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2017.09.03

バックステージの緊張感!

9月2日(土) 「喝采」 14:00〜 於・本多劇場

作/クリフォード・オデッツ 訳/小田島恒志・小田島則子 演出/松本祐子 出演/加藤健一(フランク)、竹下景子(ジョージー)、浅野雅博(ポール・アンガー〈作家〉)、林次樹(ラリー)、寺田みなみ(ナンシー)、山路和弘(バーニー・ドッド〈演出家〉)、大和田伸也(フィル・クック〈プロデューサー〉)

前日の花組芝居は、見る前から相当消耗していて、面白かったんだけどもやや消化不良。……が、それでもスッキリはできていて、おかげで翌日の「喝采」は万全で見ることができた。これ、逆の順番だったら、両方ともダメだったかもしれない、と思うと、よくこんな風にチケット取った!と過去の自分を褒めちゃう。

物語は、初日を2週間ほど後に控えた舞台の主演俳優が降板して、急遽、代役に立つことになったかつての名優・フランクを軸に進んでいく。彼を買って抜擢した演出家に対して、お金第一のプロデューサーは事あるごとに彼を降ろそうとする。
フランクが「過去の人」になったのは、アルコール依存のためだけれど、妻との間にも問題がある。喧嘩とか、そういうことではなくて、見ている側からすれば「共に依存し合ってる」ように思える。そんな問題を孕みながらも、時は容赦なく過ぎていって、「台詞が覚えられない」と苦労しつつ初日も間近。(いや、大きな問題はむしろ初日が開いてから起きたのであった)
舞台上のメインは、この夫婦と演出家。山路さん、素敵でした。

バックステージものとして、代役を決めるところから、演出家や舞台監督の仕事、何をする、何を決める、などが単純に興味深く面白い。
人間としていろいろと困ったヤツであるフランクが、ほんとに天才型で「役が降りてくる」タイプなのはよくわかる。

竹下景子が演じた妻は、なかなか複雑な造形だけれど、いかにも彼女らしくふんわり着地したかな、と思う。それにしても、芝居が終わって浴びる拍手には、ほんとに魔力が宿ってるんだろうね。

舞台は、劇場の稽古場(または楽屋)とフランクの家、大きく分けてこの二つなんだけど、暗転での装置チェンジがスムーズで、注目しちゃった。

*山路和弘さんは、花組芝居の日替わりゲストとして、5日ソワレに出演予定。ご自身の舞台はその日マチネだけだからねー。でも、すごいエネルギー!

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