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2019.02.27

認知症の父と娘

2月24日(日) 「Le Père 父」14:00〜 於・東京芸術劇場シアターイースト(A列3番)

 

作/フロリアン・ゼレール 演出/ラディスラス・ショラー 翻訳/齋藤敦子 出演/橋爪功(アンドレ)、若村麻由美(アンヌ)、壮一帆、太田緑ロランス、吉見一豊、今井朋彦

 

公演が始まってからチケットを取った。日にちがないなぁと思ってたら、千穐楽が残ってたので! 芸劇のサイトでは、ラスト1枚でした。それがA列3で座席表では最前列の左端だったんだけど、行ってみたら左に2席作ってあった。カンフェティなどでも安くなってたようで、まあこの規模で見るにはお高いのではある。

 

認知症の当事者から見える「今」が舞台に現れるので、こちらは混乱させられ、なに?どうなってるの?と、認知の不安が……。その認知症の父親アンドレを橋爪功が全く「作った感」なく演じてすごい。

 

そういうドラマなんかはままあるけれど、常に周囲の家族や介護者から見る姿や現実だから、世界がどう見えてるのかを想像することにもなる。父親にとって、ある日の娘は結婚してパリを離れロンドンに行かなくては、だし、また別の日には、離婚してる。あるいはその父親のために夫婦でのバカンスを取りやめてたり。……のみならず、娘とその配偶者も、別の人物になっていたりする。
でも確実に症状は進行してて、最後には施設に入ってる。その看護師・壮さんが妙にセクシーなんですケド。
それでも、父親をなんとかしようと思う娘の姿は変わらない。そして、ブチ切れて父親に面と向かって悪態をつくのが配偶者(今井、吉見)なのが、ぐさっとくるんだわ。

 

俳優陣は、一癖も二癖もありそうな今井さん、吉見さん。ミステリアスな壮さんと、つかみどころのない不思議な魅力の太田さん。そこに真っ直ぐに立つ橋爪さん、若村さん、という感じかな。

 

今はまだ娘の側から見ちゃうんだけどね……。

 

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