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2016.03.31

3回目にして初「焼肉ドラゴン」

3月15日(火) 「焼肉ドラゴン」 13:00〜 於・新国立劇場 小劇場

作・演出/鄭義信 翻訳/川原賢柱 出演/ハン・ソングァンス(店主・父)、ナム・ミジョン(妻)、馬渕英里何(長女・静花)、中村ゆり(次女・梨花)、チョン・ヘソン(三女・美花)、大窪人衛(長男・時生)ほか

2008年初演、11年再演、そして今回3回目の上演となる。ずいぶん話題になったのに、2回とも見そびれていて、ここでやっと。キャストはずいぶん変わったのよね?

もはや見てから半月以上すぎてしまったけど、両親役の韓国人俳優のインパクトが強くてすごく残ってる。存在としてのたくましさ。
そして、デリケートな長男。彼をめぐっての、父親、母親の立場がともによくわかるなぁ。この世の中を生き抜くために「強くあれ」と求める父と、追いつめられる息子…… それぞれの絶望が痛い。

ところで、これを見たすぐ後に、仕事で北朝鮮ものを読む羽目になった。今の3代目の母親は帰国船で大阪から渡った人、というのは知ってたけど、その親は済州島出身だったのね。なんだかいろいろと「焼肉ドラゴン」を思い浮かべちゃった。

*キャストを書いてて、あれ?馬渕さんって名前がなんかちがう、と思って調べたら、英俚可→英里何、だったのか。そして元に戻した、ってことらしい。画数は変わらないわね。
そして、彼女は椿組の野外芝居「GS近松商店」(鄭義信・作)がとても印象に残っている。岡田義徳と共演したもの。あの時も、足を引きずる女だったなぁ。

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コメント

キャストはほぼそうとっかえみたいな感じなのに、全体的な印象は変わらず…でも、それぞれの役作りは違うから、一人一人の登場人物に注目すると前回と全然違う!って思うところが面白く、かつ、なんだかこの作品(脚本?)は凄い!と思ったのでした。
ワタクシ的にとても違って見えたのは父親なんですが、前の役者さんはいかにも食べ物屋の主人っぽく太った印象(本当に太ってたかどうかはわかりません!)で、自分は学がなかったから苦労した、だからセガレにはできるだけのことをしてあげたい、というあの時代にありがちな感じ。今回の父親はむしろ故郷にいる頃はインテリだったんじゃないかと想像させる人物で、世が世ならとか本来ならとか、そんな思いが息子の教育に出ているように妄想しちゃったのでした。
まるで古典のような見方ができる、出来上がった作品なのかなって感じた次第です。
鄭作品のすべてがそうってわけじゃないですけどねー

投稿: 猫並 | 2016.04.03 09:30

猫並さま
おお、いろいろありがとうございます
不肖きびだんご、学生時代に近代の日朝関係史にトライして玉砕した過去がありまして(実にに不肖だ)、常に複雑なんですよ。ほんと「物知らず」だったと、未だに冷や汗。
父親役、なるほどねー。それはキャストが違えばこそ見えてくるものですね。
再演までの感想に「泣いた」というのが散見されたと思うんですが、決して情緒的な涙じゃないんだな、などと思ったりしました。

投稿: きびだんご | 2016.04.03 11:36

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