« 快気祝いの会 | トップページ | 谷崎潤一郎展を見る »

2017.06.09

ノンビリできる日は映画でも見よう

6月9日(金) 「わたしは、ダニエル・ブレイク」14:35〜 於・下高井戸シネマ

監督/ケン・ローチ 出演/ディヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズほか 英・仏・ベルギー

先日、この下高井戸シネマで見た「人生フルーツ」、10時からなのにびっくりするくらい客が多かったのよね。その後、まだポレポレ東中野では上映しているので友人が見に行ったんだけど、日曜ということもあってか、補助席も出る盛況ぶりだったそう。

今日のこの映画も、人生フルーツほどではないものの、予想以上に入ってた。以前より明らかに客が増えてる気がするのは‥‥やっぱりシニア割引というか年金世代が増えてるってこと⁉︎
それはともかく。今日の映画はそんな老後とも関わってくる。

イギリスの話。ロンドンではなくてニューカッスル(だったかな)。ダニエルは59歳。突然の心臓病で長年続けてきた大工の職を失い(ドクターストップで働けない)、失業給付などなど社会保障の「闇」に直面する。給付されないけど、働けもしない。どうしろと? 「お役所」の対応も様々に理不尽。
そんな中で、同じように杓子定規な対応で切り捨てられようとしていたシングルマザーのケイティと出会い、協力し合うようになる。
遠いよその国の話じゃなくて、老人の貧困、若い女性および子供の貧困、それに対する組織の高い壁は、すぐそこにある。

ダニエルの隣に住んでいる若者も、ここではマイノリティでろくな仕事にありつけず、中国からの「輸入」で一儲けしようとしている。
そんな状況を描きつつ、でも登場する人たちはみな、ちゃんと生きてるし、努力してるし。

ダニエルをはねつけるお役所の中にも、規則規則だけじゃない人はいる。その優しさはわかっても、でも彼が福祉から拒絶されることに変わりはない。

折しも、今日はイギリス総選挙の結果が出たわけだけど、この映画のダニエル・ブレイクは私だ!という人は、増えていくんじゃないかなぁ。もちろん日本でもね。

と思うと、暗くなっちゃうけど、いや、自分の尊厳を守る、ということを普通の人である彼が身をもって示したんだなー、と。そう思えば、元気もでてくる。

|

« 快気祝いの会 | トップページ | 谷崎潤一郎展を見る »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 快気祝いの会 | トップページ | 谷崎潤一郎展を見る »