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2019年2月

2019.02.27

認知症の父と娘

2月24日(日) 「Le Père 父」14:00〜 於・東京芸術劇場シアターイースト(A列3番)

 

作/フロリアン・ゼレール 演出/ラディスラス・ショラー 翻訳/齋藤敦子 出演/橋爪功(アンドレ)、若村麻由美(アンヌ)、壮一帆、太田緑ロランス、吉見一豊、今井朋彦

 

公演が始まってからチケットを取った。日にちがないなぁと思ってたら、千穐楽が残ってたので! 芸劇のサイトでは、ラスト1枚でした。それがA列3で座席表では最前列の左端だったんだけど、行ってみたら左に2席作ってあった。カンフェティなどでも安くなってたようで、まあこの規模で見るにはお高いのではある。

 

認知症の当事者から見える「今」が舞台に現れるので、こちらは混乱させられ、なに?どうなってるの?と、認知の不安が……。その認知症の父親アンドレを橋爪功が全く「作った感」なく演じてすごい。

 

そういうドラマなんかはままあるけれど、常に周囲の家族や介護者から見る姿や現実だから、世界がどう見えてるのかを想像することにもなる。父親にとって、ある日の娘は結婚してパリを離れロンドンに行かなくては、だし、また別の日には、離婚してる。あるいはその父親のために夫婦でのバカンスを取りやめてたり。……のみならず、娘とその配偶者も、別の人物になっていたりする。
でも確実に症状は進行してて、最後には施設に入ってる。その看護師・壮さんが妙にセクシーなんですケド。
それでも、父親をなんとかしようと思う娘の姿は変わらない。そして、ブチ切れて父親に面と向かって悪態をつくのが配偶者(今井、吉見)なのが、ぐさっとくるんだわ。

 

俳優陣は、一癖も二癖もありそうな今井さん、吉見さん。ミステリアスな壮さんと、つかみどころのない不思議な魅力の太田さん。そこに真っ直ぐに立つ橋爪さん、若村さん、という感じかな。

 

今はまだ娘の側から見ちゃうんだけどね……。

 

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2019.02.26

ヘンリー五世、おかわり

2月23日(土) 「ヘンリー五世」18:30〜 於・彩の国さいたま芸術劇場(1階LA列17番)

 

8日の初日を見てから、2週間ぶりのさいたま芸術劇場。翌日が千穐楽だったから、ほぼ初めと終わり、という感じ(もちろんチケット争奪戦の残り物)。席は1階左バルコニー席(A席)。

 

 

 

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↑ 8日は2階から(ここはS席でした)。

 

役者さんが1階の通路をしばしば使って、その時、後方左右の出入り口を通るものだから(たいてい走ってる)、迫力だったわー。それほど見切れないし、意外と良い席だったかも。

 

冒頭の映像シーンは、2回目ということもあって、それほどじれずに見られた。親切ではある。でもねー……。

 

私が一番感じたのは、桃李くん(と溝端淳平くん)を前面に押し出す演出、ということかな。そりゃー、タイトルロールですし、当然なんだけども、戦闘シーンなどの見せ方がね。新国立のカンパニー!というのと比べると。

 

そうそう、フルエリン(河内大和)は、ずいぶん芝居の中に馴染んでたと思う。んでもって、ウエールズのネギの人で、舞台でも皆さん生ネギをガシガシかじって、それを咥えて出口にはけるから、匂いもしたわよ。

 

初日と同様、もう1回カーテンコールやってるな、というのを背中で聞きながら劇場を後にした。そして、快速に乗れそうだったので駅まで速足(駆け足)、ゼーゼー。お芝居の余韻が台無しという無粋な私。でも、それで家に帰り着いたら23時ジャスト。やっぱり遠い。

 

 

 

 

 

 

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2019.02.25

夜クラシックを楽しむ

2月22日(金) 「夜クラシック Vol.20」19:30〜 於・文京シビックホール 大ホール(1階15列1番)

出演/山根一仁(ヴァイオリン)、北村朋幹(ピアノ)

 

ドビュッシー「ベルガマスク組曲」より、月の光(夜クラシックテーマ曲)
シマノフスキ「神話ー3つの詩より第1曲『アレトゥーサの泉』」
シューベルト「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第2番」
バルトーク「ラプソディ第1番」
…………休憩…………
ドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品より第1曲」
ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第3番」
(アンコール)クライスラー「シンコペーション」

 

地元でこういうコンサートをやってくれたらいいのになぁ。若手のヴァイオリンとピアノでゆったりとした週末の夜でした。北村さんは今までに何回か聴く機会があった。山根さんは……初めてかなぁ。

 

トーハクの人出&待ち時間にグッタリした身体が、すっかり癒されました(トーハクはせっかく夜間開館なんだから、当初はこちらをパスして居続けようかとも思ってたけど、とても無理でした)。
ゆったりと静かに曲の世界を堪能。特にシマノフスキの曲は不思議というか面白いというか(ボキャブラリー皆無)、もっと聴いてみたくなった。

 

演奏者自身が曲の紹介をするのだけれど、山根さんはちょっとボソボソ言っててよく聞き取れなかった 北村さんも寡黙なタイプよね。でも、バルトーク以外は孤独な曲、みたいなことを言ってたような。
そうそう、山根さんの立ち姿(演奏する姿ね)がとても美しい。お隣さんはオペラグラス持参でしたわ

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2019.02.24

らくごカフェ

2月20日(水) 「噺の種」19:15〜 於・らくごカフェ

柳亭市楽
初めての宝塚歌劇団・星組、お血脈、棒鱈ーー仲入りーー景清

昼間、池袋の芸術劇場でマチネを見て、さて3時間ほどどうしましょ。……紀伊國屋書店にキノチケッチ(オンライン)で買ったチケを引き取りに行かねば!だったので、ちょうどよかった。それは、5月の玉川奈々福と柳家喬太郎の「熱海殺人事件」。要するに、この日は一日「演芸」dayだった。(書店をじっくり探検したよ)

市楽くんの勉強会は、まあ出来るだけ行くようにしている。他の会場では(前みたいに赤坂会館とか)行きにくいけど、神保町は便利だし。
本日ネタ出し(ネタおろし)は「景清」。私はそもそも初めて聞く噺かも。

最初に、初めて宝塚劇場に行った噺。これは長いマクラだと思ってたんだけど、ご本人がネタとして挙げてたので。とても楽しかったようで何よりです。というか、何をしてもどこに行っても、そのことを面白く喋れるものなのねぇ。

しかーし、落語って、数日たつと頭から消えてしまってる。次は早く感想を書こう

*2月25日は、らくごカフェ10周年記念、武道館公演ですって。ひゃー。

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昭和16年の話

2月20日(水) 「芸人と兵隊」14:00〜 於・東京芸術劇場シアターウエスト

(トム・プロジェクト プロデュース)
作/古川健 演出/日澤雄介 出演/柴田理恵(花畑良子)、村井國夫(桂銀作)、カゴシマジロー(春田左近)、高橋洋介(柳家亀鶴)、向井康起(春田右近)、滝沢花野(祇園桜子)

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これは出演者に惹かれたからではなくて、作、演出が、劇団チョコレートケーキのお二人だから、というのが第一。そして、(志ん生たちも行ったという)芸人の戦地慰問団の話だから、ちょっと興味があったの。

チケットも10日ほど前に、芸劇のサイトで買ったんだっけな。そしたら、その後で、安くなってるのを見つけちゃって……。でもまあ、好きな席(センターブロックの通路側)で見たからいいか。

始まったら、いきなり、振袖姿の柴田理恵と、羽織袴の村井國夫が! 寄席の正月興行(昭和16年)に出演してる夫婦漫才! 彼らがリーダーとなって、中国大陸への慰問に行くのが決まった、というところから。夫婦には一人娘がいて、結婚も決まってるけど、式は慰問から帰ってから。

芸人の一行は、この夫婦漫才の弟子の漫才師と、噺家、そして三味線漫談の6人。噺家だけは、前にも戦地慰問の経験がある。そして、舞台の進行に合わせて、それぞれの芸をひとくさり披露。これがねぇ、ちょっと微妙。どう見たら?って感じ。本職じゃないんだもん。

出発は昭和16年の2月。そこからは、舞台の上手前方に置かれたメクリに、場所が書かれて、それを出演者の一人がめくるかたちで(場所と言っても具体的な所ばかりではなくて、「別の町」などもある)。

だんだん戦況が厳しくなっていく最中の様子が背景的に語られる。その部分と、「どうやったら受けるのか」「芸を磨く」ことの両方がないまぜになって進んでいく。
のだけれども、ある日、一行の乗ったトラックが襲撃されて、たまたま助手席にいた「お母ちゃん」だけが犠牲になっちゃうんだよね……。それでも急遽、弟子と組んで舞台に立つ銀作。
皆が帰国した時には、ほんとに日米の開戦前夜だった。ピンでやっていくことを決めた銀作を、そっと見守る(幽霊ではなく「気配」としてかな)良子。

芸達者な夫婦漫才のお二人が、とても素敵で暖かい。チョコレートケーキっぽくはない、というのは、まあ当然ですわねぇ。

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2019.02.23

このところ

旅行のことも少しまとめたいんだけれそ、それよりも、今週の観劇記録が全く書けてないじゃん!

とりあえずは以下の通り。

20日(水)
東京芸術劇場シアターウエストにて「芸人と兵隊」
らくごカフェにて、「噺の種」

22日(金)
東京国立博物館「願真卿展」並んでなんとか見た
文京シビックホールにて「夜クラシック」

23日(土)
彩の国さいたま芸術劇場にて「ヘンリー五世」再見。
明日が千穐楽。同じく明日、千穐楽の世田谷パブリックシアター「チャイメリカ」は見ること叶わず。当日券を狙おうとか、オケピで、とか思ってたけど、最終的にそこまでのエネルギーがなかった。

今月はほんとにあれこれ魅力的な舞台が重なってて、取捨選択にはいろんな事情がある(日程とか、人気すぎて取れない、とか)。ま、それも含めて、納得のいく舞台をできるだけ見ていきたいものですわ。
でも、人気俳優が出る……というだけでは、選ばなくなってきてるな。

というわけで、個々の感想はまた。

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2019.02.21

週刊木曜ランチ4

2月21日(木)

少し春めいてきたかなー、と散歩コース(思ったほどは暖かくなかった)。 市ヶ谷駅から靖国通りを歩いて、靖国神社の向かい側。チリパーラー9にて。

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グリーン・ボム(bomb)のランチ1050円也。

ライスとチリビーンズの上に、これでもかと乗っかってるハーブたち。時々、たべたくなるんだわぁ。

ちなみに本日の日替わりは、ひよこ豆のカレーでした。それも良かったんだけど、前日にアジアンなカレーを食べたばかりでした。

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2019.02.18

週刊木曜ランチ:番外編

2月14日(木)

今回の旅行では、マカオは自力で観光して、香港は現地ツアーに参加した(考えるのが面倒なので、人まかせ、というのが正確なところ)。
香港のフェリーターミナルに集合……といっても、午前中の参加者は我々のみ。後の人たちは、香港の九龍半島側に宿泊してて午後からの参加。昼食の飲茶ランチは、そういうツアーご用達の店でした。

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↑店内。入ったところ。
飲食店がたくさん入ってるビルの地下にあるお店で食べたのだけど、日本料理店もあるのね。


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何かが特別おいしかった、ということはありませーん。


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2019.02.14

春節コレクション

2月14日(木)

宿泊先はずっとマカオなんだけど、今日はフェリーで香港往復。香港島の現地ツアーに参加してきた。
ガイドさんによると、今週いっぱいくらいはお正月の飾り付けはやってるとのこと。以下に昨日と今日、撮ったお正月の飾り。

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↑ホテルの地上階横(ロビー階はエスカレーターで上がったところ(1階)。

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↑セナド広場(マカオ)


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↑民政署(マカオ)

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↑上環フェリーターミナル(香港)


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2019.02.12

マカオに来たよ

2月12日(火)

羽田空港から香港空港へ

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↑空港内。空港だけじゃなくて、あちこちでまだお正月気分。

空港からフェリーでマカオへ。荷物はそのまま積み換えてくれるので楽でした。そして、マカオにて入国手続き。

↓左の青いのへ乗りました。窓の外には出来て間もない香港とマカオを結ぶ橋が見えてたけど、窓ガラスが汚れてて写真を撮る気になれなかったよ。


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派手な高層ビルやマンション、そして交通渋滞などに驚きつつ、ホテルまで。今日は移動しただけなので明日から観光(でも全然プランなし)。

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いま窓辺でこの光景を見ています。泊まってるホテルにもカジノあるよ。目指せ一攫千金


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2019.02.11

Queen:映画とテレビで

2月9日(土) 「ボヘミアン・ラプソディ」11:25〜の回 於・シアタス調布

見に行こうと思いつつも、ずっと行けないまま日が経ってた。地元のシネコンでは、いまだに一日4回上映プラス4D上映プラス応援上映で、6回やってる計算。
連休にはあちこち行きたい気分もあったけど、仕事も書の稽古もあるし、まあ基本ひっそくなので、映画くらいがちょうどいい。

クイーンの初来日って1975年だったっけ。はまってればドンピシャな世代だけど、当時は全然だったな。年の近いイトコきょうだいが、熱狂的なクイーン・ファンで、フレディ・マーキュリー大好きな記憶だけが、ものすごく残ってる。
とはいえ、その後、CD買ったりしたのは……たぶん、彼の死後のことかな。

映画はほとんど知らなかったクイーンの結成から、メジャーになり頂点を極め、そして……。ライヴ・エイドの映像が圧巻だったわー。曲づくりと、いろんなヒット曲も楽しい。確かに「応援上映」で、手拍子したり声を出したりしたくなるんだろうね。

偶然、その翌日、「関ジャム」がクイーン特集。先週の和楽器も面白かったけど、専門家や演奏者(イエモンの2人)が登場しての解説も納得。

で、実は明日からちょこっと旅行に行く。機内エンタメを調べてたら、当然「ボヘミアン・ラプソディ」が入ってたから、今度は飛行機の中で見るつもり(笑)。
さて、旅先で写真などアップできるかな。

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2019.02.10

初日観劇、2本め

2月8日(金) 「ヘンリー五世」18:30〜 於・彩の国さいたま芸術劇場

(彩の国シェイクスピア・シリーズ第34弾)
作/W・シェイクスピア 翻訳/松岡和子 演出/吉田鋼太郎 出演/松坂桃李(ヘンリー五世)、吉田鋼太郎(コーラス=説明役)、溝端淳平(フランス皇太子)、横田栄司(フランス王)、中河内雅貴(ピストル)、河内大和(フルエリン)ほか
(2階V列18)

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火曜日に「イーハトーボの劇列車」初日を見たのに続いて、こちらも初日観劇。私は初日や千穐楽などよりも、取りやすい日を優先してるんで、とても珍しい。つまり……他に大丈夫な日がなかったんですねー。さい芸のチケットサイトでやっとこ取ったのでS席とはいえ2階(正面まん中だけども)。
でも、この場所だったので、中2階の左サイドにある演奏ブースが見えて、見る前から、生演奏なのね、とちょっと盛り上がってた(ベースとドラム、キーボード)。

上にロビーの写真を載せたけど、これは右半分で、ぜーんぶ桃李くんへのもの。左半分はそれ以外の方となっておりまする。グッズ売り場にも長蛇の列だったわー(パンフとトートバッグ、クリアファイルという今回のグッズは別に販売)。いやはや、と人気ぶりを再認識いたしました。

ヘンリー五世は、同じく桃李くんがハル王子だった(そして鋼太郎さんがファルスタッフ)「ヘンリー四世」の続きなので、冒頭で前に見てない人に向けて(あるいは、おさらい)の、映像が流れた。

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2019.02.09

辰之助追善、夜の部

2月6日(水) 「二月大歌舞伎」夜の部 16:30〜 於・歌舞伎座

「熊谷陣屋」吉右衛門(熊谷直実)、雀右衛門(藤の方)、菊之助(義経)、歌六(弥陀六)、魁春(相模)ほか
「當年祝春駒」梅玉(工藤祐経)、左近(曽我五郎)、錦之助(曽我十郎)、又五郎(小林朝比奈)ほか
「名月八幡祭」松緑(縮屋新助)、玉三郎(美代吉)、歌六(魚惣)、梅玉(藤岡慶十郎)、仁左衛門(三次)ほか
(3階8列21)

追善狂言は「名月八幡祭」だけど、その前の踊りには左近くんが出演して、昼夜通じて一番ほっこりと見られた。逆にいえば、踊り以外の演目はどれも、ズシッと重いのですわ。

吉右衛門の熊谷といえば、義母がよく語ってた演目なので、久しぶりにそんなことも思い出しながら見ていた。配役もほんとに安定の方々。……の中に、菊之助の義経がいる、というのが少し新しいか。だんだんこういうのにも慣れてきたわね(見る方が)。そして、吉右衛門ー魁春ー雀右衛門、というのが、今の私には一番しっくりくる気がする。
これは千穐楽近くに1階から見る予定なので、さらに色々と味わいたい。

こういう重めの話の後で、踊りはやっぱり気分スッキリ。米吉(大磯の虎)、梅丸(化粧坂少将)も加わって眼福なり。

名月八幡祭は、田舎の一途な男を演じる松緑が、いかにも!で苦しくなるくらい。正直言うと、仁左・玉カップルが見たかった、という部分もあったけど、江戸の粋(かつ軽薄)との対比が鮮やかで、それがまた配役の妙と思える。
梅玉の鷹揚な殿様ぶりや、歌六の人情味などなど、ほんとどの演目も、揃ってる感がある。
とはいえ、だから新歌舞伎は苦手だ、と思っちゃうところもね……。

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2019.02.08

宮沢賢治ふたたび

2月5日(火) 「イーハトーボの劇列車」18:30〜 於・紀伊國屋ホール

(こまつ座 第126回公演)
作/井上ひさし 演出/長塚圭史 出演/松田龍平、山西惇、村岡希美、土屋佑壱、松岡依都美、福田転球、中村まこと、宇梶剛士ほか

前に井上芳雄主演で見た。いつだったかな、と調べたら2013年10月で、鵜山仁の演出、紀伊國屋サザンシアターにて。キャストも全員違う。というか、その時、石橋徹郎さんが出てたのか、とか、じゃあ暑苦しい三菱社員役だったんだよね、てな感じ。

今回は、まあ長塚さんらしい、というところね、色々と。
そういえば、松田龍平で以前見た舞台は、長塚演出の「冒した者」1本きりだし(他にどういう作品に出ているかも知らない)。そう、良くも悪くも、松田龍平だよ、と思いながら見てたんだ。去年、ドラマ「獣になれない私たち」をずっと見てたんだけど、あの恒星さんを彷彿とさせるような語り口。

出だしの役者たちの登場シーンでは、ふいっと「浮標」がよみがえった。椅子がメインの小道具で(後は可動式の窓とか襖の存在かな)、徹底的に人の力と声とで、大正〜昭和初期の、岩手ー東京での出来事が描かれる。

やっぱり一人で何役も兼ねる役者さんがいるから、たとえば山西さんなどは、えーっと賢治のお父さんじゃなくて……などと自分で確認してたりも。しかーし、岩手の刑事であるという本性をあらわした時の演技は迫力だったなー。「何を言ってるんだ、気楽なお坊ちゃんが」という怨嗟みたいなものが溢れてたわー。

村岡希美の声の説得力とか、土屋佑一の暑苦しさ(笑)とか、中村まことのいかがわしさとか、もうピタッとはまってたと思うよ。

そして、どの時代を描こうと、常に現代を映してる、ということも、井上ひさしなんだなー、と。彼が書いた頃よりも今はなんだかもっと状況は悪いんじゃないかしら。

前にも触れたけど、この日は歌舞伎座・昼の部の後でこれを見た。長時間だったけど、観劇ハイみたいで元気だよ!と思ってたのに、翌日、わーんイマイチ腰が……腰痛知らずで来たのに、ちょっと不安だったほど。やっと元に戻ってホッ。


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2019.02.06

辰之助追善、昼の部

2月5日(火) 「二月大歌舞伎」昼の部 11:00〜 於・歌舞伎座

「義経千本桜 すし屋」松緑(いがみの権太)、菊之助(弥助、実ハ維盛)、梅枝(お里)、橘太郎(おくら)、團蔵(鮓屋弥左衛門)、芝翫(梶原景時)ほか
「暗闇の丑松」菊五郎(丑松)、時蔵(お米)、松也(料理人祐次)、橘太郎(湯屋番頭甚太郎)、東蔵)四郎兵衛女房お今)、左團次(四郎兵衛)ほか
「団子売」芝翫、孝太郎
(3階8列17)

今月は辰之助三十三回忌追善で、昼の部は「すし屋」「暗闇の丑松」が、その追善狂言。

演目を見たときに「暗闇の丑松かぁ」と思ったけど、菊五郎、時蔵で、とても見応えがあった。というか、3階席だし、暗いしで、ビジュアルよりも台詞を充分味わったからこそ、だと思う。やっぱり、長年培ってきたものの力、と思うと、今更ながら、この年代になった辰之助も見てみたかったな。
松緑、菊之助らは「すし屋」に出てるから丑松には出ないけど、他はほんとに菊五郎劇団勢揃い、という感じで、その点でも追善の気分が上がる。
板橋の杉屋での喧嘩さわぎや、四郎兵衛方にいる料理人たちの若手ズラリも頼もしい。

頼もしいといえば、橘太郎さんが、「すし屋」では母親! 丑松では湯屋番頭と、180度違う役をやっててびっくり。特に湯屋番頭の軽やかさ、風情……いいわねぇ。

「すし屋」の弥助/維盛を菊之助が演じて、ソツなくよかった(笑)。でも、真面目に見てたものだから、幕切れあたりの維盛って、「上つ方はしょうがないなぁ」な物言いだな、と今更ながら思っちゃったわよ。
いがみの権太は、松緑によく合ってると思う。屈折してるしさー。おっと失礼。父親は40で亡くなったんだよね。私も平均年齢からいけば、あと20年くらいは彼を見られるかな。

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2019.02.05

観劇のハシゴ:4時間半+3時間半

2月5日(火)

歌舞伎座・昼の部。3階8列からノーンビリ見た。
お弁当は2階で買った「おでん弁当」。量が上品だったわー

次の予定が新宿6時半なので、銀座教文館で本を眺めたあと、4階のカフェへ。
銀座通りを見下ろす窓際のカウンター席が好みなのよね。

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こんな風に見えるよ。
銀座松屋は、以前とはまた違うルイ・ヴィトン仕様。

丸ノ内線で新宿三丁目まで乗って、紀伊國屋書店へ。地下でゴハンを食べた後、4階の紀伊國屋ホール。

「イーハトーボの劇列車」本日初日。そういえば、前回、井上芳雄くんで見たのは、新花巻の宮沢賢治記念館などなどへ行った後だったっけ、なんて思い出したりしてた。

盛りだくさんだけど、体力気力じゅうぶんで楽しめた(ので、ちょっと自信がついたぞ)。

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2019.02.04

中将姫&阿古屋

2月3日(日) 「国立劇場 文楽公演 第三部」18:00〜 於・国立劇場 小劇場

「ひばり(庚+鳥)山姫捨松」中将姫雪責の段
靖太夫/錦糸、千歳太夫/富助・(胡弓)錦吾
紋臣(浮舟)、一輔(桐の谷j、簑助(中将姫)、玉也(父豊成卿)ほか
「壇浦兜軍記」阿古屋琴責の段
津駒太夫・織太夫・津國太夫・小住太夫・碩太夫/清介、(ツレ)清志郎、(三曲)寛太郎
玉助(重忠)、文司(岩本左衛門)、玉翔(榛沢六郎)、勘十郎(阿古屋)ほか

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↑くろごちゃん、出動!

今月の演目を見たとき、わーい勘十郎さんの阿古屋だ、見る見る、と思い、その後で、簑助さんの中将姫に気がついた。2月の公演で、しかも6時からの第三部に出演されるとは、ちょっと意外だったので。

しかーし、演目を並べてみても、「雪責」に「琴責」ですもんね。なんというか……。そして中将姫雪責の方が、救いがないのよねぇ。千歳太夫の熱演にやや救われたかなぁ。こういう折檻ものって、わりとよくある、よね。
パンフの「技芸員にきく」が玉也さんで、今まで2回、岩根御前を遣っていて「あまり大きな声では言えませんが、ああいう役はやはり楽しいでうしょ。発散できますから(笑)」とある。豊成卿は初めてとのこと。

ツライなー、と思いつつも、簑助・中将姫をしっかと見た。

阿古屋の方は、直接的な折檻というわけじゃないから、まだいいか。でも見るたびに、よくこんなことを考えつくよね、と思ってしまう。そうそう、せっかく先月、歌舞伎座で上演されたのに、チケットを買ってあった玉三郎の阿古屋の日に行けなかったのは残念だった。
でも、文楽の方が集中できるかも。

今回の席は7列15だったので、床、特に寛太郎くんはかなり首を回さないと見えなくて、ほぼ舞台の人形に集中。勘十郎さんの遣う阿古屋が演奏する姿の良さに惚れ惚れ。
太夫の語りもそれぞれのキャラクターに面白みを感じた。

トータル2時間半ほどで、簑助&勘十郎も見られてほんとよかった、とは思うけど、演目が責&責なのはねぇ……

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2019.02.02

三鷹で落語

2月2日(土) 「柳家喬太郎みたか勉強会」夜の部 18:00〜 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

開口一番(あおもり・黄金の大黒)、喬太郎・本郷刀屋ーー仲入りーー歌奴・匙加減、喬太郎・親子酒

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年2回開催の喬太郎勉強会。近場だし、昼夜行ってもいいなと思ってたのに、夜しか取れなかった……ほんと人気だわね(今さらだけど)。
キャパがちょうどよくて、客席のどこに座っても見やすいと思う。喬太郎さんも、老若男女いろんな客がいるしとてもやりやすいと言ってたけど、リップサービスではないはず。一体感、かなぁ。ま、みんなほんとに聞きたくて来てるわけだから……。

さて、前座あおもりくん。2回目、だけども、前座はマクラなんて喋らないものと思ってたら、まあまあ止まらない。果ては歌っちゃう(「ルパン三世」のサビを2回も)。そのままの勢いで「黄金の大黒」突っ走ってました。

喬太郎さんは「落語ブームと言われて久しい」と喋りだして(タイガー&ドラゴンのことも)、「『落語心中』寄席」の話を。これ、1月31日(余一会)、浅草と池袋で行われたのよね。喬太郎さんは浅草にご出演、池袋にはゲストが篠井英介さんだったから、行きたかったなー。浅草の寄席では、なんと客席に岡田将生、成海璃子の二人が座ってたんだって。ドラマはちょうど何かの賞を貰ってたっけね。

1席目の「本郷刀屋」は、牡丹灯籠の発端部分……と言っても、何回か聞いてたのに久しぶりすぎてすっかり忘れてた。常に、だけど、ほんとキャラクターがくっきり。特に武士が主人公の時はそう感じるなぁ。

ゲストの歌奴さんは、端正な話しぶりで大岡裁きものを。これは初めて聞いたと思う。大岡越前は登場するけれども、それで騒動が収束に向かうってだけで、主役はあくまで……ン?大家かな。
綺麗な高座で、こういうタイプがいいな、と思うと、他にもいろんな人を聴きたくなる。

喬太郎さんの2席目、「親子酒」は、父親と息子だけじゃなくて母親も飲んじゃうパターン。湯のみで飲んでればお茶みたいだからワカンナイ、とかね。定番の噺も工夫次第でまた違う面白さが味わえるのね、と。まあ喬太郎さんだからこそ、とも思うけど。

8時20分過ぎに終演して、9時には帰宅してたから、ほんとに三鷹の落語はありがたいわー。これでもっとチケットが取りやすければ言うことはない……。

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2019.02.01

週刊木曜ランチ3

1月31日(木)

「天ぷら 天真」(平河町)

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ほたて野菜天丼のランチ、1700円(もずく酢、香の物、味噌汁つき)

本日は天丼の写真の代わりにお店を撮ってみた。カウンターとテーブル2卓(だったかな)と奥に座敷があるんだけど、カウンターに通されたのでちょっと撮りづらくて。

大将と女将さんと、女性が一人の、こぢんまりとした気持ちのいいお店。大きなほたてが食べたくて、ついつい野菜天丼(1300円)じゃなくてほたて天丼にしてしまう。
野菜は、カボチャ、蓮根、小ナス、アスパラ、ブロッコリー、椎茸、そしてフキノトウ(まだあったかも)。フキノトウのほろ苦さが、なんとも言えない。

今日はお客さんが早めに大勢入ったのか、12時半過ぎには終了となっちゃった(ご飯が終わったんだって)。

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