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2017.04.11

和テイストのハムレット

4月8日(土) 「ハムレット」 19:00〜 於・東京芸術劇場プレイハウス

作/W・シェイクスピア 翻訳/松岡和子 上演台本/ジョン・ケアード、今井麻緒子
演出/ジョン・ケアード 音楽・演奏/藤原道山 出演/内野聖陽、貫地谷しほり、北村有起哉、加藤和樹、山口馬木也、今拓哉、壤晴彦、村井國夫、浅野ゆう子、國村隼ほか

公演は翌9日スタート。珍しくプレビュー公演を見た。すっごく積極的にチケットを取ったわけじゃなくて、まあ見るかな、というくらい。事前情報もほとんど見ずに劇場へ行った。そうしたら舞台の作りが変わってる〜。舞台上と同じ位置の下手側にも観客席があって、ちょうど能舞台の「脇正面」って感じ。その席だと、四角い舞台(かなり傾斜がついてる)を挟んで、上手側の出番じゃない俳優が座ってる席に向き合うかたち。その上手側手前が道山さんの演奏スペース。私の席はふつうのM列23で、まあ正面席の少し右寄りってくらいかな。前日のSePTはM列4番でやや左に振れてたから、なかなか中央で見られないという巡り合わせ。そう、2日続けて、普通の劇場の能舞台ふう装置だったの(まあSePTは能舞台なんだけど)。衣裳も和洋折衷といいますか……。

私は前にジョン・ケアードの演出するハムレットを見たんっけ?と思ったら、そうじゃなくて、それはジョナサン・ケント演出(野村萬斎がハムレット)だった。あちらも、舞台装置が箱のようになってたりで、ビジュアル的に記憶に残ってるなぁ……。

今回のハムレットは、出演者が14人ということで、ホレイショーを演じる有起哉くん以外は、全員2役以上。内野さんがハムレットに、フォーティンブラスまでやるんだもーん。オープニングから、おや?と意表をつかれる。

先王の亡霊が出てくるまでがプロローグのように受け取れた。明らかにホレイショーがメインで、彼がとても寒そうなの。(寒そうな有起哉くんは「BENT」で記憶あるぞ)
そのオープニングの「おや⁉︎」はいいんだけど、城壁を守る兵士の台詞が不明瞭でイラつく。ここをもっと客席に届けてほしい。

プレビューということもあるのか、途中で流れが悪いと感じる場面もいくつか(ちょっと飽きる)。なんですかねー、長さのわりに山場がない、みたいな。なので、せっかくの芸達者なみなさんが勿体なく思える。あ、内野さんは最近の真田丸のイメージが強すぎて、若々しい姿に最初クスッとしちゃった。
浅野ゆう子?と思ってたけど、演技じたいは悪くなかった。いかんせん、王妃さまの存在感が……。こういうのって、宝塚出身の俳優さんだと「はは〜」とひれ伏したくなるんだけど。

オフィーリアとレアティーズ(貫地谷しほり、加藤和樹)がとてもフレッシュ。歌う場面が何度かあって、それが哀切に響いて効果的だったなぁ。

ところで、ポローニアス・壤さんは、ジョナサン・ケント版でもやはりポローニアスだったんだ!ふむむ。蜷川さんの舞台で見お馴染みだよね。やはりこういう人の存在は大きい気がする。
そして、蜷川といえば、わりと最近見た(2年前だ)「ハムレット」は平幹二朗がクローディアス&亡霊だったんだ。
*壤晴彦と六平直政の区別がつかない私を許して

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