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2017.09.04

「いろは四谷怪談」川組を見る

9月3日(日) 「いろは四谷怪談」 19:00〜 於・下北沢ザ・スズナリ

(花組芝居)川組
出演/加納幸和(お岩/お梅)、八代進一(高師直)、谷山知宏(お熊)、☆各務立基(塩冶判官)、丸川敬之(民谷伊右衛門、☆佐藤誓(大星由良之助)ほか
日替りゲスト(宅配便黒根隼人)…渡辺いっけい

本日は、追加発売の川組公演。やはり、加納さんがお岩とお梅を演じる川組の方が人気なのは致し方ないところ。この日は日曜ということもあって、通路に補助席をしつらえて、ギッシリ。私は前から3列目(A列)の右の方だったんだけど、直前まで空席があったら左に詰める(遅れて来た人は端の席に座る)というルールで2つ左に寄ったら、ちょうど真ん中あたりになりましたよ。

さてさて、山組の時と違って体調万全、ストーリーもわかってるから、くつろいで楽しめた。それはいいんだけど、あまりに記憶にないシーン(お岩の髪梳きとか)があって、私って意識を失ってたのかしらん。
メインのキャストが違うことで、こんなにも芝居が違って見えるのか、という新鮮な驚きもあった。まあ皆さんけっこうフリーダムでもあるし、日替りゲストはまたどんなふうに展開するかわからないし、だけどね。でも、それは大筋とは関係ない部分。

その違いの大元は、やっぱり加納さんの存在だと思う。山組のお岩・伊右衛門は、秋葉さんというボリューミーなお岩でちょっと笑えるのを、美斉津・伊右衛門が前に出ることでうまく運んでいく。いっぽう川組の方は、加納さんの存在感で丸川・伊右衛門はちょっとというか相当引いたポジションだもの。ちなみに加納・お梅は、メンヘラ女です。

両組共通なのは、由良之助役者がセクシー、ということ。タイプは全く違うけどね。佐藤誓さんは、子どものためのシェイクスピアなど山崎清介演出の舞台で何回か見てるけど、こんな役者さんだったのか、でしたわ。もともと、花組芝居には「ダンス要員」として入ったそうだけど。佐藤・由良之助は、側仕えの若者をバシバシ叩いちゃうんだけど、早速、トランペッターの体罰ネタを飛ばしてたわ。(贔屓のパブリックシアターだけに見ててちょっと複雑)

日替りゲスト・ 宅配便の渡辺いっけいさんは、小玉田左衛門(桂憲一)との二人のシーンに登場(山組ゲストの町亞聖さんは、インタビューしてた)。たまたま二人は大学の同窓生、だけれど、共演は初めてだって。

フィナーレ(宝塚ふう!)では、美しいドレス姿の加納さん。こちらもとても美しかったけど、山組の秋葉さんの「人間クリスマスツリー」の拵えの破壊力が甦って、ちょっと困った。

先日のアフタートークで、花組芝居のことを(どの作品かは不明。聞きもらしたかも)「歌舞伎の冒瀆」と渡辺保氏が言った、というのが印象に残ってた。そしたら、この四谷怪談では、冒頭の鶴屋南北の追善法要シーンで「歌舞伎の冒瀆」って言葉を入れてるのか、でした。
いろんな思いを込めた30周年の舞台。まだまだやるぜ!という熱さはしかと受け止めました。

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