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2015.11.13

今年も六本木で朗読を聴く

11月12日(木)  「夜の入り口  第4シーズン」  22:00〜  於・音楽実験室  新世界

倉橋由美子「ポポイ」
出演/粟根まこと、佐藤真弓、須賀貴匡、村岡希美  音楽/鈴木光介

(20:30〜  豊崎由美・古屋美登里の「ポポイ」をめぐるトーク)

毎回楽しみにしている、六本木のライブハウスでの朗読。1年に1回のペースらしいけど、4回目にして大好きな「ポポイ」である。公演日が12日と13日、いずれも19:00からと22:00からで、私はピンポイント、この12日、22:00〜しか行ける日がなかった。こんな時、22:00という大人な時間に開演してくれるのは有難い。
両日とも、間にトークが入る(ゲストは違う人)。どちらの公演に申し込んでいても聞けるとか。私は、豊崎さんと古屋さんの、倉橋をめぐるトークを聴くのは2回目!  今回は特に「ポポイ」に焦点を絞ってのものだった。
「ポポイ」はもともとラジオドラマとして書かれたけれど、後にオペラなったんだって。間宮芳生だったかな。それをなんと田中泯の演出で静岡で上演した時、彼女たちもわざわざ行ったんだって。そしてガックリして帰ってきたらしい。
偶然にも、今年また静岡で、今度は宮城聰演出で公演があったのに、二人とも相手に「行ってないの」と。よっぽど懲りたのか、あるいは情報が届かなかったのか。豊崎さんは、日本語にオペラは合わないと仰ってましたが。

……とまぁ、トークの話はいい加減にして。あ! トークの入場待ちで、列に並んで、前の人に「これトークの列ですか?」と尋ねたら、その人は池谷のぶえさんでした  今まで出演者側だったけど、今回は観客。しかも普通に並んでるよ、と思いましたわ。トーク後、入れ替えで一旦外で待つ時もやはり、一緒に並んだのでした。

今回の朗読では、今までの村岡&池谷&生演奏、という手作り感から、ちょっとバージョンアップといいますか、粟根さんをはじめ劇場何回も見た俳優さんがご出演。「ポポイ」の登場人物が多い、ということもあって、村岡さんは「舞」一役、粟根さんは「佐伯」、佐藤さん「秘書」、須賀さん「ポポイ」。

SF小説といいますか、幻想文学といいますか、な「ポポイ」は、舞さんが、若きテロリストの首をあたかも水耕栽培のようにお世話し、会話する、という話。朗読でありながら、やはりポポイは美しくあらねば、なので須賀さんほんとに素敵だし、全編溢れる知的な空想部分が、村岡さん、粟根さんにピッタリ。そして、佐藤さんの少し異質な柔らかい声と風貌がまたいいコンビネーションなのよね。

演奏はとにかくいろんな楽器を使う鈴木さん。前もそうだったけど、珍しすぎてついそっちを見たりするのが、いいんだか悪いんだか。冒頭とおしまいは、ご自分の声というか歌で「ポ ポ ポ ポ」言ってましたわ(コンピュータ処理で重ねていく)。

今年もちゃんと見に(聞きに)行けてよかった

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