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2016.11.18

また三軒茶屋へ

11月16日(火) 「キネマと恋人」 19:00〜 於・シアタートラム

(世田谷パブリックシアター+KERA・MAP #007)
台本・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 映像監督/上田大樹 振付/小野寺修二 音楽/鈴木光介
出演/妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえ、三上市朗、佐藤誉、橋本淳、村岡希美ほか

世田谷パブリックシアター友の会で、かなり前に先行抽選に当たってたから、この公演の日程自体を忘れてたけど、15、16日の3公演はプレビューなんだね。

「映画が最大の娯楽だった1930年代。映画に恋する一人の女性をめぐるKERA流ファンタジック・コメディー」とある。1930年代の、日本のとある島(連絡船が通う島)が舞台。2・26事件を思わせるセリフがあったから、ま、そんな頃、ですねー。
「梟島キネマ」で映画を見ながら大笑いしている観客の姿とスクリーンから始まる。

なんと私は最前列のセンターブロックが当たってたので、この時、笑う人たちと映し出されてる映画の両方を見るのはかなり困難だったよ。で、ここで笑ってるハルコ(緒川たまき)は本当に映画が好きな、そしてマニアックな好みの女性。いや〜、魅力的でしたよ。この緒川たまきをたっぷり見られただけでも大満足。
ハルコのマニアックさは、人気の時代劇シリーズの主役ではなくて、「まさかの寅蔵」役の高木高助(妻夫木)が好きでずっと注目してることにも現れてる。あ、この寅蔵は、うっかり八兵衛みたい……なのかなぁ。
で、寅蔵が、なんとスクリーンから飛び出してくるなんてねー んでもって、残された劇中人物がスクリーンの中でまた別のストーリー(帰りを延々待っている)を生きてるし。

映画関係者(このシリーズの出演者やプロデューサーなど)と、島の人たち。緒川たまき以外は一人何役かしら、ってくらい。場面転換には椅子を使った美しい動き。これって、小野寺修二なんだよね。最近よく見る名前。

ハルコには妹ミチル(ともさかりえ)がいて、二人とも、別々に、この島から出て東京に行くことを夢見る。妹はともかく、ハルコちゃんは現実に甘んじてるかのようだったのにね。
様々な現実があるからこそ、映画で夢を見ていられた、そんな時代。大人のおとぎ話みたいに、ちょっとほろ苦い、

カーテンコールは2回だったかな。外へ出たらば10時20分! ひゃー、だったけど、ちっともそんな長さを感じなかった。

KERAさんはこの前は「ヒトラー、最後の20000年」などという、訳わかんないのを作ってたんだよね。この振れ幅も魅力なのかもね。

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