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2016.07.11

12年ぶりの「BENT」を初日に見る

7月9日(土) 「BENT」 18:00〜 於・世田谷パブリックシアター

作/マーティン・シャーマン 翻訳/徐賀世子 出演/佐々木蔵之介(マックス)、北村有起哉(ホルスト)、新納慎也(グレタ)、中島歩(ルディ)、小柳友(ウルフほか)、藤木孝(フレディほか)ほか

前回、全く違うカンパニーでの「BENT」に衝撃を受けていたので、今回の上演は、待ってました!であった。制作がパルコゆえ、パルコ劇場の会員枠でチケットを申し込んだら……2階席でガーーン けっこうディスカウントとかになってるのに、なんでではあるけれど、まぁ遠くから全体を見るよさもあるから、と気をとり直して見に行った。

前日に、3時間超をダブルで見ていたから、2時間45分って短く感じるというオソロシさ(というか利点?)。そしてゴーゴーボーイズに続いて、のっけに若者のお尻を見ちゃうという……

さて、「BENT」を前回見た時の記憶といえば、有名なシーン(椎名桔平と遠藤憲一・目も合わせない会話だけのセックス)と、あとはゲイクラブを経営するグレタの美貌(篠井英介)くらい。だったのだけれど、12年前でも思い出すものねー。特に、逃げていたマックスとルディが捕まって、強制収容所に送られる列車中は、はっきり思い出した。いっぽう、その後の無意味な強制労働の実態とかは覚えてなかった。

出演者より何より、私はこの「BENT」で初めて、ナチス政権下で同性愛者が激しく迫害された、ということを知ったのだった。お芝居の中では、同じ収容所で、同性愛者はピンクの三角マーク、ユダヤ人は黄色の星のマークを付けることになっていた。要領のいいマックスは、ピンクよりも黄色の方がまだ待遇がいいからと、黄色の星を手に入れる。

佐々木蔵之介のマックスは、正直言うともうちょっと若い人でもいいんじゃないかな、とも。(お坊ちゃんらしいけど)お金もなくて無軌道、なわりには、思慮深さが透けて見えるような。なんて先入観ですかね。北村有起哉は一直線な(でも諦めも感じさせる)無骨さがぴったりだったな。
個人的に特筆ものは、グレタの新納さん。出かける前に「真田丸」の再放送を見ていて、秀次〜だったんだけど、劇場にはその秀次さまが女装してらっしゃる、というわけで。そもそも新納さんはミュージカルの方でしたっけ。お名前はよく見かけてたけども。意外に出番が少なくて……。前回の篠井さんはもしかして2役(ナチスの将校とか)だったのかも。

とにかく12年前、同性愛者の強制収容のことなど何も知らなかった衝撃から、ここに至るまでの間に、(特に近年)アウシュビッツ関連の映画を見たりもしてきたけど、また認識を新たにした、というところ。

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コメント

今日ようやく見てきました。
私は先行ディスカウントで取ったら、なんと3階でしたよ!
まあ、あの照明の演出は近い席だと見えないだろう、そう自分を納得させてみていましたが。
で、ちょうど日曜に秀次さんが自害するのを見たばっかりだったので、女装してゴンドラで降りてくる姿にビックリ。出番は少なかったけど、強い印象が残り、これからもっといろんなところで見られるといいなと。

投稿: 猫並 | 2016.07.20 22:13

猫並さま
まぁぁ、3階席 そういえば、料金、均一だったんでしたっけ。全く意識にありませんでした。というか、パブリックシアターではたいてい1・2階席と3階席に料金がわけてあるから、先行段階では3階は売らないのか、と思った気もします。
いくらなんでも、1階の前列と3階が同じというのはねぇ・・・。
そっか、私が見たのは秀次がどんどんまずい方向にいってる、来週はという回だったから、自害したあとなら、尚更インパクトありますね。綺麗な顔立ちで、女装も似合ってたけど、あの役の怖さというか底知れなさも、感じられました。私もしっかり覚えましたわ

投稿: きびだんご | 2016.07.20 23:36

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