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2018.01.18

日暮里の森。35年前

1月16日(火) 「秘密の花園」 19:00〜 於・東京芸術劇場シアターイースト

(RooTS. Vol.05)
作/唐十郎 演出/福原充則 出演/寺島しのぶ(いちよ/もろは)、柄本佑(アキヨシ)、玉置玲央(かじか)、川面千晶(千賀)、三土幸敏(医師)、和田瑠子(女)、福原充則(中年男)、池田鉄洋(殿)、田口トモロヲ(大貫)

唐十郎作品にはあんまり近づいてない。今回もしのぶちゃんが出てなければ、見てはいないわね。
前に何を見たんだっけ、と、遡ってみたら、2012年1月にシアターコクーンで「下谷万年町物語」を見ていた。宮沢りえ、藤原竜也で、もちろん蜷川演出。そういえば、おぼろに思い出すことは……たぶんこの「秘密の花園」を5年後に思い出すのと同じようなことじゃないかと思う

しかもすっかり忘れてたけど、「下谷〜」は、1981年に西武劇場で初演された作品だ、と、劇中で語られる。いっぽう「秘密の花園」は、本多劇場のこけら落とし作品(1982年らしい)と、同じく役者の言葉で聞いたのでした。場所も日暮里だしね。

あの辺りが、ごちゃごちゃした場末イメージの場所なのかしらん。

で、「秘密の花園」のいろんなことは、説明不能、だわね。そりゃ一応の設定、大賀といちよは夫婦で、日暮里のボロアパートに住んでて、とか、あるけれども。あ、そういえば、大賀が町じゅうの銭湯から、菖蒲湯の菖蒲を一つ残らず取ってきたから、始まりは5月5日の話だったんだろうか。
ま、そんなことはどうでもよくて、理解しようとも思ってなかった。

しのぶちゃん、やはり上手い。でも、わりとこういう作品に出て、そして胸も出しちゃったりするわよね、なんて思ったり。柄本佑くんも、私にとっては「エドワード2世」(新国立劇場)の記憶が大きいんだけど、あの頃よりもずいぶん成長したなぁ、などと。
そうだ! 玉置玲央くんは劇団「柿食う客」の人で注目してるんだけど、前に見た何かと演技パターンが同じに感じられた。そういう部分を期待されてのことかも、だけど、なんだかね。

今とは全く違う、初演当時の時代の空気を、日暮里という具体的かつ架空の場の中で、少しは感じられたのだろうか。私はやっと東京に来たくらいかなぁ。


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