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2017.09.05

「ワーニャ伯父さん」を見るのは2回目かな

9月4日(月) 「ワーニャ伯父さん」 18:30〜 於・新国立劇場 小劇場

(シス・カンパニー公演 KERA meets CHEKHOV Vol.3/4)
作/アントン・チェーホフ 上演台本・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/段田安則(ワーニャ伯父さん)、宮沢りえ(エレーナ)、黒木華(ソーニャ)、山崎一(セレブリャーコフ)、横田栄司(アーストロフ)ほか ギター演奏/伏見蛍

ケラリーノ・サンドロヴィッチがチェーホフの四大戯曲を上演するシリーズの3作目。残りは「桜の園」ですか。この「ワーニャ伯父さん」は他に比べると上演される機会が少ない気がする……んだけど、どうかな。とりあえず、私は今まで一度しか見てないはず。
その1回は、あうるすぽっとで、ワーニャ伯父さんは木場勝己さん。というのだけは妙にはっきり覚えてるけど、他のキャストは綺麗さっぱり忘れちゃってた(演出は山崎清介)。
で、ちょっと調べてみたら、2009年2月のことでした。まあ、今回の豪華出演者に比べれば、地味なのは否めないな。

で、KERA版のワーニャ伯父さん、すごく面白かった。そもそも、チェーホフの中では受け止めやすい……のかもしれないけれど。小劇場という濃密な空間も良かったと思う。舞台も低く作ってあって(冒頭、散歩に出てたエレーナたちが客席通路をぐるっと回って上手側から舞台へ)、ほんと近ーい。

たぶんチェーホフの登場人物は、共感しにくい人ばっかりだし、背景となってる社会制度もよくわからなかったり。で、わりと客観的に眺めてしまいがち。今回もまあそうだけど、でも観察すると面白い人たちばっかりでもある。

最初に横田栄司演じる医師が、わりと長く舞台にいる。彼の確かな台詞術がまず空気を作ってるのかな、とも。いや、このアーストロフも変な人なのは確か。

2日に見た「喝采」で加藤健一が演じた役者が、「降りてくる」天賦の才を持っている人だったのを引きずっているのか、やっぱり黒木華ちゃんにそんな部分を感じた。北島マヤ系ね(今「ガラスの仮面」展をやってるせいもあるか)。宮沢りえにはそれは感じないの。きっちり固めて積み上げていく、みたいな。もちろん、実際にどうか、なんてのとは無関係に、舞台を見ててそう思っただけ。

空間に、メインの役者だけではなくて、ワーニャの母やばあやたちもしっくり嵌ってて、ほころびがないのねー。もちろん段田さんも、よかったし。というわけで、満足満足。

さて、最後に残る「桜の園」。思い切ったキャストで見てみたいな←特に誰かを思い浮かべてるわけじゃないけど。なんかねー、シス・カンパニーって俳優さんが多いからか、目新しさがない気がして。

ところで、今日5日はシアタートラム「心の罪」のチケットを持ってたんだけど、仕事を入れてしまい、オケピでかなり安く売っちゃった。それが4日の昼に成立して「受け渡しはどこで」となった時、その相手もこの日の「ワーニャ伯父さん」に行くことがわかって、じゃあ新国立劇場で こんなこともあるのねー。

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