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2016.07.15

「これからは、私を生きる。」

7月13日(水) 「母と惑星について、および自転する女たちの記録」 14:00〜 於・パルコ劇場

(パルコ・プロデュース)
作/蓬莱竜太 演出/栗山民也 出演/志田未来、鈴木杏、田畑智子・斉藤由貴

現パルコ劇場での最後の新作舞台。チラシにもある通り4人の「実力派女優」ぶりに満足満足。とはいえ、今まで、この人が出るから見る!という女優さんたちではなかった。志田未来など、ほぼ(テレビでも)見てないと思うし。いや〜、上手だわ。

最初は、姉妹3人がどこか外国にいる場面から。彼女たちは母親の遺骨(遺灰か)を持って旅に出ている。長女(田畑)、次女(鈴木)、三女のキャラクターもだんだんわかってくるし、次女がしょっちゅう打ってるLINEの文面も、音声だけじゃなくて文字が後ろに映し出される(スタンプ込みで)。
この外国がねー、最初どこだかピンとこなくて。早々に絨毯を買ってるんだから気がつきなさいよ、なのに、通貨リラってどこだっけ、イタリア?などと思っちゃった。いいえ違います、イタリアはユーロだよ まあ結局は明示されるけど、しばらくモヤモヤ。
あ、方言も使われて、これまたどこ? 西だとは思うけど、だったっけ。

女3人旅の「現在」と、そのエピソードの間に母親との記憶が挟み込まれ、時空を行ったり来たり。過去は、長女のエピソードだったり、いろいろだけど、その度に母親の「身勝手」な生き方が強く描き出される。

末っ子が4歳の時に父親は家を出て、それ以来、母親が商売(スナックかな)をしながら彼女たちを育ててきた。育ててきた、んだよね、そんなに面倒を見なくても。とにかく圧倒的に強い存在。ゴハンを作るのも娘だし、それを平気で不味いと言う母親。……だから、長女も次女も早くに家を出て、結局おとなしい三女(21歳)が、母親と一緒に暮らしてた。

まあねー、姉妹といっても、対母親の部分では当然三者三様。我々みんな、母親に対して抱えているものがあるよね、などと、つい思ってしまう。別に、このお芝居の斉藤由貴みたいな奔放な親じゃなくたって、反発もすれば共感(同情?)もするし、いっぱい抱えてるさ。そんなことを、ストーリーとは無関係に思い起こしたり。

異国で彼女たちはさまよったり、母親の幽霊?を見たりする(遺灰を入れた容器も行方不明になったり)。ラスト、その遺灰を撒くシーンがとても綺麗だった。
タイトルが長くてちっとも覚えられなかったけど、見終わってみると、しみじみとタイトルごと味わう、という感じかもしれない。

* ちなみに私は女の子がすごく欲しかったので、お腹の子が男の子とわかって(知りたくないのに教えられた)、相当ガックリしたの。でも、もし女の子がいたら、自分の期待というか夢を過度に押し付けてしまったり、絶対に毒親になってたと思う。という意味では、ちょっと距離が持ててよかったのか?

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コメント

私はコレ、行かないんですが、志田未来ちゃんは、去年同じハコで田中哲司との二人芝居がとても良かったので、それ以来わりと目に留まるようになりました。朝ドラに一瞬だけ出たのにはビックリしましたが…そのうちヒロインのオファーが行くかしら?なんて期待したりもして。

投稿: 猫並 | 2016.07.15 22:58

猫並さま
てっきりご覧になるものと思ってたんですけど。
志田未来と田中哲司! そうでした。教授と女子学生、セクハラ?なんていうので、苦しそう……と私は敬遠しちゃったっけ。
地味といえば地味なキャストだけど、斉藤由貴の存在感あればこそ、物語が成立してるなー、なんてことも思ったのでした。

投稿: きびだんご | 2016.07.16 09:19

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