« 防災かあさん! | トップページ | 寄席に行ってきた »

2015.06.02

井上ひさし作ではない、こまつ座舞台

5月29日(金) 「戯作者銘々伝」 13:30〜 於・紀伊國屋サザンシアター

作・演出/東憲司 音楽/宮川彬良 出演/北村有起哉、新妻聖子、玉置玲央、相島一之、阿南健治、山路和弘、西岡德馬

井上ひさし作品だけを上演してきたこまつ座だけど、その井上さん亡きいま、新たな作品にも取り組んでいる。それが、「木の上の軍隊」と、今回の「戯作者銘々伝」。もちろん、どちらも、井上ひさしという存在があったからこそで、こちらは江戸小説集「京伝店の烟草入れ」を原作としている。

……が、意識せずに見てるけど、井上作品ってスピード感が気持ちいいのね、トントントーンと運ぶ展開やセリフに、重なっていく歌、あるいは印象的なメロディ。そうじゃないのを見ると、あああと思ってしまう。ま、要はそういう風に見ちゃった、というわけで。

北村有起哉&玉置玲央、というだけで、見に行きますともだった。後から、ずいぶん安いチケットも出回ってたけれども。期待してたのよ。

贔屓の引き倒し、というつもりはなくてですね、でも、後半の山東京伝(北村)と花火師・幸吉(玉置)はよかったと思う。呼吸も合ってたし。でも、それくらいかなぁ。
主役の北村、若手・玉置、紅一点・新妻、あとのおじさんチームが、なんとなくバラバラな感じ。歌は新妻さん担当だけど、浮いてるようにも思えたし。

脚本も、まぁ「今の平成の世」を語るのはいいとしても、とりあえず京伝たちが生きている江戸時代なら、1年は365日じゃないよね、とかツッコミ入れたりしちゃって。そんなことを思うのは、舞台に集中できてなかった、ということでしょう。残念ではある。

ま、秋には「十一ぴきのネコ」が再演されるので、それを楽しみにしていよう。またあのネコたちに会える! その前の「國語元年」も気になるし。

|

« 防災かあさん! | トップページ | 寄席に行ってきた »

演劇」カテゴリの記事

コメント

これ、イケてなかったですよね…
私は、このところ、こんなふうにキャストが気に入ったから凄く期待してたのにはずしたってケースが続きました。今年の大河しかり、今季の朝ドラしかり(どっちもすでに完全離脱)、舞台も、はずしたとまでは行かないけど期待を下回ったものがいくつか。
脚本のせいなのか、北村有起哉のセリフ回しが、いつもより美しくなく感じられて…西岡徳馬のそうですけど…
「國語元年」でリベンジしたいです!

投稿: 猫並 | 2015.06.02 22:31

猫並さま
全くね! かなーりお安いチケットが出てましたが、それで十分でした。後の祭りとはこのことだ。こまつ座で買ったから上乗せ分がないのだけが救い、みたいな。
そうそう、有起哉くん。いきなり出だしのセリフで、あれ?こんなに滑舌悪かったっけ、でした。まぁね、テレビで「手術」が言えてなかったのは知ってるぜてなもんでしたが。若い二人だけがセリフ朗々……ってのも、居心地悪さの一因かも。
こまつ座もレパートリーを増やしたい、というのがあるのかしら。それに関してはなかなか前途多難に思えます。

投稿: きびだんご | 2015.06.03 00:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 防災かあさん! | トップページ | 寄席に行ってきた »