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2017.11.08

「ハムレット」スピンオフ

11月7日(火) 「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」 19:00〜 於・世田谷パブリックシアター

作/トム・ストッパード 翻訳・演出/小川絵梨子 出演/生田斗真、菅田将暉、林遣都、半海一晃、安西慎太郎、松澤一之、立石涼子、小野武彦ほか

「ロズギル」と略して呼ばれるこの作品のことを、初めて聞いたのは小田島雄志先生の講座だったはず。それ以来、見たいと思いつつも機会がなくて(石橋徹郎、浅野和博の文学座コンビもあったと思う)、やっと。それが、若い女性に人気の二人でだなんてねー。
俳優にそう思い入れはないので3階C列から(28番)。ここ、最後列、出入口に一番近い通路際で、とても見やすかった。これからも、この辺を狙おうかしら。
そして、この3階も立ち見の若いお嬢さん方がズラリ。トータル2時間半だから、まあがんばれるか。

会場入口、モギリのところからはや、会場内撮影禁止! と書いてあるし、係の人も言ってるし。これって、主演の二人のうちのどちらかのせい?(笑)

そうそう、作者のトム・ストッパードって、「アルカディア」は見たなぁと、ちょっと探したら、「ロックンロール」てのも見てました。ロズギルは彼が29歳の時に書いたもの。

見たいと言ってたわりには内容は全く知らず(本家ハムレットにおけるロズギルは知ってる)、いやはや、ベケットが下敷きになってる「不条理もの」でありましたか。←つい避けてしまう傾向が。

最初、始まるともなく始まる、というか、舞台をガーガー掃除している人たちが。それが終わって、ロズギル登場からしばらく、二人の掛け合い。というか、第1幕38分って、ほぼそんな感じかなぁ。テンポのいいコントのような。そのやりとりで、ボケ&ツッコミの役割がはっきり。

林遣都(ハムレット)はともかく、小野武彦(クローディアス)と立石涼子(ガートルード)の出番は多くない。まあね、ロズギルの話なんだから。むしろ、半海一晃(座長)たち旅芸人の存在が最後まで大きいんだなー。この座長たちが、不条理感を掻き立ててるんじゃないかしら。あるいは(観客を)わざと撹乱してる?

そうそう、トータルで150分なのに、10分休憩が2回あるのは、ちょっと不思議。第1幕が終わった時、あれ?もう休憩だ、と思ったもの。多分、38分(10分)50分(10分)42分、くらい。タイムテーブルはあったけど、ホラ撮影禁止だし。

で、第1幕のテンポの良さに比べて、第2幕がちょっとドヨンとしちゃったかも。

じつは、二人のどっちがローゼンクランツでどっちがギルデンスターンか、よくわからない。彼らを呼んだはずの国王だって、わかってないんだし。常にセット。だから、ロズギルと省略しちゃうのも無理ないか。そして、開幕してしばらくコインの表裏を当てっこしてエンエン表が出続けるとか、方角が全くわからない、どっちから来てどっちへ行くのか? 答えがないまま、わけがわからないまま、殺されちゃうの。なんだよぉ、だよね。不条理ですわ。

ところで、当たるはずがないからタワムレに千穐楽を申し込んだら、1階L列のセンターが当たったのよね。これ転売したら儲かるんでは?と、悪魔のささやきが……。いけないことをする前に、定価で、菅田将暉ファンに譲った(岡山から見にくるはずで)。その時、闘病中のお父さんのことだけが心配だ、と言ってたんだけど、最近亡くなられた。さて、見にくる元気がもう出てるかしら。


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