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2015.10.30

フィガ郎とスザ女!

10月25日(日) 「モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』〜庭師は見た! 新演出」 14:00〜 於・東京芸術劇場コンサートホール

指揮・総監督/井上道義 演出/野田秀樹 出演/ナターレ・デ・カルロス(アルマヴィーヴァ伯爵)、テオドラ・ゲオルギュー(伯爵夫人)、小林沙羅(スザ女)、大山大輔(フィガ郎)、マルテン・エンゲルチェズ(ケルビーノ)、廣川三憲(庭師アントニ男)ほか 声楽アンサンブル、演劇アンサンブル 合唱/新国立劇場合唱団 管弦楽/読売日本交響楽団

なんだかよくわかんないんだけど、野田秀樹演出というだけでチケットを買ってた。唯一見たことのあるオペラが「フィガロ」だったことも少しあるかな。
これは「秋期」公演で、すでに大阪などでは(川崎でも)春期公演がおこなわれていた。いいなー、と思いつつ、待ってましたよ。チケットは芸術劇場の先行で、4月の初めには買ってたし(2階後方センターから)。

でも予備知識はほぼないので、ひゃー、設定が日本なのか(江戸末期の長崎)、庭師ってほんとにあの枝をチョキチョキする日本の庭師! まずはビックリ。開演前から、庭師が舞台前方ギリギリの辺りをうろうろしてるー(失礼! 庭師としてお仕事中。ナイロン100°Cの廣川さん)。

その庭の木やハサミを表すのが、全て棒。ほかの場面でも、長いのやら短いのやら、棒が大活躍。確かにシンプルだから、いろいろ見立てられるわね。ほかに装置としては、3つの縦長の箱(伯爵夫人の部屋などの設定)があるくらい。
そうそう、棒は歌舞伎の付け打ち風にも使われる。ただし、2本の棒を杖を突くみたいにしてね。あと、人形振りもあったよ。

最初に舞台が長崎、と言われた時に、へぇぇとは思ったけど、その後の展開では別に関係ないというか、衣装が和風だったり日本語で歌われるものがあったりするくらいかな。伯爵夫妻とケルヴィーノの存在がかえって面白く目立つ。

結局のところ、演劇としてしか見らんないんだな、私は。とも思いつつ、面白かった。言葉遊びとか、いかにも野田さん、な部分も楽しんだ。
スザ女役の小林沙羅さんは、売り出し中の若手で、最近よくお名前を見る(三鷹辺りの出身らしいから、かも)。

東京公演最終日だったから? カーテンコールには、指揮者の井上さん、野田さんともにステージへ。井上さんって、すっごくお茶目なのね。何回かのカーテンコールの後、最後には、舞台後方に置いてあった、箱の1つから手だけ出してバイバイと振ったりして。

この後、公演は、山形、宮城、宮崎、熊本へ。チケットが買えるのは宮城(名取市)だけとのことでした。それぞれの地域で、地元のオーケストラや合唱団が出演する、というのもいいなー、と思う。

入場時にもらったプログラム冊子は、2015年秋期のものでした。春秋、別だったのか。

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コメント

きびだんごさま
スキップが観た(庭師は見た!ふうのは6月でしたので、
きびだんごさまのレポをそうそう、とかそこそこ、とか
思い出しながら楽しく拝読いたしました。

どちらかといえば野田さん色の強いオペラでしたが、
面白かったですね。
野田ファンで初めてオペラをご覧になった方も多いらしく、
自分の感想にも書いたのですが、これを機会に演劇ファンが
オペラにも興味を持ち、オペラファンがストレートプレイにも
足を運ぶようになったら、素敵だと思います。
こんなコラボレーション、ぜひまたやっていただきたいな。

投稿: スキップ | 2015.11.04 09:08

スキップさま
そうそう、スキップさまのブログを読んで、私が見るのはまだまだ先と思ってたのにねー。音楽的な部分では何も書けないけれど、いろんなアイディアとか言葉遊びとか、楽しみました。2階の後方で少し遠かったのと、第1幕では近くの席の「レジ袋ガシャガシャ」が気になったのが残念でした。
実はまだ感想が書けてませんが、この後、野田秀樹潤色「真夏の夜の夢」を見ました。そして来月にはバロックオペラ「妖精の女王」(原作はシェイクスピア「夏の夜の夢」。野田さんは関係してない)を見ることにしています。これも演劇っぽいのです。そしてよく見たら、フィガ郎の大川さんが出演されるみたい。
ほんと、「初めて見たけど面白い」と思う人が、いろんな舞台に増えたらいいですよね

投稿: きびだんご | 2015.11.04 23:03

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