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2016.01.26

ういういしい手練れ、黒木華

1月23日(土) 「書く女」19:00〜 於・世田谷パブリックシアター

(二兎社公演40)
作・演出/永井愛 出演/黒木華(樋口夏子〈一葉〉)、平岳大(半井桃水)、朝倉あき(樋口くに)、古河耕史(斎藤緑雨)、木野花(樋口たき) ほか 作曲・ピアノ演奏/林正樹

初演は2006年10月。樋口一葉は寺島しのぶ、半井桃水が筒井道隆だったのよね。ひろーい階段が作られた舞台はよく覚えてる。二兎社に申し込んだチケットが最前列だったことも。
今回はキャストまるまる一新! そしてピアノが舞台下手に置かれて生演奏つき(林さんは一瞬、暑い夏のシーンで扇子パタパタとして見せ、息抜き場面)。

チケットを11月に取ってから見るまでの間に、大河ドラマ真田丸の「お屋形さま」役で平岳大人気が上昇してた! そのせい、というわけではないけれど、この日も立見が左右にいっぱい。休憩込みで2時間45分だけどね。

前回見たときと基本構造が同じなら、少し後ろから見た方がいいかな、と思ってたんだけど、世田谷パブリックシアターの先行に参戦した時は、もはや前方かぶりつきブロックとかなり後方(及び2階)しかなくて、やむなくC列にて。
*パブリックシアター友の会だと割引あるよね、と二兎社に頼まなかったのに、割引はナシ。確かに料金を低く抑えてる、ということはわかるよ。

さて、新キャストによる「書く女」は、黒木華の魅力全開、というところ。しのぶちゃんより若い分、世間知らずな、でも戸主として奮闘する姿がリアルに感じられた。特に半井桃水への恋心とか、潔癖さ、といったものは、彼女でなければ、というくらい可愛らしい。
平岳大も、スコーンとまっすぐに明るくて屈託を感じさせない。そんな二人がl(夢の中で)手を取り合いそうになりながら離れていくシーンが2回。これは印象的。平・桃水のまっすぐな視線!階段の上から、なので特に。

もちろん永井愛だから、当時の社会情勢、つまり日露戦争から日韓併合に向かう時期の世の中を、庶民に語らせる、という部分は怠りない。それもねー、なんか今に重ね合わせてしまうような。

母上、と呼びたくなるような木野花が、そんな世間というか旧世代の最大公約数みたい。でも、もちろんいい人なのよー。妹・くにもフンワリと家族を支え、この樋口家の3人は魅力的。

生演奏のピアノが、例えば一葉が荒物屋を開いた吉原の雑踏を表したり、心象風景を映したり。とても良かったと思う。

二兎社なのに、なんで2回チケット買わなかったかなー、上からも見れば良かった、と思うけど、まあ仕方ない。(最近見た「鷗外の怪談」があまり好みではなかったこともあるかな)

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