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2015.12.09

今月の歌舞伎座は昼夜、同じ席で

12月8日(火)  「十二月大歌舞伎」夜の部  16:30〜

「通し狂言  妹背山婦女庭訓」杉酒屋、道行恋苧環
七之助(お三輪)、松也(求女)、児太郎(橘姫)、團子(丁稚子太郎)ほか
三笠山御殿
玉三郎(お三輪)、松緑(鱶七)、中車(豆腐買おむら)、歌六(蘇我入鹿)ほか

今月は(今月も)、そんなに勢いこんではなくて、適当に買ったらたまたま昼夜ともに3階8列23になっちゃった。今日は珍しく、前列と隣に、そこそこお年(リタイア近く、くらいかな)のご夫婦?が。そして7列21と8列24は、最後まで空席でした。「三笠山御殿」から登場かもと思ってたんだけど。

ところで、私ってば、今年、平成中村座で「三笠山御殿」を見たことをすっかり忘れてた。いや、七之助のお三輪は記憶にあったのに……。杉酒屋などきっと文楽の印象が強かったのよね。あ、そうだった、となると、豆腐買の勘九郎&なおやも、思い浮かぶのに。

えっと、前半は時々意識が飛びつつも、頑張って見てました、というところ。それはまぁ、主に七、松也、児太郎の3人だけの場面なんだけれども。
  道行では、どうも竹本が耳障りな感もあった(山台に並んでて太夫は4人だったかと)。團子は達者だと思うけど、そういうのが好きかと言われれば、テンテンテン。ほら、出来の悪い子こそ可愛いってのが、身にしみついてるから。

「三笠山御殿」はさすがに、3階の上の方までも、あまねく届く玉三郎オーラ、というところかしら。なんかもう、うずまく情念、って感じで、だから「擬着の相」なんでしょうが。でもまあ、全体通して、変な話(←それを言っちゃおしまい)。変、というか、集団でいたぶるなど、感じよくないんだもんね、現代の感覚だと。

そうそう、話題は中車の豆腐買かな。被衣をかぶってるし声だけが頼りの間、やっぱりいとこ同士、猿之助と声が似てるなぁと思った。父・猿翁はあまり見てないので、よくわからない。あっ、猿之助と段四郎は、声じゃなくて喋り方が似てると思ったりしたっけ。相変わらず双眼鏡を持ってないのを、ちょっと後悔した。顔はほぼ見てません。

歌六はほんと役幅が広いし、松緑も健闘!と思った。

歌舞伎座からの帰り、Kindleを持ち歩いてたんだけど、適当に選んでたら、渡辺保「私の『歌舞伎座』ものがたり」が出てきて、何年ぶりかで第3章を読んだ。そこに「山の段」のことが書かれていて、久しぶりに見たくなった……けど、4人だけで1場2時間って、今時そんな大変なのは無理かしらね。著者大絶賛の、吉右衛門大判事、玉三郎定高も、体力気力充実!の時でしょうし。……とりあえず、歌舞伎座じゃあやらないか、と思うと見る側の「わかりやすく面白い&疲れないのを求める」ってのも問題だなぁ、と思ったり。

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