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2017.04.01

能楽堂で、NHK(BS)で、萬斎さん

3月30日(木) 「狂言 ござる乃座 55th」 19:00〜 於・国立能楽堂
(3月31日(金) 「未来へ 伝統✖️最先端が挑む日本最古の舞」22:00〜 BSプレミアム)

「附子」裕基(太郎冠者)、太一郎(主)、遼太(次郎冠者)
「清水座頭」万作(座頭)、萬斎(瞽女)…………休憩…………
「弓矢太郎」萬斎(太郎)、石田幸雄(当屋)、月崎晴夫(太郎冠者)、高野和憲・竹山悠樹・深田博治・内藤連・中村修一・飯田豪・岡聡史(立衆)

25日は行けるかどうかわからなかったので、この日を申し込んでた。仕事が終わり次第タクシーで、のつもりだったけど、早めに上がれたので電車で行けたよー。

さて、まずはフレッシュな人たちの「附子」。なんかね、とっとと逃げる次郎冠者・万之介さんの姿を思い出したりしちゃったわ。そういう可笑しさなんかへの、第一歩なんだな、と。別の意味で興味深かったのは、主・野村太一郎さん。若くして亡くなった万之丞さんの息子だから、裕基くん、遼太くんとは又いとこ。(野村萬家と万作家が一緒に演じるなんて、新しい世代到来と言っていいのだろうか。その辺のことはまーったく知りませんですが。)

世代交代、と言ってはなんだけど、次の「清水座頭」も、まさに働きざかりの萬斎さんを強く意識したなぁ。万作さんは常に師匠であるのは変わらないのだろうけれど。
*そういえば、私は中正面の2列め(正面寄り)だったけど、真後ろはどうやらお稽古してるグループだったよう。開演前にお稽古の話や、(清水座頭の中の)「地主桜」という謡のことを喋ってら、ちょっと耳ダンボ。

解説によると、「清水座頭」と次の「弓矢」は、和泉流だけの所演曲だとか。私、清水座頭は見たことがある気がするんだけど、違うかなぁ。「清水座頭」で目の見えない2人が杖をつきながら橋掛りを帰って行く、その余韻に覚えがある……でも、似たようなのは他にもあるからな。

「弓矢太郎」は、怖がりのためいつも弓矢を持ってる太郎がシテ。まあ、寄ってたかってなぶられる、ってパターンの曲ですね。でも、鬼とか暗闇とか、みんな怖いものがいっぱいあったよね、という原初の郷愁みたいなものが……。
それはともかく、余談。太郎がそこにいる人たちの名前を呼んで行くとき、もちろん太郎冠者以外は本名を呼ぶけど「むらじ」と言ったので、ビックリ。内藤さん、「れん」と読むとばかり思ってた。

この日はめちゃくちゃ睡眠不足だったけど、まあなんとか乗り切りましたわ。

そして翌日、夜10時から萬斎さんの番組を見た。今年のお正月に国際フォーラムで行われた三番叟(メディアアーティスト真鍋大渡氏とのコラボ)。そういえば、そういうのあったっけ、くらい。たぶん私が見に行ってたら、頭がパンクしてたでしょう。それよりも、裕基くんの三番叟披き(これは見に行った)のことや、世田谷パブリックシアター狂言劇場での三番叟の映像をたくさん見られたのが良かった。もれなく亀井広忠さん!というところも。

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コメント

きびだんごさま

レポ、ありがとうございます。当日は私も中正面(5列、脇正面より)だったのですが、体調がかんばしくなかった(咳がとまらず、附子は一旦退席)上、友人といっしょだったのでご挨拶もできず失礼いたしました。

清水座頭、なぜか月見座頭と勘違いをしていて、はじまってからあらら?状態でした←おばか。最後の弓矢太郎で笑って終われて、楽しい3演目でした。

一緒に言った友人は国立能楽堂は初めてで、雰囲気とか、たたずまいとか、感激してくれていました。なんか、嬉しかった(笑)。

しかし裕基くん、頭小さい!のからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2017.04.02 13:50

からつぎさま
あの日、見所にお着物の方がとても多いように思いました。春だな〜と。そして、からつぎさまもお着物では、と休憩時間にチラチラ見たりしてたんですけれど。
咳はつらいですよね。もう良くなられたでしょうか。「附子」は狂言ではたぶん一番有名。時々、見るのもまた良し、って感じ。でも、万之介さーんでした。
月見座頭はわりとよくかかると思いますが、清水の方はそうでもないですよね。いつもながら演目構成に感心です。

お友だち、能楽堂がお気に召してよかったです! 私も昔は朝日ホールなどでも狂言を見てましたが、今はやっぱり能楽堂で、そうでなければ近場の三鷹とか府中に限る、なんて思ってしまいます。

投稿: きびだんご | 2017.04.02 21:13

こんばんは。
重ねて失礼いたします。咳、おさまりつつあります。ありがとうございます。

あの日、開演前に能楽堂内の喫茶(?)でお茶を飲んだのですが、そこにお着物の一団(3~40名)がいらして、やはりお着物の男性がちょこっとレクチャーっぽいお話をされていました。見事に全員お着物でしたので、どこかのカルチャースクールかなぁと思います。和服姿の方が多かったのは多分このせい(笑)。

私も見始めたころは手当たり次第に行っていましたが、今は基本は能楽堂。あとは近場あんど三鷹に限る、って感じです。草加のお隣の越谷のはたいてい行っていたのですが、今年はなんと3月31日で。さすがに2日連続はねぇ、ってことでパスしました。

来週はいよいよこんぴら、ららら~のからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2017.04.02 23:42

からつぎさま
今週は暖かくなりそうですし、体調万全で、いざ金比羅ですね

お着物率が高かったのには、そんな理由が。そういえば、わりと若い着物の男性もお見かけしたような。後ろの列の、万作家でお稽古?の方たちは、普通の洋服だったんです。そんなものなのねー。
最近、三鷹の東西狂言会に、とんとご無沙汰。そろそろ復帰したいのに、今年はGWの真っ只中とはからつぎさまはいらっしゃるんですよね。いいなー。

投稿: きびだんご | 2017.04.03 11:27

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