった

聞きたいと思いながらなかなか聞けなかったのが桂南喬さん。大昔にたぶん末廣亭で「長短」を聞いてると思う。やっと聞けた噺が「鰻屋」で、期待に違わず面白かった。いかにも噺家という風情に、心地よい噺の世界。寄席にはまさにこういう人がいてくれる
いっぽう「小のぶ」さんって、前は寄席には出てなかったんじゃないの? 相当なキャリアと思うけど、初めて聞いた。ご病気をされたのかな、と思わせる声量で……。でも、噺が粗忽長屋だったから、どことなくSFの世界のおしゃべりのような不思議な感覚があった。

市馬師匠の「片棒」。歌うわねと思いましたわよ まず木遣りをひとふし。そしてお祭りマンボは昔よりも歌が増えてますかしら。さすがに堂々のトリでありました。

客席の後方で、ものすごい鈴の音(チリリンって可愛いのじゃないの)が断続的にして、仲入りの時に「鈴をお持ちの方は、云々」という注意喚起があったんだけど、聞いてほしい人は決して聞いてない、のよね。巨大なビニールのガサガサ音とか、お喋りとか、まぁ疲れる部分もあったけど……。国立って、そういうのを許容できるほどぼーっとはできないんだなぁ。指定席というのもあるかしら。

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2015.06.02

井上ひさし作ではない、こまつ座舞台

5月29日(金) 「戯作者銘々伝」 13:30〜 於・紀伊國屋サザンシアター

作・演出/東憲司 音楽/宮川彬良 出演/北村有起哉、新妻聖子、玉置玲央、相島一之、阿南健治、山路和弘、西岡德馬

井上ひさし作品だけを上演してきたこまつ座だけど、その井上さん亡きいま、新たな作品にも取り組んでいる。それが、「木の上の軍隊」と、今回の「戯作者銘々伝」。もちろん、どちらも、井上ひさしという存在があったからこそで、こちらは江戸小説集「京伝店の烟草入れ」を原作としている。

……が、意識せずに見てるけど、井上作品ってスピード感が気持ちいいのね、トントントーンと運ぶ展開やセリフに、重なっていく歌、あるいは印象的なメロディ。そうじゃないのを見ると、あああと思ってしまう。ま、要はそういう風に見ちゃった、というわけで。

北村有起哉&玉置玲央、というだけで、見に行きますともだった。後から、ずいぶん安いチケットも出回ってたけれども。期待してたのよ。

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2015.06.01

防災かあさん!

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↑表紙カバーを広げた図
「防災かあさん」みんなの防災部・著、羽鳥書店・刊、900円+税
オビに「わたしの家族はわたしが守る!」「一家に一冊防災ハンドブック」とある。

3月刊の本で、金曜日に新宿・紀伊國屋書店に行った時にやっと買ってきた。ネット注文すれば簡単なのに、このところ本は書店で買うぞ、な気分なので。そうしたら、早速(というのか)、土曜日には大きな地震が。

Q&A形式(全部で90問)で、防災知識を身につけようという本。
全9章それぞれの章末に「三陸の母たちが語る『あの日』と『教訓』」あり。
イラスト豊富で読みやすいし、値段も手頃よね。……って、知人の出版社だから、PRもはいってるんですが 変なタイトル! かあさんだけなの?とか毒づいたこともある。でも、やっぱり備えないとダメ、と呑気な私でも思うようになってる昨今です。

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