« 東劇でシネマ歌舞伎アテルイを見る | トップページ | 北イタリア:労働と祈りと »

2016.07.05

観劇の前に:「浮標」ビフォー・トーク

7月4日(月) 「水谷八也✖️葛河思潮社 『死と向き合い、生の実感を取り戻すための演劇ビフォー・トーク』」 20:00〜 於・下北沢B&B

出演/水谷八也(早稲田大学:20世紀英米演劇)、伊藤達哉(葛河思潮社) 聞き手・清田氏

来月、2011、2012年に続いて3度目の上演となる「浮標」。このお芝居について、水谷先生(再演パンフに清田氏によるインタビュー記事あり)と、制作側の伊藤氏、そしてパンフの制作にライターとして関わった清田氏が語る。
4時間の舞台なのに、今回も横浜と三茶で見ることしちゃった「浮標」好きの私ですから、素早く予約して行ってきた。場所柄とか何やかや……若い方々の間で若干肩身が狭かったかも
20時から、というのもなかなかないよね。おかげで晩ご飯をささっと食べてから出かけられた(書の教室からいったん帰宅して)。

ビフォー・トークと銘打ってあるんだから、予想しろ、ではあったのだけど、「浮標」をまだ見てない人が多数。ざっくりストーリー紹介などから始まる。というか、「浮標」を一言で言えば……ってぇぇ。この辺りが、若者の場、と感じた第一だったなー。

対談、というより鼎談。やりとりを丁々発止、というのではなくて、一人がわりとじっくり語るのがよかった。

上演の経緯に触れる中では、東日本大震災のことも。初演が2011年1〜2月。すぐに再演したい!となり、ちょうど(翌年、阿佐ヶ谷スパイダースの新作をかけることにしていた)世田谷パブリックシアターで伊藤氏が打ち合わせをしていたのが3月11日の午後だったという。もちろん、世田パブは当初、それは……と難色を示したらしく、そこをなんとか超えての妥結点を見たのが3月11日だったという符合。生者と死者の物語であるのだから。

2012年の再演公演では、仙台での公演も実現。この経験は大きかったという(メインの舞台装置は砂浜である!)。このあたりの話と絡めては、水谷氏から、震災直後の演劇関係者、劇場の話、折しも上演されていた野田マップ「 南へ」のことも。

すっかり忘れてたけど、「浮標」文庫本も読んだんだっけ。というわけで、トーク後に売られてたハヤカワ文庫も、お芝居のチケットも「持ってるからね〜」と買わずに退散 正直言うと、世田谷がどうやら最前列みたいなので(会員先行の時に席が選べなかった)、もう少し後ろに代えてもらえたらよかったなー。

Image


|

« 東劇でシネマ歌舞伎アテルイを見る | トップページ | 北イタリア:労働と祈りと »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 東劇でシネマ歌舞伎アテルイを見る | トップページ | 北イタリア:労働と祈りと »