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2017.01.23

勘三郎オマージュ

1月21日(土) 「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」 19:00〜 於・東京芸術劇場プレイハウス

(NODA・MAP第21回公演)
作・演出/野田秀樹 出演/宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太、佐藤隆太、鈴木杏、池谷のぶえ、中村扇雀、野田秀樹ほか

A3サイズのチラシには、野田さん自筆の長めのコメントが。それは「舞台は、江戸時代です。作品は、中村勘三郎へのオマージュです」から始まっている。「作品の中に、勘三郎や三津五郎が出てくるわけではありませんが」ともあるけれど、作中に「肉体の芸術」という言葉はあったわね。

物語の前面に出てくるのは、三 、四代目出雲阿国(宮沢)とサルワカ(妻夫木)の姉弟。由井正雪の乱の頃で、女歌舞伎も禁止されている。そこをかいくぐっての、一座は、万歳三唱太夫(池谷)が仕切っている。
死体=古田やら腑分け=野田やら、ストリップやら……わちゃわちゃと雑多な世界。伊達の十役人(扇雀)ってのが、いかにも歌舞伎なんだけど、とりあえず10役はそれぞれヘンな名前よ。

地球の裏側まで穴を掘るとか、死体が蘇るとか?シュールである。いつも以上に言葉遊びもあったかな。 佐藤隆太が、由井正雪の残党なんだけど、この存在がちょっともったいなく思えた。私がちゃんと把握できてない……のか。
ラスト、姉弟2人の場面が長い。そこに喋ってるのは彼らなのに、絶対にみんなその向こうに勘三郎を見てるよね、と。少しウルッときましたです。

ストレートにオマージュ、と言ってるんだから、全くその通りに素直に、という気持ち。あんまり他のことは考えなくていいか、と思っている。

NODA・MAPの先行で取ったチケットは2階のA列センターブロック左端。うわーん、2階だよ、と思ってたけど、全体がよく見えるし、1階に作られた花道を通って引っ込む役者が正面に見えて、想像以上に良席でありました。
とはいえ、もう一度、3月に行く時もほぼ同様の席っていうのは、ちょっとなー。というか、これ一度で満腹気味。普段は「理解したい」という思いから、複数回見たりするけど、ストレートに感覚で受け止めていいかな、とも思って。

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