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2015.11.30

狂言で「楢山節考」

11月29日(日)  「万作を観る会」  17:00〜   於・国立能楽堂

「千鳥」萬斎(太郎冠者)、石田幸雄(酒屋)、内藤連(主)
小舞「鮒」遼太
「楢山節考」原作/深沢七郎  脚色/岡本克巳  演出/野村万作
万作(おりん)、深田博治(辰平)、高野和憲(けさ吉)、月崎晴夫(又やん)、中村修一(又やんの倅/雨屋)、萬斎(語り手/烏)、ほか村人4人、子供6人   笛・松田弘之、太鼓・桜井均

  9月以来、久しぶりに友人たちに会う。企画は私なので「狂言見るよ!」と言っただけで、「でも、楢山節考なのよ」と当日お知らせ。狂言って、面白い、笑えるものばかりじゃない、ということで。カンフェティで買った中正面席から。
といっても、この「楢山節考」は58年ぶりの再演とのことで、いったいどんなんですか、ではあった。東京新聞で、おりんは一言も喋らない、と書いてあったけども。

「千鳥」はそういえば茂山さんチのを「お米とお豆腐」公演で見たなぁ、などと思いつつ。違う流派のを見ると、また新たな気持ちで見られるというか……。やっぱり、きっちり系の笑いなの(変な言い方)。

いま、公演パンフを見ていたら……野村遼太くんってもう26歳なんだ  いつまでも22、3のような気がしてる。まあね、裕基くんだって高校生なんだもの。私も年をとるはずだ。

さて、「楢山節考」。初演時には、囃子の協力が得られず、笛の代わりにフルート、鼓は録音だったという。
  最初に袴姿の萬斎さんが、語りというか、筋を紹介する。息子の辰平は、69のおりんをまだ山にやりたくない。しかしその子(つまり孫)のけさ吉は、近所の娘を孕ませたこともあって、早く山へ行けと言う。「ねずみっ子」=曽孫を持つことは嘲笑されることだった……。
この語りの内容は、その後で実際に舞台の中で言われることなので、必要なのかな?とちょっと疑問。私はむしろ混乱しちゃったのだけれど。

深田さんの辰平が、情の籠った声で胸をつかれるよう。それと、萬斎さんの烏の不気味さ。あっちの世界への橋渡しだものね。シーンとした余韻。能舞台の、何もない所から始まって、また無へ戻る、それ自体が、「楢山節考」に合うのかもしれない。

終演後は表参道の大人な中華「希須林」へ。タクシーがすぐに拾えると思ってたのに、日曜だから?全然走ってなくて、千駄ヶ谷駅まで歩いちゃったよ。本日のオススメを網羅しつつ(牡蠣の唐揚げ、白子麻婆、カニと白菜のスープなど)、ビールと白ワイン、デザートにプーアル茶のアイスクリームまで頂きまして、一人4500円というのは、、かなりコスパがよいと思いますわ。そうそう、前菜にあったクリームチーズの紹興酒漬けも美味でした。いやー、高カロリー

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