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2017.11.05

英語版の「表に出ろいっ!」

10月31日(火) 「表に出ろいっ!」English version“One Green Bottle” 19:00〜 於・東京芸術劇場シアターイースト

(東京芸術祭2017 芸劇オータムセレクション)
作・演出/野田秀樹 英語翻案/ウィル・シャープ 出演/キャサリン・ハンター(父)、グリン・プリチャード(娘)、野田秀樹(母) 演奏/田中傳左衛門
吹替:大竹しのぶ(父)、阿部サダヲ(娘)、野田秀樹(母)

プレビュー公演。
勘三郎と野田秀樹(そして、黒木華と太田緑ロランスのダブルキャスト)で見たのは……7年前になるらしい。いやはや、と複雑な気持ちも。そういえば勘三郎が亡くなってもうすぐ丸5年になるのね。友人の息子クンの命日と近いので、どうもこの時期あたりから思い出しちゃう。

それはさておき。「THE BEE」でも印象的だったお二人、キャサリン・ハンターとグリン・プリチャードだから、外国人俳優といっても最初から安心感があった。今回、ブリチャードが娘なんだけど、デカイしどうしたって男顔なのに、すんなりはまってて違和感なし 野田秀樹が母親、ということもあるかしら。

初演を見たといっても、そんなには覚えてない。能楽師である父親の摺り足とか、ポップな色づかいの衣装とか、くらいかなぁ。今回も能舞台風のつくり。
私は客席の上手の端あたり(B列19。前から2列目、右から二つ目)。短い目付柱の外に演奏の傳左衛門が座られるので、私の席から傳左衛門さんまで3、4メートルというところかしら。こんなに至近距離だと、鼓を打つ前の「フーッ」という息を吹きかける音もよく聞こえるのでした。

家族3人、とにかくそれぞれに何かにハマってて、でも一人は留守番しなきゃいけない、という設定は同じでも、ハマるものが(娘だけ?)違う。そしてスマホ全盛の現代も思うわねー、バキバキ壊されちゃうんだけども。

キャサリン・ハンターの衣装はシックな色で袴っぽいもの。彼女がパック役で出演した舞台「夏の夜の夢」が映画になった時に見たんだけど、関節あるんですか?(でも体幹しっかり)みたいな身体能力に驚いた。その片鱗は今回も2度ばかり

みんな鎖に繋がれちゃって、それぞれに外に出なきゃいけない(実はアイドルのコンサートだったり、「たいした」用じゃない)のに出られない、深刻だけど笑える状況。目の前で起こってることだけみてればアハハだけどねぇ。

そういえば、英語版とのみ思ってて、見た後で、「One Green Bottle」とタイトルが付いてたのを発見 お母さんがそんなお話をしてたんでしたっけ……。つるっと流しちゃったな。


Img_1140

あっ、吹替イヤホンのことを忘れてた。舞台構造からも字幕はつけづらいかと思うけど、イヤホンもつらいものが。みんな吹替を意識して淡々と早口で喋るから(当然、個性も出さないよね)、得てして舞台の
上の声と重なって聞こえてしまう。ホラ私は「いっこしかできません」な人間だから、両方は聞こえないのよ、ってな感じで、ちょっとイラつく時も。「オセロー」と違って英語なんだから、イヤホンなしで!といければね。生まれ変わったらば

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