« マリー・ローランサンに胸きゅん | トップページ | 初めてナショナル・シアター・ライヴを見る »

2015.10.12

「月の獣」再見

10月12日(月・祝) 「月の獣」14:00〜 於・俳優座劇場


Image

金曜日に見たばかりだけど、公演は明日までなのでもう一度見てきた。どうせなら千秋楽の13日に見たいな、とは思ったのだけど、そういうわけにもいかず……。ま、安く見られるから、ということももちろんある。前回は13列の左ブロックだったけど、今日は10列のセンターブロックの右寄り。大きなポイントとなる壁の家族写真(顔がくりぬかれてる)が、ちょうど正面くらいに見えた。

一度見て、夫アラムのことがわかっていたから、1幕1場からちょっと涙ぐんでしまった。彼がただ一人生き残って、だからこそ、祖父、父から続く血を残したいと熱望していることには、前回は思い至らなかった。

この作品は、作者リチャード・カリノスキーの前妻の祖父母の実話に基づくという。戯曲の素晴らしさとともに、ほんと俳優の熱演も特筆もの。占部房子って今までそれほど強い印象は持ってなかったけど、認識を新たにした。
テーマは重いものの、時にクスリとする場面も効果的。そして、イタリア系の少年を加えての3人で撮る写真! そうそう、アラムは写真家で(町の幸せな家族の写真を撮ってる)、事あるごとに妻の写真を(嫌がられながら)撮ろうとしてた。でも、最後に自然に、3人で、となる。そして、カメラの方ではなくて正面を向いて幕となる。

私はこれを今年のベスト1、にしていいな。

|

« マリー・ローランサンに胸きゅん | トップページ | 初めてナショナル・シアター・ライヴを見る »

演劇」カテゴリの記事

コメント

年末に、今年の一番はどれだろう?と記録を見返さないとならない年もあるけれど、こうやってこれ!という舞台にめぐりあえた時は幸せですよね
それに、こういう確信は、まず間違いないですもん
うらやましい

投稿: 猫並 | 2015.10.13 23:31

猫並さま
私はあんまり年間ベスト10などは考えないんですけど(というか思い出せない)、これはと思ったんですよ。こういう出会いがあるから、ひょこひょこ出かけていく意味がある、とも思ってしまう。
確かに、一日で考えても、ものすごい公演数ですもの。その中でめぐりあえるなんて幸せです。

投稿: きびだんご | 2015.10.14 10:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« マリー・ローランサンに胸きゅん | トップページ | 初めてナショナル・シアター・ライヴを見る »