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2017.11.04

オランダ語上演の「オセロー」

11月4日(土) 「オセロー」 13:00〜 於・東京芸術劇場プレイハウス

(オランダ語上演・日本語字幕付 日本初演)
作/ウィリアム・シェイクスピア 演出/イヴォ・ヴァン・ホーヴェ 美術・照明デザイン/ヤン・ヴァースウェイヴェルド

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東京芸術祭2017「オセロー」。いま注目の演出家(2015年「橋からの眺め」でローレンス・オリヴィエ賞最優秀演出賞・トニー賞演劇演出賞受賞など)が、芸術監督を務めるオランダの劇団「トネール グループ・アムステルダム」を率いての公演。
私は同じプレイハウスで先に上演していた「リチャード三世」とのセット券を購入していた。

(感想が書けないでいる「表に出ろいっ! 英語版」も入れて、このところ池袋に通ってる。しかも外国人の演出家だったり、英語上演だったり。……意識の外だったけど、東京芸術祭だからか。)

8ページのパンフレット付き、というのはかなり親切。これも東京芸術祭ゆえね。というか、そういうガイドがなければちんぷんかんぷんだし。

プレイハウスの間口の広さと天井の高さは、先の「リチャード三世」で実感していたけど、ここでもまたつくづく感じさせられた。というか、舞台の左右および後ろを天井からたらした布が覆ってる、ってデジャビュのようでしたよ。しかも! まずそこにいるのは裸のおじさん2人。えっと、白ブリーフってとこで、つい古田新太が浮かぶのは、まあ致し方なし(笑)。

ところが次の場で、このいくつもの大きな布が波打ち、落とされる(巨大な扇風機みたいなのが3つは見えた)。そう、嵐の中を船が着いた! ここ凄いよ。形としての船はないのに、リアルに伝わってくるもん。

……でも、この後、台詞のやりとりが続いている時、やや意識を失ったりしてた。字幕は舞台後方のわりと上の部分に出てるけど、俳優と字幕を一度に見るのがつらくて。とまぁ、これは言い訳だわね。

第1幕80分の後、20分休憩。これで持ち直したというか、第2幕の方が動きがあるし、演出も面白くて。オセローとデズデモーナの部屋は透明な直方体の箱で、その内と外がうまく使われていた。スピード感も素晴らしい。

そして最後の悲劇へといくのだけれど、これまた先の「リチャード三世」同様、殺し方が生々しい。デズデモーナは枕をおしつけられて、しばらくバタバタしていて、やがて……。

とにかく視覚的な面白さやスピード感など、驚くことも多かった。でも、オセロー個人の物語としてはわかっても、さらに大きな世界(人種差別も含めて)は、受け止められなかったな……あ、zzz。

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